下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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カテゴリ:牧師館で暮らす( 77 )
アートってなんだろう?
NYの38 West 39th StreetにあるIAM(International Arts Movement)のオフィス
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マコト・フジムラさんはIAMを20年前にNYで創設。わたしもIAM Japanのメンバー。今回のNYの旅ではようやくオフィスを訪ねることができました。ブログに紹介してね、と言われましたので、少しばかりIAMの雰囲気をおすそわけ。
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先日、NY在住の画家のマコト・フジムラさんと
サグラダ・ファミリア彫刻家の外尾悦郎さんの
レクチャー・トークショーにお招きいただいた。
お二人は同時代のアーティストとして意気投合して以来のお付き合いらしい。
静かに、でも確信に満ちて語る。
ことばのひとつひとつにむだがない。
どことなく通じるものを感じるお二人だった。

マコトさんの創作の原点には画家のルオーがいて、
外尾さんには建築家のガウディがいる。
当然二人とも実際の師匠に会ったことはないが、
作品を通して出会えたことの幸せを語る。
そして、
マコトさんはルオーの子孫に請われて
ルオー作品とコラボレーションしたことがあり、
外尾さんはガウディの意志を受け継いで
「見る聖書」とも言われるサグラダ・ファミリアの完成を目指している。
作品を通して時代を軽々と越えられるのは、
アートの面白いところだ。

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スペインに渡った20代の外尾さんは、
ガウディの愛弟子だった老人に尋ねたそうである。
「アートとは何ですか?」
その答えはとてもシンプルだった。
「人を幸せにするもの」
あ、そうか。
この答えはわたしの心にもストンと落ちた。

幼い時からリューマチで苦しみ、
貧しく、ほとんど学校にも行けなかったガウディが、
その孤独な子ども時代に自分を幸せにしてくれたものが、
ガウディの建築のモチーフには配されている。
たとえばそれは、小さな虫や野の草たち。
あの不思議なカタツムリやトカゲのモチーフはガウディの親友たちなのだ。

幸せのおすそわけ。
アートもことばも、
神さまから与えられた賜物はこうありたいもんだわ。
最近考えていたことにシンクロした。
でも、それにはまず、
自分の内側が神さまの喜びでうるおっていないとね。

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↑人と人をつなぐ場にはおいしいものが大切。というわけで、清潔なキッチン完備。グルメシェフもメンバーにいるそうです。いいなあ。


じつはじつは
夫はガウディ建築が大好きで、
今回の旅、当初はNYではなくスペインに行く予定だったのだ。
でも、準備不足と資金不足で断念。
だから外尾さんに
前々から知りたかったことを質問できたと喜んでいた。

カウディの親友たちに会いに、
ガウディ貯金でも始めようかしらん
と思う妻なのでした。

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マコト・フジムラさんのうっとりするような作品はこちらで見られます♪
http://www.makotofujimura.com/
IAMに興味のある方はこちらから
http://www.internationalartsmovement.org/
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by Annes_Tea | 2010-12-09 10:25 | 牧師館で暮らす
整骨院でからだをゆるめる
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秋のお初物をいただきました。思いがけない贈り物が続いています。励まされています。


肩と腰がかちんかちん。
疲れがなんだかとれない。
これって、もしかすると骨盤がずれている?
思い立って、久しぶりに整骨院に行った。
外反母趾で苦しんでいたときに探しに探してまあまあ地元で見つけたところだ。
まあまあというのは、ふだんの生活圏内ではないけれど、
自転車で行けるという距離のこと。

予約を入れようと電話をすると、名前が変わっている。
あの、と慌てながら尋ねると、
今月から名前が変わったという。
いつもお願いしていた院長先生は1年も前に退職されたとは。
最後に私が行ったのは3年前のこと。
3年前には、東京新タワーだって影も形もなかった。
時間は過ぎる。店もまちも人も変わる。
この整骨院は押上にあるから、
まちの変化に合わせて、名前やスタイルが変わったのかな。
整骨院のタイトルは消え、
こじゃれたアルファベットなのだ。

