下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

『赤毛のアン』の講演や読書会ワークショップ、執筆依頼などは、下記のメールにてご連絡ください。







参加者常時募集中!

▷「大人のための子どもの本の読書会」墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


▷ つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
○詳細はここから




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カテゴリ:まちを歩く( 73 )
動物園さんぽでことばを取り戻す

上野動物園のパンダ。名前は何でしたっけ ?
平日、ベビーカー軍団に混じりながら、大人女子ふたりでパンダ観察。
もうかわいくって、ぞっこん。
 やはり特別な動物ですね。
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すっかりブログから離れてしまった。
中東での事件をめぐって、
インターネット上でやりとりされることばの数々に、
嫌気がさしてしまったのがきっかけだったような気がする。

後藤健二さんがキリスト者ということもあり、
面識のある人たちが私の周りには少なからずいる。
そのこともあってか、事件をめぐって、
フェイスブックなどで次々とコメントが流れてきた。
私は直接の知り合いではなかったので、
それらの投稿から、後藤さんの生きざまに触れる機会を与えられ、
感謝することも多かった。

とはいえ、
なぜ、どうして、なにが、
というのは、当事者にしかわからないし、
周りの人間がそれをことばにするには、
かなりの時間というものが必要だと私は思っている。
当事者ではない人間が、
さまざまに解釈するのは僭越というものだ。

不必要なコメントをより分けようと思うも、
ネットのことばというものは、
突然、心を切り裂くような場合があり、
コントロールが難しい性質を持つ。
ならば、少し発することも読むことも、離れようと思ったのだ。

もうひとつは、
ああ、私は犯罪被害者だったな、
と久しぶりに思い出していたためだ。
阪神淡路大震災の年だったから、
私が事件にあったのは、もう20年も前のことだ。

事件の報道によって、
フラッシュバックなどは起きず、元気ではある。
でも、映像を見るのは危ないだろうとは思っていた。
注意はしていても、ネットでは一方的に押し付けてくる。
こういうときは、しっかりとした自衛が必要だ。
イスラム国の報道を耳にしながら、
犯罪被害者の会で出会った
たくさんの遺族の方たちのことを思い出していた。
みんな、だいじょうぶかな ?

さて、沈んだ話はここまで。
日常生活はふだん通りに粛々と進んでいた。
今年はできるだけ人の話を聞くぞと意気込んで、
絵本作家や詩人、編集者、精神科医などなど、
すでにずいぶんトークに出かけている。

断然おもしろかったのは、
『あらしのよるに』シリーズなどでよく知られる
絵本作家のあべ弘士さんだ。
体験談と作り話との吊り橋を、
行ったり来たりの話しぶりが楽しくて、
何度も煙に巻かれてしまってはくすくす。

旭山動物園で25年間、飼育員としてのキャリアを持つ。
有名になる前の旭山動物園では、
冬の半年間、大雪のために閉園していたそうだ。
数人の飼育員と400頭 (だったか? )の動物たちとの蜜月。
動物と人との、ことばのない、ことばの必要ない世界。
よけいなことばが削られ、研ぎ澄まされていくときに、
本物の物語が生まれるのかもしれない。

あべさんの話に感化されてというわけでもないのだが、
先日、上野動物園に行ってきた。
年下の知り合いと、
ちょっとした用事で上野で会うことになり、
せっかくだからと動物園を歩いた。
博物館でも美術館でもよかった。
でも、あんまり天気のよい午後だったので、
大人の女子ふたりでぽくぽく歩いて気づくと3時間経っていた。

パンダを見たり、
かわうそを見たり、
ラマやオオリアクイなんかを見ているうちに、
ことばがこころに戻ってくるのを感じていた。
なんだろう、これ。
帰るころには、
さて、またブログや文章を少しずつ書こうかな、
などと思い始めていた。

新しい本のため、少しずつ調べものを始めている。
3月には地元で『赤毛のアン』の講演をする予定がある。
ことばもこころも整えていかないと。

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ペンギンの前で10分ほど観察。
思案中に見えるこのペンギンが気になって。
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水に入りそうな素振りを何度も見せるので、
今か今かと、人間たちは期待して待つも、
小気味よく裏切られました。
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フラミンゴも不思議な生き物。
『不思議の国のアリス』を思い出します。
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これ、楽しい。カワウソが出たり入ったり。
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じわじわと売れ続け、おかげさまで4刷!

