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下町すみだ牧師館暮らし牧師の奥さん&文筆家・宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


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「大人のための子どもの本の読書会」
墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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たまには隅田川に犬の散歩へ
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いつもと違うルートを選んで、“ゆる散歩”に繰り出した。
夫がいないと、家事が楽になる。
部屋は汚れないし、洗濯物も減る。
食事はありあわせの野菜で済ませてしまう。
浮いた時間を使って、メルと少しだけ遠出をするというのは、
留守番の愉しみでもあるのだ。

たとえば荒川ならば、北千住方面へさらに進む。
河川敷の幅が広がって見通しがよくなり、日差しも明るい。
反対に小菅方面へ向かうと、少々暗い感じはするものの、
ビオトープがあって、トンボたちに出会う。
隅田川沿いを浅草まで歩くルートも楽しい。
ただし、道幅が狭いので、ボーダコリーには危険がいっぱいだ。
いつも以上に気を張って歩かなくてはならない。
同じボーダー仲間のひとりが、
「ボーダーコリーをここで飼えるのは、荒川河川敷があってこそ」
と言っていたが、その気持ちはわかる。
荒川があって、本当によかった。
そうでなければ、今ごろボーダーに必要な運動量の多さに、
日々、悩まされていたことだろう。

ありがとう、荒川。
でも、今回はゆる散歩が目的なので、
あまりに日常的な荒川を離れて、隅田川を歩くことにした。
目指すのは、浅草とは反対方面にある都立汐入公園である。
できたばかりのころはよく利用したのだが、
マンション暮らしの小型犬たちが続々と増えるにつれて、
すっかり足が遠のいてしまった。
おまけに、走れそうな芝生広場には、子どもの遊具もある。
つまり、どらちを向いても、
ボーダーの本能を引き出してしまう条件がそろっている。
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それでも、場所さえ選べば、メルとの散歩は快適にできる。
川面にいちばん近いコースは、たいてい無人なのである。
たとえそこを歩いている人がいたとしても、
日中に見かけるのは野外生活者のオジサンたち。
川沿いに住むのはルール違反だけど、ある意味では先住の人たちとも言えるのかしら?
たまには隅田川に犬の散歩へ_e0165236_22363085.jpg

この公園を隅々まで歩いてみると、
地面に高低をつけて、特に人が憩うスペースからは、
対岸にあるブルーシートのおうちが、うまく見えない作りになっているのがわかる。
そこにたたずめば、広がる緑と空に囲まれるのだ。
マンションの向きや作りについても、
ベランダから見える景色をうまく選んでいるようである。

汐入公園から始まる隅田川の向こうのまちは、この先も開発が続くようだ。
ここに来る度に、東京のまちづくりって何かな、なんて少しだけ考えされられる。
まあ、こんな風にまちを再認識することこそ、旅の醍醐味なわけで、
ゆる散歩の目的は果たせたのかな。

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まち歩きのツアーを行うときには、隅田川をはさんで、墨田区と足立区をつなぐこの橋から両岸の風景を見てもらうことにしています。ブルーシートのおうちが立ち並ぶ墨田区側と、新しいマンション群の立ち並ぶ足立区側の対照的な風景に、今という時代が表れているように思うからです。

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こちらは墨田区側の景色。
対岸に汐入公園ができて、ブルーシートのおうちは強制撤去が続いたそうです。以前は、ここにびっしりと並んでいましたが、今はこの通り。まちの美化のためには、よいことだと思います。ただし、ここより下流になっていくと、再びおうちは増えていきます。ただの空間移動ですね、これでは。最近の傾向としては、家はさらに大きく、きれいな四角形になっており、こうなると「ホーム」が「レス」という言い方は合いません。東京都がホームレス支援で力を入れているのは、都営住宅に月3000円ほどの家賃で住居させる、というものだそうです。でも、実際には入りたがらない人が多いのが実情なのだと、NPOの職員さんが教えてくれました。

たまには隅田川に犬の散歩へ_e0165236_22324974.jpg




こちらは汐入公園側です。隅田川に沿ってビオトープが設けられています。メルは葦の中を何度ものぞき込んでいました。何かいるのかな?



 
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でも、対岸のきれいな景色が見えるのは、川向こうと言われるわたしたちのまち側からなんですよね。整備された足立区側から見えるのは、昔ながらのすみだ。(左) 綾瀬橋のところには、こんな造船所がまだ残っています。この辺りには、馬を飼っている人がいるという話も聞いたことがあります。


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by Annes_Tea | 2009-08-15 23:16 | まちを歩く
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