それでも予約をとって、
新しい先生に診ていただくことにした。
行ってみれば、以前と何も変わっていない。
先生たちも昔からいた人たちばかり。
整骨院のタイトルを外したのは、
整骨院にすると高齢者以外の方の足が遠のくとかで、
より気軽に体のメンテナンスに使ってほしいとのこと。
やはり新タワー効果と関係がありそうだ。
周りにマンションがどんどんできており、
新住人は少なくとも高齢者ではないものね。

というわけで、タワー建築が始まって以来、
初めて押上駅を利用して行った。
押上駅の真上にタワーが建てられているので、
そこいらじゅう、デジカメを持ったおばさまたちであふれていた。
カフェなんてものまで出現している。
どうなるんだろう、このまち。

体の方は思ったよりもひどくはなかったので、ほっ。
骨盤も正常に戻してもらった。
からだのすみずみまでゆるんで、
心のこわばりもついでにとれたようだ。
治療を終え、軽々と歩いていると、
「コーヒー150円」の貼り紙につられて
同じ通りにある古い焙煎屋さんに入ってしまった。
店のおじいさんはわたしを見ると
無言でうなずいて片隅にある丸椅子に座るようにと促す。
奥に入ったかと思うや、
すぐにコーヒーを持って現れる。
なるほど。注文とかはないのね。
少し酸っぱめのコーヒーをすすっていると、
おばあさんが入ってきて、
店で新聞を読んでいるおじいさんに言う。
「なかなか帰ってこないから迎えに来たわよ」
近所の人が通りすがり、店の人に声をかけていく。
レジはなくて、150円をおじいさんの掌に乗せて出る。
今のところ、押上の下町風情は変わっていないようだ。

からだは元気になったが、
左半身がなぜかかたいという原因を突き止めなくてはならない。
どうしてだろう?
鞄を持つのも字を書くのも右なんだけど。
思い当たることといえば、
いつも夫の左側で寝ているということ。
「寝返りがうまくうてていないのかもしれませんねぇ」と先生。
原因をつきとめるため、実験をすすめられた。
ということで、今夜は右側で寝てみます。

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からだすっきり。明るい気分になった私の心はこんな感じ。
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by Annes_Tea | 2010-10-14 00:28 | 牧師館で暮らす
変わる人、変わらない人
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奥多摩のさわのすけくん。地元の蔵元が経営する澤乃井園にいます。このすぐ下の川で洗礼式をおこないました。お寺の鐘がごーん、観光客が大勢という場所。でも、不思議なことに、洗礼式の間だけは人の波が引き、聞こえるのは流れる川の音だけでした。


何年経っても変わらない人がいる。

かと思えば、
こちらが驚くほどみごとに変わっていく人もいる。

人が信仰によって歩み出すお手伝いをしていく中で、
これは毎回感じること。

時間の長さではない。
その違いは何かな?
いくつも思い浮かぶことはあるけれど、
共通しているのは
「心をひらく」ということかしらん。

信じるからには、
信じる相手をよく知っておかなくては。
それが聖書のことば。
聖書のことばに心を開いて自分への語りかけとして受け取る。
受け取ったならばおこなってみる。
おこなう力も神さまが下さると聖書は言っているのだから、
それを信じて一歩踏み出す。

神さまは自分と親しく交わってほしいと願っている。
だから、礼拝を捧げる。
そして、おしゃべりするみたいに祈ってみる。

本当にただこれだけ。
聖書のことば、礼拝、祈り。聖霊の力。

その途中で、人生のゴミがあっちこっちと見つかる。
隠しておいたもの、
あるいはしまい込んで忘れていたようなものも出てくる。
そのゴミをひとつひとつ捨てていく。
このときどれだけ心を開いて捨てられるかが、
変わる人、変わらない人の分岐点だったりもする。
捨てる場所は、もちろん十字架だ。
十字架にはりつけました、
イエスさま受け取って下さり感謝します、と祈る。