アンが愛した聖書のことば

宮葉子 /いのちのことば社

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いまなおアンが愛される理由を、読み解いたエッセイです。女の子だったすべての大人女子に、あのころのときめきを。

こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

宮葉子 /いのちのことば社

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30の聖書のことばの本質を、やさしいことばでエッセイにしました。




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by Annes_Tea | 2015-03-01 23:40 | まちを歩く
夜桜とウクレレとアン気分

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夜桜を見たくなった。
地元生まれの夫は、 隅田川の桜にも花火にも、 わたしほどにはときめかない。 
おまけに風邪っぴきだ。
今夜がきっと盛り、どうしよう? 
教会のウクレレ教室の仲間を誘ってみた。 ふたつ返事だ。うれしい。
夜20時を過ぎてから、 大人の女性ふたりが自転車で川辺に向かう。
夜遊びだね、楽しいね、とかなんとか言いながら。
完全防備のわたしは、ニット帽と眼鏡とスートルのぐるぐる巻き。 
桜に冬服、あはは、と彼女に笑われる。 
なんか面白い、と言われて知らないうちに写真を撮られる。
フェイスブックにタグ付けしないでよね。念のため。
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白鬚橋のたもとから、浅草に向かって川沿いを走る。 
吾妻橋を渡ってぐるっと一巡りするつもりだ。 
創意工夫に満ちたダンボールハウスの並ぶあたりは真っ暗だけど、
少し先を見ればカーニバルの夜のよう。
暗闇にぼんやり浮かぶ白い桜のぼんぼりが、おいでおいでと手招いている。 
効果的にライトアップなどされているもんで、 こちらの気分も変に高揚する。 
えへへ、アン気分だね。 いい大人が、すっかり女子的。
見上げては、撮影。 立ち止まっては、チンドン屋を眺める。 
春休みのせいか、 墨田区側は、家族連れが多くて和やかだ。 
ちょっと花見のつもりが、 犬の散歩のように立ち止まってばかりいる。

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道を外れて、船着き場の近くまで水辺へ下りる。
友人は、背負ってきたウクレレを取り出して、
ぽろろん、ぽろろん。

ここで、オオトモさんが、なんとかオーケストラやったんだよ。
船に乗って、こっち向いて指揮して。と説明する。
オオトモさんって、あの音楽の人。あまちゃんの音楽とかやった人。
あの日、わたしたちは自転車部として依頼されて、かき氷自転車を出動させた。
でもね、寒くて、全然売れなかったの。
ただ、オオトモさん、ちゃんとかき氷自転車を漕ぎに来てくれて、さすがだなって思ったんだ。
会話の具合も、女子的になっていく。
女子って、いくつまで使うもんなんだろう?

ふたりで賛美したら、まちのために祈りたくなった。
今夜は墨田区のために祈ろう、と彼女。
あちら側の台東区のためには、また次のときにね。

スカイツリーと桜。隅田川沿いを歩いたら、
だれだって取り合わせて写真を撮りたくなるようだ。
撮影スポットは大賑わい。
自分撮りしている女の子たちがかわいかった。本物の女子たちだ。

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隅田川にようやくカフェ出店、とニュースになってたターリーズ。
木の箱のような小さな店。風景と調和していてうれしかった。

今年は人と会おう、自分から会いに行こうと決めて近場から実行中。
春だものね。動きたくなる。
 

こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

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by Annes_Tea | 2014-04-03 20:31 | まちを歩く
まちみてさんぽ「知られざる墨東キリシタン史を歩く」報告

11月2日に行われたまち歩きの報告写真が掲載されています。
以下のサイトをご覧下さい。
http://bokutomachimisephoto.tumblr.com/

今回は記録担当のフジシロさんが撮影して下さいました。
途中、予報にはなかった雨が降って、なかなか大変でしたが、
みなさんリタイアすることなく、2時間半みっちり歩きました。
最後は、かまぼこ兵舎の私たちの教会で温かいお茶を飲んでほっこり。
牧師のウクレレにあわせて「アメージンググレース」を、
日本語と英語で歌うというおまけをつけてみました。
(英語圏の方のご参加があったものですから)

クリスマスがどんどん近付いてきます。
その前にやることが山積みで、
先週まではかなり焦っていました。
気持ちがぱんぱん。もうだめかも。
というわけで、
3日間ほどやさぐれて、
夫に宣言をして、家事の手抜きをさせてもらいました。
こんなことで、すっかり回復しました。
すべてを完璧に、というのは無理ですものね。

