下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

『赤毛のアン』の講演や読書会ワークショップ、執筆依頼などは、下記のメールにてご連絡ください。








参加者常時募集中!

▷「大人のための子どもの本の読書会」墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


▷ つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
○詳細はここから





055.gif
メールは以下のアドレスに★を@に変えてお送りください。

booksheepbook☆
gmail.com




牧師館の住人たち
(profile)


   わたし

 ゴエモン先生

   メル


墨田聖書教会Blog






文章・画像・イラストの無断転載は禁止です。引用の際には必ずご連絡ください。
外部リンク
検索
カテゴリ:牧師館で暮らす( 77 )
こんにちは、夏の風物


e0165236_21222943.jpg


今年も教会の庭にセミが出てきました。
これはガーデニング用の柱ですが、自転車のフレームなど、大好きです。


夜、銀座まで、友だちがプロデュースした舞台の初日に出かけた。
外に出ると地面がぬれている。
アスファルトのほてりが雨に冷まされて、夜気が心地よい。
浅草までは大丈夫だったのに、
銀座線に乗り換えて銀座に着いてみると、また雨だった。

舞台は大入り満員。座席は前から4番目だった。
知り合いにも何人か会えたのだけど身動きがとれず、とにかく遠くから手を振って挨拶した。
ビルの地下にある銀座みゆき館に入るのは始めて。
まるで映画会社の古い試写室にいるようだった。

終わってみると、雨は上がっていた。
ところが、家への最寄り駅に着くと、再び雨。
梅雨は明けたはず。でも、なんで?
雨、晴れ、雨、晴れ。
一日の中で天気はくるくる変わり、メルはしょんぼりしている。

気の毒なのは犬だけではなく、セミたちもだ。
待ちに待った脱皮の季節なのに、夜に雨が続いては、地面に出ようにも出られない。
毎夏、最初の脱皮を見かけると、
次から次へと面白いように抜け殻を発見することになる。
でも、今年はまだ二つだけだ。

数年前、セミの当たり年があった。
毎晩、薄緑色のセミたちがのらりのらりと地面を歩き回る。
この景色をひとり占めするのは惜しいと思って、
小さな子どものいる家族を何組か招き、
大人はカレーとウクレレ、子どもはセミを楽しむ夕べを開いた。
あの年以来、セミはほんの数匹だけ姿を見せて夏が終わる。

その話を近所の小学生にしてあげると、いいな、いいな、と口をそろえて言う。
また庭でセミパーティを開けるといいね。そしたら呼んであげるよ、とわたしは言う。

まずは、晴れてもらわないと。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


e0165236_21224194.jpg

かき氷自転車は2、3日うちにいましたが、
今度は巣鴨の1週間限定カフェにお声がかかり、再び旅に出て行きました。
夏は大活躍なんです。



[PR]
by Annes_Tea | 2009-07-24 21:35 | 牧師館で暮らす
夏、空を見上げる


e0165236_21343198.jpg
携帯のカメラで慌てて撮影。二重の虹、わかりますか?



日曜日、虹を見た。それも二重になって空を彩っていた。
夏は、桜の季節とはまた違う理由で、空を見上げることが増える。
なんと言っても花火がある。
今週の土曜日は、いよいよ隅田川の花火だ。
荒川河川敷からも場所によっては見えるので、
ふだんよりも犬の散歩の時間を遅くして、遠くからお相伴にあずかる。
その前に、明日は皆既日食ですね。
さて、天気は?

e0165236_2134377.jpg
メルと友だち(女の子)のボーダーさんです。人間たちが連休ののんびりモードでおしゃべりしたり、虹を眺めている間、2匹とも草の上にじっと座っていました。この微妙な距離感を保つのがボーダー気質。

e0165236_21344961.jpg
三連休はよく晴れましたね。かき氷自転車にはうってつけでした。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


[PR]
by Annes_Tea | 2009-07-21 21:46 | 牧師館で暮らす
今、時間がないので
e0165236_0232372.jpg

散歩、行かないの?
 