こんなことを書いたのは、
最近、みるみるうちに新しい人生を受け取り、
鮮やかに変わっていく姿を間近で見せてもらったためだ。

洗礼式は7月二度目の奥多摩で極上の晴れの日におこなわれた。
いつも会堂でおこなうスタイルなので川での洗礼式を初めて見た。
時間にすれば15分かそこらだけど、
崖の上から見守っていたわたしたちにとってもかけがえのない時となった。

「昔はよく荒川で白い着物をつけた人たちが川の中に入っていくのを見た」
とSさんが言う。
あのネズミ色の荒川で洗礼を?
驚いて尋ねると、
「荒川も昔は澄んでいたましたからね」
と言う。
ただしこれ、60年ほど前の話だそうだ。

後で川に入った感想を当人に聞くと、
「どろどろしたものが全部洗い流されたみたい」
と言って笑う。

もうひとつ、
変わる人に共通しているのは、
「求める心」強く持っている人だ。
ただし、求める相手を間違えないように。
人はだめ。
結局のところあてにならないし。
やっぱりね、愛なるイエスさま、ということになる。

「求めなさい、そうすれば与えられます」

聖書を学び始めた人たちは、
このことばが好きなんですよね、と言う。

「たたきなさい、そうすれば開かれます」

ほんと、その通りだね。
いよいよ新しい人生の始まり。
おめでとう!

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by Annes_Tea | 2010-07-26 19:24 | 牧師館で暮らす
デジイチ復活
e0165236_2321157.jpgデジイチ復活ついでにシャンプーしたてのメルを撮ってみました。いつもよりすまし顔なのね。


タイトル通り、デジイチが日常に戻ってきた。
じつはここ2週間ほど、
PCに画像を取り込むことができなくなり困っていたのだ。
説明書を読んでもわからない。
そこでメーカーのサービスセンターに電話をした。
対応は親切で問題ないのだが、
残念ながらマニュアル外のことだったらしく、
何をどう聞いても要領を得ない。
質問をする度に何分も待たされる。
人がクレーマーに変身するのはこういう瞬間なのだろうなあ、
と思いつつ
クールダウン、クールダウンと唱える。
イヤミさんにならないようにしなくては。

でも、最終的には、
このデジイチはMac向けではないという結論に至って
あ、もう結構です。という終わり方になってしまった。
モヤモヤする。
と思った瞬間、なんと速攻で折り返し電話がきた。
同じ女性ではなく男性の声だ。
番号も名前を告げていないよ、わたし。
ナンバーディスプレイ表示を見てかけてきたのだ。
今の時代、恐ろしい。

なんでもさっきの女性が誤解を招くような受け答えをしたので、
それを撤回すべくかけてきたらしい。
この人は開発の人かな? 
打てば響く。
わたしのモヤモヤはすぐに消え、
解決の糸口を得ることができた。
ちょっと企業力を感じた出来事だった。

ところが、その彼のアドバイスをもってしても、
画像は1つも読み込めない。
うーん、こうなったら秋葉原の修理センター行き?
と思った瞬間、あ、と気付いた。
発想の転換。
悪いのはMacでもデジイチ本体でもないかもしれない。
もしや、と思った通り、
SDカードが不良品だったのだ。
カードを交換したらあっけなく問題は解決した。
それにしても、
どうしてこんな簡単なことに誰も気付かなかったのだろう?
大手メーカー品の新品で、わりあいと高価だったから、
安心しきっていたのかもしれない。

問題を複雑にしているのは、
結局いつも人間自身なんですよね。
それにしても、ちゃんと交換してもらえるかしらん。

デジイチが無事に復活したので、
明日の洗礼式は撮影隊員になれそうだ。
新しい人生の始まりだもの、
きれいに撮ってあげたいな。
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by Annes_Tea | 2010-07-17 23:06 | 牧師館で暮らす
カラダからわかること
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デジイチはお休み中。コンパクトだとボケ味が出ませんね。ミニトマトの初収穫をしました。


今日は「からだクイズ」をひとつ。
息抜きにいかがですか?