アロマテラピーに使っているエッセンシャルオイルを、
最近、レモングラスに変えてみました。
今の気分に合っているようです。
メルのようにふんふんと鼻を動かして楽しんでます。

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今年のクリスマスカタログに、『こころのごはん』が掲載されてました。今年もぜひプレゼントにご活用ください。出版からすでに一年経ちましたが、今も読んで下さった方々からメールをちょうだいしたり、実際に訪ねてきてくださる方も少なくありません。本は出会いを与えてくれる素晴らしいツール。たくさんの出会いに感謝の一年でした。今年は読書会関係の活動がやたらと多かったように思います。年内は『赤毛のアン』と『クリスマスキャロル』です。


こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

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by Annes_Tea | 2013-11-14 21:56 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯8 旧五輪教会)
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「五島市教会巡りハンドブック」によると、下五島の教会は全部で21あります。いちばん大きい福江島の教会だけであれば、一日でまわれます。じっくりひとつのところを訪れたいのか、とにかく数を重視するのか、旅のスタイルで必要な時間が変わってくると思います。私たちはひと通りはまわりましたが、車から外観を見るだけにとどめた教会もいくつかあり、数を絞って見学しました。ただ、久賀島、奈留島という離島には世界遺産暫定リスト入りの教会があるので、こちらも訪れたい場合にはもう少し時間が必要です。交通手段である船の便が少なく、ツアー利用には予約が必要なため、前もって計画することをおすすめします。数年前に旅した方にうかがうと、久賀島に渡るだけでもひと苦労したそうですが、世界遺産登録に向けて、以前よりは交通手段が充実してきているようです。それでも時間の限られた旅人ゆえ、木口汽船の教会巡礼コースという定期観光を利用しました。実際に参加してみると、このような地道なツアーを続けこられた方々の尽力の積み重ねが、世界遺産登録への動きにつながったのではないかと感じました。案内してくださった方には、大変親切にしていただきました。前日までに電話で予約が必要です。私たちは上五島に渡る日でしたが、このツアーを利用すると、半日はかかるため、上五島には夕方着の船しか選べません。船と船との時間調整の難しさが、島旅ならではの味。ゆとりを持って組まないと、うまくいかないのが五島列島教会めぐりの旅です。

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半潜水式グラスボートのシーガルに乗って久賀島へ渡りました。

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これが久賀島の港です。向こうに見える緑の奥は、椿の原生林や段々畑で有名です。

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途中までは道もよく整備されています。ツアー参加者は全部で4名。港から車に乗り換えて出発。

*迫害の史実を伝えるべく、島オリジナルの聖歌があることを、今回の旅で知りました。五島の教会が背負ってきたもの、またその信仰をとてもよく伝えていると思いますのでそれぞれの教会ごとに紹介します。

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●浜脇教会
久賀島の残酷な迫害を乗り越えた信徒たちによって1881年に最初の会堂が建立されました。和洋ミックスの稀にみる教会建築で、これが現在の旧五輪教会の会堂です。浜脇教会は、1931年、台風にそなえた堅牢さを考慮し、五島初の鉄筋コンクリート造りの教会に建て替えられました。その際、資材を処分せず、五輪地区に教会をとの願いを受けて現在の地に移築され五輪教会となりました。その後、隣接した土地に五輪教会の新会堂が建てられました。恵みのリサイクルですね。浜脇教会では、信徒の高齢化が進んでいるとはいえ、日曜日の礼拝後は、みんなでランチやゲートボールをして、一日をゆっくり共に過ごす豊かさがあります。
 
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久賀島教会讃歌、詩中山利喜太郎、曲フランス聖歌
1.   浜脇教会。瀬戸の流れに、姿浮かべ。山を背負いて、立てる聖堂。神の住いと、民は集い。実り豊けき、いける信仰


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●牢屋の窄殉教記念教会
この場所で、キリシタン迫害史のなかでも際立って残虐な行為が行われました。1868年、明治元年になってなお、このような野蛮な行為が行われたことに日本人の恐ろしさを感じました。自らをクリスチャンだと信仰表明したばかりに、12畳ほどの狭い部屋に200人ほどが8か月の長きにわたって押し込められました。子どもたちは圧死し、あるいは餓死し、結局42名の信徒が命を落としました。案内の方が、その詳細を語って下さいましたが、気分が悪くなるほどの内容でした。五島の迫害の凄まじさについては、旅する長崎学というサイトによくまとめられていますので、リンクを貼っておきます。この非人道的な事件は世界の知るところとなり、外圧によってようやく禁じられるようになりました。フランクルの『夜と霧』を思い出しますが、人間というのは化けの皮を剥いでみると、本当に恐ろしい罪を抱えた哀れなものだとつくづく。私ももちろんその人間のひとりだという自戒を込めて。この迫害を子どものころに経験した方がまだ存命です。憲法九条も危うい今、つい最近まで日本とはこのような国だったことを私たちは忘れてはならないと思います。