気ぜわしい日々が続いている。
連日外にも出るが、来客も多いので、
家にいるときはどこかしら掃除をしている有様だ。
教会ではついにダイソンを買った。
見たこともないようなゴミを次々と吸い込んで悦に入る。
でも、これ、重いのなんの。
そのうえ、取り外し部分のプラスチックが意外に華奢なのだ。
慎重にならざるをえず、また時間がかかる。
もしかすると、こんなふうにハラハラしながら扱うぐらいで、
粗雑なわたしにはちょうどいいのかもしれない。

忙しいところにきて、雨である。
1週間前に盛りだったビワは、爆弾のように落ち続け、
つぶれたところに雨が流れ込んでそれはもう。
昨日、ついに意を決して、地面にこびりついたビワを全部拾って片づけた。
雑草を抜いて、伸びきった草花に手を入れているうちに、2時間が経っていた。

さて、この忙しさのとっばっちりをくうのは、いつだってメルである。
基本的に、メルの散歩は夫の仕事だ。
だからいいかという甘えた気持ち、そうして雨と時間のなさを理由に、
ほとんど散歩には付き合わないでいたら、
ついにメルがわたしから目をそらすようになった。

いけない、いけない。
朝は晴れ。
仕事へ行く前に、たまった洗濯物を一気に洗い、メルの散歩へと出る。
教会には、朝から牧師先生たちが会議のために集まっている。
コーヒーを入れて、お茶菓子を用意して、
よし出発だと機嫌よく出てみると、メルがいつになくリードを引っ張る。
たぶん、たまりにたまったストレスのせいだ。
メルが気持ちを切り替えるまで、
「あとへ、ついて」と根気よく道ばたで繰り返していたら、
「トレーニング?」と声をかけられた。
この日の会議のために、わざわざ関西からいらした牧師先生だった。
2年ぶりにお会いするのが、こんな場面とは。

忙しいときにかぎって、電話もさまざまにかかってくる。
小さくても教会だから、見ず知らずの人からの場合もある。
何だか困っているようなので、よくよく話を聞いてみると、
結局、お金の無心だったりする。
面白いと思うのは、
「その教会まで行くお金がないから、○○駅まで持ってきてほしい」
という人が少なからずいることだ。
相手の話が本当かどうかは聞いていればわかる。
でも、教会というのは、
基本的に相手の話を信じて受け入れるところから始まるから、
その話が正しいか正しくないかというジャッジは脇におく。
わたしたちが試されるのは、
その受け答えが愛か愛でないかという一点である。
とはいえ、まだまだ未熟者。
「今、時間がないので」と言ってやりとりを終わらせてしまってから、
後で反省することもある。

もちろん、本当に困っている方からも電話はくる。
(ただ話を聞いてくれませんか?)
という場合もたまにある。
牧師館暮らしは、職住隣接、つまり家内工業のようなもの。
わたしの暮らしの延長に電話がかかってくるという内情である。
忙しいときには、このような電話こそ自分自身を試される。
わたしができることは、話を聞いて、祈ること。
祈るということは、
わたしにとって神さまからの最高の贈り物だと思っている。

知らない人のために、電話で祈る。
考えてみると、ちょっと変わった仕事だ。
お金や食べ物を渡すことよりも、
わたしが行なうことは、まず祈りなのだと思っている。
カウンセリングスキルも必要にはなる。
ただ、それを越えた力が働くのが、祈りの世界である。
実際に、そうして祈らせてもらった人が、
後日、教会を訪ねてくることもある。

先日の朝には、こんな電話がきた。
「歯が痛くて、何も食べられないの。もう死にたいような気持ち」
これはもちろん知らない人ではなくて高齢のSさんだった。
ここ何ヶ月か、歯の不具合のために一緒に祈ってきたから、
すぐにどうすればいいのかひらめいた。
「クリスチャンの歯医者さんのところに行きましょう」と提案する。
Sさんが長年通ってきた歯医者の話を聞いていると、
どうも様子がおかしいのだ。
お金の話ばかり言い出して、診察をしようとしない。
1か月後まで診られないけれど、
3000円を出せば1週間後に診るだとか、
そんなおかしなこと、あるはずがない。
前々から、歯医者を変わるようにすすめていた。