まず、ひざに手を置いて下さい。
次に、何も考えないで、げんこつを握って下さい。
手はどこにあっても構いません。

握ったげんこつの形を眺めて下さい。
どうでしたか?

1親指がげんこつの中に入っている
2親指がげんこつの外にある

これは身体の緊張度をはかるクイズなのだとか。
1の人は、ストレスあり。
2の人は、ストレトフリー。

ちなみにわたしはストレスフリー。ほっ。

でも、同じグループの女性たちは、
私ともう一人以外、みな親指を握り締めていた。
中には親指がげんこつから外に飛び出ている人も。
この場合はストレス過多。
聞くと、受験生を家庭に抱えているのだとか。納得。

このクイズは、
子どもと身体の発達に関する勉強会で教わったちょっとしたお遊び。
お遊びだけどこの手のものは盛り上がる。
日本人はストレス有りの結果の方を嬉しがる傾向があるのだとか。
頑張ってるね、大変だものね、
と太鼓判を押されたような感じなのかな。

子どもを教えている仕事もしているので、
子ども周辺の勉強会に参加する機会がある。
これはそのひとコマでのこと。
年々増えている。あれ? と思う子どもたちが。
鉛筆をうまく握れない子、
じっと座っていられない子、
体をまっすぐにしていられない子。
これは、たんに行儀が悪いというのではなく、
小学校に入る以前の生活と関係があるらしい。
詳しく書くと大変なことになるので、
つまり、でまとめると、
十分な外遊びをするべき時期にしてないことが大きな要因だという。

先生たちの子どものころの遊びは?
と聞かれて、
ゴムだん、缶けり、ケンケンパー、だるまさんがころんだ・・・
とまあ、出てくる出てくる。
ポコペン、というのは初耳だった。
では、今の子どもたちの遊びは?
と聞かれれば、やはり出てくるのはDS。
使う身体の機能も心の場所も違うなあ、これでは。
わたしは草ぼうぼうの空き地を探して入り込むのが好きだった。
野の花で頭飾りを作ってアンごっこ。ははは。
さすがにドラえもんのようにドラム缶はなかった。
そういえば近ごろはドラえもん人気も落ちてるしなあ。
例文作りに便利だったドラえもんの登場人物がいつまで使えることか。

この辺りは下町のせいか、
子どもたちは外を駆け回っている。
ゴエモン先生遊べる? と来る子どもたちは、
目を離すと会堂をほふく前進したり
長椅子の上を飛び回っていたりして元気。
おいおい、と言うのはわたしの役回り。
でも、遊びに来なくなった子どもたちのグループは、
目を離すとDSを取り出して無言で並んでぴこぴこやっていたっけ。
この前、こんちわ~と声をかけられて見ると、
そのグループの子たち。
みんなで黒いTシャツを着ていたので驚いた。
黒かあ。なんだか迫力があった。

小学生になる前に、
身体機能をさんざん使って、
そろそろぼくたちも頭を使ってみたい、
なんて状態で学校に入るのがベストだという締めくくりに、
では現場ではどうするのか、と話し合いは続いた。
使いきれなかった身体のチケットは、
後々まで別の形で弊害として表れるらしい。

靴下が好きではないのも、
その理論でいくと使いきれていないチケットと関係があると聞いて、
どきっ。
わたしは靴下が本当に苦手で、
あちらこちらに抜け殻があって家族にいやがられている。

まあこういう学びは、
知ったから解決するものではないが、
知っていればそこに気を取られずに済むのは助かる。

もうすぐ夏休み。
遊ぼうね、みんな。
カラダをうんと使って。

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チビゴーヤはここまで成長。緑のカーテンの辺りは不思議な青い香りがしています。ゴーヤのあの苦み成分と関係あるのでしょうか?
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by Annes_Tea | 2010-07-12 01:21 | 牧師館で暮らす
選挙事務所で働いたあのころ
e0165236_23453536.jpgゴーヤの花はまだまだ咲き続けています。これは雄花。でも、実は2個だけ。雌花が見当たらないのはなぜでしょうね。