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独特な雰囲気の場所でした。たくさんの人がとりなして祈ってきたのを感じました。静謐です。
久賀島教会讃歌、詩中山利喜太郎、曲フランス聖歌
2.   牢屋の窄殉教。茨の谷に、悪しき誘い。おそいくるとも、たじろぎなし。道のしるべと、仰ぎまつり。語り継がなん、猛き信仰


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車でどんどん山道に分け入っていきます。舗装された道路が途切れ、大丈夫だろうかというような細い道も,くねくね坂も、果敢に運転して行きます。乗っていた私たちの言葉数も少なくなっていきました。こんなところに教会や集落があるのだろうか、と思っていたら山の中で停止しました。ここから先は徒歩です。

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山道を下り、だんだんと海に近付いていきます。なんという透明度。熱帯魚が。

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●旧五輪教会
今回、いちばん行きたかった教会です。外観は和式建築、内部は三廊式、板張りリブ・ヴォートル天井、ゴシック風祭壇といった本格的な教会建築様式です。国の重要文化財に指定されています。知り合いの牧師は、バイクを積んで船旅し、この会堂に何時間も佇んで祈ったと教えてくれました。そういう気持ちになる教会です。

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久賀島教会讃歌、詩中山利喜太郎、曲フランス聖歌
3.   五輪教会。浜辺にそびえ、百歳(ももとせ)経て。思いで尽きず、恵み溢れ。先祖(みおや)の功徳、今も偲び。幾千代(いくちよ)までも、香る信仰


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これは現在使われている五輪教会です。1985年に建立。五島で最も新しい会堂です。旧五輪教会のすぐ隣に位置しています。
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目の前は、静かな港です。いったいどうやって礼拝に来るのかと案じていましたら、車以外に、漁船や海上タクシーを利用するのだそうです。礼拝に漁船で行くというのは、この島では日常的なことなのですね。

●以下、関連リンクです。
五島の迫害と殉教の歴史についてまとめられています。
旅する長崎学

教会めぐりの旅で役立ったサイトの紹介
ながさき旅ネット・教会めぐり
木口汽船(久賀島巡礼コース)
九州商船
ジェットフォイルがなければ島の旅は始まりません。ただし、台風には弱く、当日の朝にならないと欠航かどうかわからないので、余裕のある日程が必要だと感じました。私たちはまさに台風を逃げながら守られた旅で、天候に関しては奇跡の連続でした。フェリーはジェットフォイルよりは欠航になることが少ないようです。時間は何倍もかかりますが。
長崎巡礼センター

ここでひとまず、下五島の教会めぐりはおしまいです。上五島にはもっとたくさんの教会があるため、まだまだ旅は続きました。いずれ時間のあるときにまとめてみようと思います。来春に出す新しい本の準備と、秋のイベント、さらにはクリスマスの準備と、忙しい季節に向けて走り出すため、ブログの更新は滞りそうな気がします。五島の旅におつきあいいただきありがとうございました。

Newsその1 
私が案内するまちあるきはこちら。11月2日の13:00〜。2年ぶり、一回きりですのでこの機会にぜひ。

まちみてさんぽ「知られざる墨東キリシタン史」のご案内はこちら。Bコースです。

こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

宮葉子 / いのちのことば社


Newsその2
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by Annes_Tea | 2013-10-21 20:56 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯7 福江教会)
●福江教会
福江港から歩いて行けるところにあります。1910年ごろ、公立病院の病棟をそのまま購入し、教会にリノベしたのが始まりです。1962年、現在の会堂が建てられました。私たちが訪ねたときには、敷地内にある大きな家屋のようなものを取り壊している最中でした。(あるいはリノベかもしれませんが)。工事の方たちの休憩時間だったようで、たくさんの男性たちが座っていました。私たちが会堂内に入ろうかどうしようかと逡巡していると、「ここは普通の教会だよ」と声をかけられました。観光するほどでもない、という意味でしょうか。確かに、東京にもありそうないわゆるカトリック教会という感じだったので、入るのをためらっていたのですが。外観の写真はこれ一枚きりです。ここは、下五島の中心的な教会として、最も大規模な礼拝が捧げられているそうです。

