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下町すみだ牧師館暮らし牧師の奥さん&文筆家・宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


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「大人のための子どもの本の読書会」
墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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荒川河川敷の春もよう

荒川河川敷の春もよう_e0165236_185255.jpg



「荒川アンダーザブリッジ」がアニメになるそうですね? 
この橋の下は稀少なトンボの保護地区です。


売れ残りのラナンキュラスを地植えにしたら、
昨日あたりから元気に花を咲かせている。
2つの苗はおまけにいただいた。
茎は折れて、息も絶え絶えな姿に、
あげるといわれても、と一瞬ためらったのだが、
こうして花をつけてみると、
連れ帰ってきてよかった、なんて思っている。
ほんと、現金なものだ。
寒い時にはあれほど億劫だったメルとの散歩も、
すっかり楽しい蜜月のひととき。
この暖かさ。お待ちしていました、
とわたしにも尻尾があれば振り回したい気分だ。

先日、小学1年生たちに好きな季節を尋ねた。
ダントツ人気は思った通りの「夏」。
先生も同じ ! と聞かれてもいないのに大げさに賛同する。
子どもたちの理由は、「プール」である。
わたしはプールには行かないなぁ。
夏が好きなのは、Tシャツと素足で過ごせるからだったりする。
紫外線は怖いけれど、お日さまは大好き。
でも、小学生うけしない理由だから、
海でも泳げるものねぇ、と話を合わせた。
一人だけ「秋」という子がいた。
理由は「自分の誕生日だから」。
なーるほど、それは納得だわ、と彼女にも賛同した。

荒川河川敷の春もよう_e0165236_1852179.jpg

数日前、いつものように荒川土手に行くと、
一夜にして、ブルーシートのおうちが増えていて驚いた。
分譲建て売り住宅さながら。
みっしりと、四角い箱(もはやホームがレスとは言えません)が
林立している。
山谷にある知り合いの教会では、
冬の間、野外生活者を会堂で寝泊まりさせる働きを続けている。
そうでもしないと、凍死してしまう人たちが続出するからだという。
春が来て、そこにいた方々も、河川敷に戻ってきたのかな。
こんなところにも季節を感じてしまった。

これまた別の知り合いの教会では、
毎週水曜日、野外生活者のための炊き出しを行っている。
初めて手伝いに行った時、
場所がよくわからず、足立区の図書館に飛び込んで尋ねた。
ところが、
そんなことここら辺でやってるんですか?
と逆に職員から質問されてしまった。
仕方がないので探し歩くと、
なんとその図書館のすぐ近くの橋の下ではないの。
わずか1分とかからない場所で毎週行われているのに、
まちの人には知られていないんだぁ、と思った覚えがある。
炊き出しの働きを続けて何年になるのだろう。
最近は、新聞やテレビでよく取り上げられるようになっている。

先日、その教会の牧師の奥さんと約束があって、教会に伺った。
彼女とは、同労の友である。
聞いてもらったり、聞いたりしているうちに元気が出て、
最後は一緒に祈って、はーあ、満足、という付き合いである。
おしゃべりに区切りをつけて一階へ行くと、
翌日の炊き出しの準備部隊が働いていた。
というわけで、わたしもパンの袋詰めを手伝わせてもらった。
300人分のパンの袋詰めは野外生活者へのお土産で、
当日の食事として提供するのは温かいスープと白いごはん。
パンや缶詰やバナナなど、
日もちのする食糧を提供できるようになったのは、
彼女たちの働きを聞きつけて支援を始めた
セカンドハーベストジャパンのおかげである。
セカンドハーベストの働きには以前から興味があり、
代表のインタビューなどよくチェックしていた。
思いがけず、目の前で彼らの働きを見ることができた。

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この日は、NHKの取材が来ていました。「で、何の番組?」と誰かが聞くと、「なんだろー」と誰ひとりわかっていませんでした。放映されたのでしょうかね。


それぞれに使命があって、
知らないところで社会は支えられていると思えば希望が生まれる。
彼らの働きを託されても、わたしには続かないだろう。
わたしはわたしで、
女性たちの応援を続けていきたいな、とあらためて思う。
春、心の内側にも芽吹きがやってきたかな。


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荒川河川敷には、こんな素敵な春の場所もあります。荒川河川敷の春もよう_e0165236_18532074.jpg
by Annes_Tea | 2010-03-18 19:07 | まちを歩く
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