忙しい1週間。よく歩き、よく話した。

メルとは夜の散歩が多く、
おかげでひとつ発見した。
東京スカイツリーのすり鉢状の部分に、
明かりが灯るようになっていた。
第一展望台だと聞いているが、
これは単なる実験?
あるいは工事のオフィスでも入ったのかな?
地元のケーブルテレビではよくスカイツリー特集をやっているが、
毎日本物を見ているので、
かえってニュースを素通りしてしまう。
スカート部分ができる以前は、
どう見ても巨大な煙突にしか見えなかった。
でも、あれは千住にあったお化け煙突へのオマージュなのだと知って、
なるほど、と思った次第。
やはりときどきは、地元民として知ろうとすることは必要ですね。

さて。
書こうと思ったのは、少し違う話。
選挙ですね、と言いたくなったのだ。
日曜日なので礼拝の前に投票を済ませて来る人が多い。
わがやは日曜日の夕方に、
さて行きましょう、というのがいつものパターン。

政権放送を見ていると、
これまでの政治がどれほどだめかと聞かされることが多い。
そんなにもだめな政党、だめな政治家、だめな首相なのね。
聞いていると暗澹たる気持ちになる。
よくないなあ。
勝つために相手の揚げ足取りというのはいただけない。
心に満ちているものを口が話す、と聖書にある。
みなさん、まず心の内側を成熟させて下さいよね。
内輪もめすれば国はすたれる。
これも聖書のことば。
このままではすたれる一方かな。

菅直人という政治家のことは、
昔からなんとなく気にしてきた。
厚生大臣になって薬害エイズ事件で説明責任を果たしたときは、
やったね、がんばれ、なんて思っていた。
でも、時が経ち、
年金問題で失敗をして、
お遍路さんで禊ぎという発想にはがっかりした。
でもまあ。
ここ最近の首相に比べれば、
国のリーダーのために祈ろう
という気持ちにはさせてくれる。

大学時代、菅直人事務所で選挙のバイトをしたことがある。
社民連時代だから、ああなんて昔のこと。
菅直人に心酔して、とか、
政治に関心があって、とか
そんな志のある学生ではなく、本当にたまたま。
吉祥寺のバイト先の若社長から、
手伝ってあげてよ、と軽く頼まれたのだ。
「自民党に比べると時給は安いんだけどね」という前置きつきで、
「でも、市民のために働いてくれる人物だから」
というようなことを言われたっけ。
そのときのわたしと言えば、
人物像のことよりも、
自民党のバイトはそんなにも時給がよいのかと思ったことを覚えている。
本当に浮わついた学生だったのです。はは。

うぐいす嬢のような華やかな仕事ではなく
(でもあれ、日焼け対策が大変そうでした)
事務所で電話をかけて、
「菅直人をよろしくお願いします」なんて言っていた。
事務局長だったか秘書だったか立場は忘れたけれど、
マスコミを辞めてまで手伝っているという若い女性がいた。
鼻息荒く働いている女性を見たのはあれが人生で最初だったかも。
どうしているのだろう? 
願った通り政治家になっているといいけれど。
菅さんは市川房枝の手伝いから始まった人で、
市民運動出身ということもあり、
おばさまたちに人気が高かった。
おばさまたちがおにぎりなんかを差し入れして大勢出入りしていた。

当選した祝杯は、
三鷹の居酒屋のような場所だったと記憶している。
私たち大学生は少し見に行っただけで席にも着かなかった。
酔って(あるいは日焼け?)赤い顔をした菅さんが、
「ありがとう」
とわたしたちぽやぽやした学生に手を差し出した。
握手したかどうかは忘れてしまったけれど。

あの頃の志を持ち続けていればいいな、と思う。
とにかくみなさん、
内輪もめだけはやめましょう。
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by Annes_Tea | 2010-07-09 23:52 | 牧師館で暮らす
雨降り、巣ごもり


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去年植えたジューン・ベリーが花をつけました。
ひょろひょろした枝からいきなり花だとは、びっくり。