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行って福音を伝えよう! 五島の信仰魂に敬服します。
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この教会には、大きなドラマがあります。1962年、新しい会堂が献堂されて5か月後に、福江大火が起こりました。市街地の大半を焼失するという、長崎県内では戦後最大の大火災でしたが、この教会だけは奇跡的に焼失を免れました。この話を、福江元気館というまちの商品販売や展示をしている施設で知りました。ここでは、福江大火以前のまち並みを再現した旧福江市街地の模型が見られます。壁には大火で焼失したまちの様子を記録した写真も展示されていました。何もない焼け跡に、十字架がそびえるこの教会だけが建っている。どこかでこんな写真を見たことがあると思ったら、阪神淡路大震災で被害を受けた神戸市長田区の当時の写真でした。私たちと同じグループの神戸栄光キリスト教会だけが焼け残り、震災支援の拠点となりました。震災直後、夫はバイクに飛び乗って、この教会まで走り、支援を手伝ったと聞いています。結婚前に聞いて、あら頼もしい、と思ったことを思い出しました。

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近くにある公設市場。残念ながらすでに店じまいでした。台風の影響で、一日早く長崎に帰ることにしたため、福江市内で過ごす時間ができて、まちをのんびりと歩きました。「福江をさくる」というまち歩きのマップが役立ちました。港の観光協会でもらえます。武家屋敷通りがあり、お城の門をくぐると高校という不思議世界。スーバーに入ると、魚があんまり新鮮で安くてびっくり。五島は水と魚がとにかく美味しい。知らない土地の日常を、少しだけ見せてもらえるぶらぶら歩きは楽しいです。

Newsその1 
私が案内するまちあるきはこちら。11月2日の13:00〜。2年ぶり、一回きりですのでこの機会にぜひ。

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by Annes_Tea | 2013-10-19 23:28 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯6 楠原教会)
日課のように更新していますが、じつはてんてこまいの日々でして。それでも片付けてしまわないとすっきりしないので、できるところまでは続けてみます。そういえば、11月2日には、自分のまちで、「知られざる墨東キリシタン史」まちあるきガイドを2年ぶりにします。東京文化発信プロジェクト、墨東まち見世2013のいっかんです。昔の教会の物語を今につなげてその光を手渡していくのは、ひとつの使命かしら、などと大げさに言えば。NHKの大河ドラマも、日本の近代化とキリシタンとのつながりを放映中なようですので、ちょうどよいタイミングかもしれません(あまり見ていませんが人づてに)。日本のキリシタンの歴史には迫害がつきものですから、いつも光と影がワンセットです。
まちみてさんぽ「知られざる墨東キリシタン史」のご案内はこちら。Bコースです。

●楠原教会
1912年に建てられた、鉄川与助の設計・施行による会堂です。五島に現存する教会としては、堂崎教会に次いで2番目に古い洋風建築の教会です。
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堂崎教会に通じるこれまた堂々たるゴシック様式レンガ造り。会堂のそばに休憩所が併設されてあり、壁には設立当時の写真などが展示されています。歴史的価値のある記録なのでぜひ見てほしいと思います。日中は自分達で岩を切り出して運んでは少しずつ教会を建て上げ、夜は生業として漁に出る。教会を建てるために日々の暮らしがある。どうやらそんな時代の信徒たちが、この教会を建て上げたようです。五島の教会は、文字通り、自分たちの手によって造ったという教会が多いことに感動しきりでした。

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似たような写真ばかりですが、この教会は写真でとらえるのが難しくて。周りの風景や建っている場所のせいでしょうか。さて。見下ろせば海と断崖。そんな場所にあります。

こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

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by Annes_Tea | 2013-10-18 23:49 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯5 水ノ浦教会)
●水ノ浦教会
日本の教会建築の第一人者と言われてきた鉄川与助が設計・施行に関わった美しい木造の教会です。鉄川与助の業績については、近年関心が高まっているようです。最後に関連リンクを貼っておきます。お孫さんの作ったサイトもありました。下五島の高い空、明るい緑、鮮やかな海の色に、白亜の教会がよく映えます。教会のようにボリュームのある建物は、周りの景色や色合いとの調和がより大切ですね。

