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下町すみだ牧師館暮らし牧師の奥さん&文筆家・宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


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墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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牧師館のお茶会って?
                 Have a tea?
牧師館のお茶会って?_e0165236_23171867.jpg

『赤毛のアン』に「アンお茶にまねかれる」という章があります。
アンが人生で初めてお茶会に招かれた時のお話です。
新しく教会に赴任したアラン牧師夫人の発案で、日曜学校の生徒を牧師館のお茶にかわるがわる招くことになり、ついにアンのもとにも『グリンゲイブルスのミス=アン=シャーリーへ』と書かれた招待状が届きます。


牧師との結婚が決まったときに思い出したのがこの話でした。
ミセス・アランは幸せいっぱいの新婚さん。お茶会では、うすいピンクのオーガンディーの美しい服でアンを迎えてくれます。オーガンディーという言葉に特別な響きを感じて子ども心にうっとりしたことを覚えています。これから始まる暮らしも、少しはミセス・アラン風にいきたいものだなどと、結婚前の浮かれ気分で想像したものです。


ところが現実は、まるでスイートとはいきませんでした。
牧師館はあまりにも荒れ果てており、女性が暮らすには手を入れる必要がありました。まずはあかずの間をわけ入り、不要物を処分することから始まりました。リフォームで出る廃材とあわせて、その量なんと2トントラック7台分 ! 新婚時代の幕開けは掃除に明け暮れて、ティーポットで優雅にお茶を飲むなど夢のまた夢でした。


でも、こうして結婚から何年かが経ってみると少しずつ願いがかたちになっていることに気づかされます。教会で、あるいは教会の庭で、そして牧師館で、それはそれはたくさんの方々と一緒にお茶をいただいてきたな、と。さすがにオーガンディーとはいかず、庭仕事の合間にジャージ姿で通りがかりの客人と一杯、なんてこともめずらしくありませんけれど。


今年(2008年)は、『赤毛のアン』が日本で出版されて100年ということで、アンという文字を目にする機会がたくさんありました。牧師夫人でもあったアンの生みの親・モンゴメリー、そして、やはりクリスチャンである訳者の村岡花子さんの生きざまなどに再び触れる中で、もう一度、アンとの友情を取り戻したくなりました。


モンゴメリーの時代から時を経ても、牧師館は相変わらず人々と過ごす数だけ素敵なお茶の時間があるように思います。
ほんの少し、みなさんともほっとひと息つける一杯をわかち合えれば。
そんな気分でこのブログを少しずつ続けてみようかと思っています。
                                      2008年11月


             enjoy !
             
by Annes_Tea | 2008-11-24 21:54 | はじめての方へ
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