冬物を洗濯して衣替えもほぼ完了だと思っていたら、
また冬に逆戻りのような一日だった。
それでも春になったのだからと薄着でいたが、
とうとう我慢できずにフリースのセーターを引っ張り出した。
レギンスも一枚では寒い。
靴下もコットンよりはウール混紡だわ、
とあれこれ着込んでいるうちにおかしなかっこうになった。
今週は書いたり、準備したり、家仕事が多く、
おまけに雨となると、へんな服装の方が不思議とやる気が出る。
フリーランス時代の同業者に、
起き抜けにパジャマというのがいちばん執筆気力が起きるという人がいたっけ。
でも、牧師の奥さんたるや、
いつなんどき人が訪ねて来るかわからないので、
やっぱりあんまりへんてこでもいられないのが残念だ。

夫の方は高校の入学式に始まる一連の行事に駆り出され、
今週は連日の留守続き。
雨の中、懇親会のバーベキューがあったりと先生も大変そうだ。
今年はどんな生徒たちとの出会いがあるのだろう。
卒業式でもらったという生徒たちからの寄せ書きノートを見て、
あ、ちゃんといい先生をやっているんだ、
と安堵したり、嬉しくなったり。
表紙の似顔絵はメガネにおヒゲのチャーリーブラウンみたいでした。

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引っ越しを手伝った卒業生からのプレゼントだとか。
メルカラー(白×黒)のペンギンの正体は、修正テープなのでした。


雨降りの日は、メルは思ったような散歩ができず、
ものうげな顔をしてわたしを見る。
ボーダーコリーは見張ることがひとつの使命だから、
メルの視線をいつも感じて暮らしている。
このところ多忙の夫に代わって
メルの散歩日課を真面目にこなしているだけあって、
メルとの関係は良好である。
一緒に過ごす量が多いほど関係が深まるのは、
人間でも同じですね。

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by Annes_Tea | 2010-04-15 23:52 | 牧師館で暮らす
春を見つける
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今年は個人的に読書年です。
和風の小物はあまり使わないのですが、
バーナードリーチのうさぎは好き。
これは文庫本用。
単行本のカバーは、尾道で買った白い帆布のものを使っています。
でも、ちょっとごわごわしていて、
つけかえる時に、本を傷めないかと慎重になります。



寒い夜、祈り会に来たSさんとお茶をいただいた。
冷蔵庫の野菜室に2個の紅玉を見つけたので、
混ぜるだけのリンゴケーキを焼いたのだ。
バスを乗り継いで来たSさんは、
いれたての中国茶をひと口含むと、
「ああ、幸せ」
と目を細めた。
「こんな心持ちで生きていけるなんて想像もしてなかった」
とも言うと、口をホの字にして笑う。
もうすぐ傘寿を迎えるSさんが言うと、
「幸せ」ということばに重みがある。

リンゴケーキはだれに出しても美味しいと言ってもらえたが、
実は、ふるった粉を入れ忘れた代物だった。
りんごとたまごと砂糖を混ぜ合わせたものをオーブンに入れてから、
あれ、なんか妙に水っぽいな、と思ったところでようやく気付いた。
信じられない。ケーキを作るのに粉を入れないなんて。
でも、寛容なレシピのおかげで助かった。
オーブンから慌てて引き上げて粉を加え、
結局、何事もなかったかのように焼き上がった。

2月は行動がおかしくなる。
これは毎年のことだ。
一年でいちばん苦手な月なのだ。
ところが、こんな間の抜けたことはするものの、
今年は少し心の様子が違う。
元気なのだ。寒くて体はこわばる。
でも、
心の風通しは良好で、
去年の分まで挽回すべく、
隙間時間を見つけては、せっせと読書なんかをしている。
2月に読書だなんて、
これまでだったら信じられない話である。

「2月がいちばん好きねぇ」
とSさんは言う。
ええっ。そんな人もいるのか、世の中には。
理由を尋ねると、
「寒いでしょ。大変でしょ。
でも、その中に春を見つけるのが楽しいのよ」
という答え。
なんとなんと。
春の兆しを見つける月だとは。
これは一本とられましたね。