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最初の会堂は1880年に建てられました。水の浦湾を一望する小高い丘の上にあるため、潮風で老朽化し、1938年に現在の会堂が建立されました。雲仙に建てるはずの教会が取りやめとなり、その資材を買い受けて工事が進められたそうです。

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中に入るとわかるステンドグラスの優美な光。こちらもお見せできませんが。

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裏山には十字架の道行きを体験できる場所がありました。こういう体験学習的な仕掛けもカトリックの面白いところですね。

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キリストの復活のシンボル、白百合です。でも、カトリックですとマリアの象徴なのでしょうか。

鉄川与助の教会建築 (LIXIL BOOKLET)

林 一馬 / LIXIL出版


写真集も出ています。
鉄川与助建築関連サイト1
鉄川与助建築関連サイト2
鉄川与助のお孫さんのサイト


こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

宮葉子 / いのちのことば社


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by Annes_Tea | 2013-10-17 11:46 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯4 三井楽教会)
●三井楽教会
1880年、ゴシック様式の木造の教会が建設され、90年もの間、大修理を重ねて大切に使われてきました。シロアリ被害によって解体を余儀なくされ、1971年に建て直されたのがこの会堂です。木造の教会は、どうしても湿気とシロアリにやられてしまうのが悩みどころです。

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陶器で描かれたモザイク聖画です。会堂内のステンドグラスは、地元のボランティアグループによって何年もかけて制作され、2005年に完成しました。

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日本一美しい砂浜と言われる高浜ビーチです。曇っていたために、写真はいまひとつですが。

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by Annes_Tea | 2013-10-16 23:47 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯3 貝津教会)
●貝津教会
1924年に建てられた素朴な木造の教会です。1952年の大改築で、三角屋根の尖塔が付け加えられました。下五島の教会の中で、私が特に好きになった教会です。会堂に足を踏み入れると、あっと声を上げるほど美しい光の彩り。ステンドグラスを通して、赤や青や緑のやわらかな光が、時間を重ねた長椅子や床の上で揺らめいていました。思わずカメラを構えたくなりましたが、やはり撮影禁止とありましたので、心に刻むにとどめました。

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私たちが見学をしていると、カトリックの巡礼らしい一群が入って来られました。代表の方が祈り、続いてみなさんで主の祈りを告白、他にも定型の祈りのことばのようなものを声を合わせて告白して終わりました。私たちとは違ったスタイルが新鮮でした。そういえば、「巡礼」ということばも、私たちは使いません。

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外からですと、ステンドグラスの美しさがわかりません。教会という場は、中に入ってこそ、本当の美しさを知ることができます。

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by Annes_Tea | 2013-10-15 21:25 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯2 井持浦教会)
下五島は平坦な島なので、海沿いの道を楽々と車で一周することができます。木々の色は明るく、視界も広く、窓から見える景色は穏やかでした。鬱蒼としたイメージを勝手に抱いていましたので、これは軽い驚きでした。上五島は自然が荒々しいので、下の島にゆっくり滞在した方がよいと地元の方に言われました。互いの島民感情に何かがあるような口ぶりでした。気になりつつも、旅人は静かに頷くだけにしておきました。

堂崎教会から福江港に戻り、時計周りに教会をめぐっていきました。
●井持浦教会
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明治初期、五島のキリシタン迫害がいっそう厳しさを増しました。その際に、唯一迫害を逃れた地域である玉之浦に建つ教会です。1897年、フランス人宣教師ペルー師の指導により建築。その後、1987年に台風の甚大な被害を受けたために取り壊され、翌年建てられたのが現在の会堂です。

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1899年、五島各地から珍しい岩石が集められ、ルルドが作られました。ペルー師は母国フランスから、ルルドの奇跡の泉水を取り寄せて注ぎ入れました。ルルドというものは、プロテスタントにはない慣習なので、私としてはありがたい気持ちにはなりませんでした。この教会は新しいこともあり、ひと通り見るにとどまりました。

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井持浦教会からしばらく車で上って行くと、こんな絶景に出会いました。

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日本最後の夕陽が見える大瀬崎灯台です。映画『悪人』のロケ地だとかで、ずいぶん看板が建っていました。地元ではちょっとした騒ぎだったのかもしれませんね。福江港から車でここまで1時間です。

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by Annes_Tea | 2013-10-14 21:37 | まちを歩く


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