明日の朝、メルと散歩に出かけたら、
吹きすさぶ荒川河川敷で、
春を見つけてみよう。
メルのように、もっと地面をよく見ないと。


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by Annes_Tea | 2010-02-18 00:44 | 牧師館で暮らす
美容師さんとうまくつきあうには?
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かかりつけの動物病院では、
シャンプー台をセルフで貸し出ししているので、
風呂場が古くて問題ありの我が家では助かっています。
シャンプーとなると、いつも固まってしまうメル。
まずはよくブラシをかけてから、全身をぬらします。


昨年、美容院を変えた。
3回目のおつきあいになった時、
「今日からは会員価格になりますよ」と鏡越しに美容師さんが言う。
1000円近くも安くなるのだから、かなりお得だ。
2回目の時には、
ヘッドスパのサービスをしてくれた。
30分かけて頭皮のすみずみまで電動ブラシで洗っていく。
きっとわたし、
メルが日なたでブラシをかけてもらっている時のあの顔をしてるに違いない。
お腹を見せて、ああ、至福っていう。
同じ美容院で働いていた仲間たちと立ち上げた店だけあって、
リピーターになってもらうための小さなサービスがよく考えられている。

「3回」というところに興味をひかれた。
「やはり、3回目が勝負ですか?」
「そうなんです」
新規のお客さんでも、2回目まではたいてい来てくれるそうだ。
でも、3回目につながらなかった時、
その原因を思い巡らしては、反省したり、落ち込んだり。
「満足していただけなかったのはどうしてだろうって」と彼女。
「結局は、相性だったりますよね」とわたし。
結婚して、地元で美容院を探し始めた時、
なるべく続けて同じ店に行きたいと思ってきたのだが、
ここ何年も、ほぼ2年サイクルで移動している。
そう。結局、相性というか、出会いというか。

もうこんなざっくばらんな話ができるのは、
前回、簡単な自己紹介をお互いに済ませたからだ。
彼女の実家にいる犬のこと、こちらはメルのこと。
互いの家族のこと、仕事のこと。
そうしてわたしが牧師の奥さんであることも。
ちょうどクリスマスの忙しさが始まる前だったので、
教会のクリスマスイベントの話もした。
たぶん、彼女とはこれから長い付き合いになると感じたから。
美容師さんと客として、また人と人として。

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洗う時は、手とブラシを使って、
すみずみまでごしごし。

地元で美容院探しをする中で、
わたしは話の内容を慎重に選ぶようになった。
仕事を聞かれたり、家族構成を聞かれたり、
何度か通ううちに、そんなことが起きるわけだが、
さて、どの「わたし」でいこうか、と考えてしまう。
牧師の奥さん、教える仕事と書く仕事、
途中には3年間の学生生活も送ってきた主婦である。
比重はその都度、くるくる変わる。
ふだんは、聞かれたらそのまんま、ざっくばらんに話す方なのだが、
牧師の奥さんと言うべきかどうか、特に迷う。
ひとつには、
この店に通わなくなったら、
教会のことまで印象を悪くされるかも、
なんて考え過ぎの心理が働いてしまうせいだ。
もうひとつは、
美容院は日常を脱出して過ごす時間だから、
「ノーネーム」になってリフレッシュしたいと思うからだ。
できれば、おしゃべりなし。
寡黙な人となって椅子に座り込んでぼんやりしていたい。
新しく出会った美容師さんは、
沈黙とやりとりのさじ加減がほどよい。
日ごろの疲れがほろほろ解けるうちに、
鏡の中でしぼんで見えたわたしが少しずつ整えられていく。

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洗い流し方が下手だと、
途中でブルブルっとやられてこちらもびしょ濡れ。


おもしろいことに、
3回目のこの日も、わたしの鏡の前には、
雑誌の「Domani」が置かれた。
「女性自身」なんかが置かれるよりはずっと嬉しいのだけど、
この手のファッション誌は、すっかり卒業している。
ぱらぱらめくるとまぶしくて目眩がしそうだ。
以前通っていた美容院では、
毎回、宝島社から出しているような、
ストリートっぽいファッション誌が置かれた。
おへそを出したり、エクステをつけたり、山盛りのマスカラテクなど、
こちらはもっと読まない。
だいいち、世代が違い過ぎるでしょう。
なぜかな?
ううむ。考えられるのは、わたしのファッションだ。
以前の美容院では、家仕事の合間に、
ジーンズで行くことが多かったが、
新しい美容院は、先生稼業のスーツで行くことが続いたので
少しだけ「Domani」が入っていたのかもしれない。
見てるんですね、美容師さんは洋服を。
そうして、微妙な年齢の客には、
実年齢より若目の雑誌を選ぶのがテクニックだったりして。
でもね、奥さんとしては、
「オレンジページ」かなんかでレシピのアイデアを仕入れたいのが本音である。
あ、でも、これでは日常を離れてリフレッシュとはいかないか。
気分としては、「天然生活」や「日々」あたりで寛ぎたい。
それならカフェに行けば? という話であるが。

ついでながら、
一度だけ、初回で「散歩の達人」を置かれたことがある。
初対面で、まち歩き好きなことを見抜かれたのならすごいけど。


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最後は顔をやさしくタオルで洗います。
あとは流せばおしまい。お疲れさま。



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by Annes_Tea | 2010-02-01 00:17 | 牧師館で暮らす
ヨコハマの友だち
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シャンプー中のメルは耳がぺちゃんこになって、ボーダーからポインターに変身。
久しぶりに、つやつや王子さまになりました。


仕事で横浜まで行ったので、
「ヨコハマの友だち」に会いたくなった。
ケータイさんの出番である。
家で留守番ばかりさせていたケータイだったが、
連絡が取れたためしがないと言われたり、
電車が遅れて無断で遅刻になりそうなところを助けられたりしているうちに、
ようやく持ち歩くようになった。遅いデビューである。
いつ登録したのかも思い出せないが、
ちゃんと友だちのメールアドレスだけは入っていた。
彼女へ初メールをしてから小一時間後には、
東横線沿線の駅で落ち会えたのだから、
ケータイさんの働きぶりはたいしたものだ。
1年ぶりの再会は、
お互いに夕飯の支度を控えたほんのひと時だけである。
近況から、家族のこと、自分のこと、
人間関係の方法論だとか、
人生すべて益とされるとかなんとか。
話題の締めくくりは、献立の相談とレシピの交換になった。
わたしは彼女にレンズ豆の便利さを力説する。
「水でもどす必要はないし、15分で煮えるし、あとね、葉酸がたっぷり。
いいよ、おすすめ、ぜったい」
彼女が教えてくれたのは、タコスの皮に具を入れて焼くピザだった。
速攻ながらフルコースで硬軟取り混ぜて語り合えるのは、
学生時代の友ならでは。
手を振って「またね」と言ったときには、お互いさっぱりした気持ちになっていた。

わたしは中央線沿線に生まれ育ったので、
大学に入るまで東横線沿線の友だちがいなかった。
東京の鉄道はタテのラインに詰めが甘い。
近くて遠いヨコハマだったのだ。
彼女は、大学1年生のときに初めてできた「ヨコハマの友だち」である。
中華街の歩き方も、
チャーミングセールの楽しみ方も、
みんな彼女から教わった。
彼女が結婚をして東京の北の方で暮らし始めたとき、
友だち一同で、なんかへん、と言ったものだ。
結局、すぐにヨコハマ住まいに戻って子育てを始め、
以来ずっと、「ヨコハマの友だち」を続けている。

知らない町に、ひとりでも知り合いができれば、
知っている町に変わる。
実際に歩いたわけでもないのに、
心の距離が縮まるだけで、親しさが沸く。
ニュースでその地名を耳にすれば、
素通りできなくなったりもする。
今年もひとつ、ふたつ、と知り合いの町が増えてきた。
さて、どんな地図が心の中にできあがるのやら。



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by Annes_Tea | 2010-01-21 19:31 | 牧師館で暮らす


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