すぐに、以前別件でお世話になった歯医者さんへ電話をする。
牧師の妻であることを告げ、受け付けの女性に事情を話す。
とても親身だ。その日の午後一番に予約を入れてくれた。
夫には、Sさんを車で歯医者まで送り届けてもらう。
みんなが力を出し合えば、物事はこんなふうに進んでいく。
後で聞いたところによると、
Sさんはこの日、天国と地獄を一日で味わったらしい。
死にたくなるほどの痛みと悔しさは、
初対面の先生の優しい対応にほろほろとほどけ、
存分に話を聞いてもらった嬉しさ、
そうして痛みが消えて、物を食べられる幸せに、心から感謝したという。
「時間がないので、とは絶対に言わないで、最後まで聞いてくれたのよ」
どんなに忙しくても相手のペースに合わせられるのは、先生の謙遜さの表れだろう。
Sさんの話を聞きながら思う。
わたしももっとゆったりと、心ののりしろを持って相手と接したいな、なんて。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


e0165236_0233762.jpg
梅雨の時期、インパチェンスには、毎年助けられています。今年は白を選びました。放ったらかしでも、たくましく増える花です。
[PR]
by Annes_Tea | 2009-06-30 00:38 | 牧師館で暮らす
「消しゴムねんど」でお気に入りの作り方
工作教室の報告をかねて、消しゴムねんどの使い方を紹介します。

e0165236_228179.jpg1 消しゴムねんどの素材を生産しているのは、地元企業の「ヒノデワシ」です。消しゴムの世界では老舗だけあって、さすがによく消えます。


e0165236_2283057.jpg2  よくねって、好きな形を作っていきます。足りない色は、ねんどをブレンドして調合。


e0165236_2284689.jpg3 作ったものを鍋で10分煮れば完成です。この鍋は、教会の物置で眠っているのを見つけました。煮えるのを待っている間、夫が紙芝居を聞かせました。お題は「本当に大切なものは?」

e0165236_22105187.jpge0165236_22112841.jpge0165236_22114196.jpg

4 冷めたらよく拭いて、完成です。中学生のHちゃんは、お友だちにプレゼントするのですって。喜んでくれたかな?

e0165236_12365281.jpg
[PR]
by Annes_Tea | 2009-06-03 22:29 | 牧師館で暮らす
雨上がりに見たものは
e0165236_22452938.jpg
ああ、たいくつ。




土曜日の朝もまだ雨の続き。
メルはいよいよやさぐれて、ものうげにわたしを見上げる。
こういう日には庭で用足しをするせいで、
いくら拭いてもどことなく濡れた犬の匂いがしている。

昼ごろ、ようやく雨が上がり、
メルと散歩に行きたいところだったけれど、
子どもたちとの約束の時間になってしまった。
教会学校のひとつ、工作教室の始まりだ。
この日の課題は消しゴムねんどである。

高学年の女の子たちが時間よりも早く来た。
「じゃ、始まるまで桑の実をとってみる?」
やったあ、と騒いで二人は庭に出る。
雨の重みで枝が大きく垂れ下がっている。
軽く引っ張ると桑の実が迫ってくる。
二人はきゃいきゃい騒ぎながら、紙コップをいっぱいにしていく。
ひと粒食べるごとに、「おいしいっ! あまいっ!」
ここ何日か、教会に来た大人たちにもつまんでもらった。
それに比べて、子どもたちの喜びようはひときわだ。
木から実をとるというところに、気持ちが浮き立つのかな。

e0165236_22454954.jpg


女の子たちのさざめきを聞きながら、わたしは雨上がりの庭を点検して歩く。
植えたばかりのインパチェンスは、雨が得意ではない。
傷まないように、濡れて透けたようになっている花びらをつまむ。
枇杷の木の下で、今年最初のあじさいを見つけた。淡いピンクだ。
地植えにしたあじさいは、その年によって色の風合いが微妙に変化する。

e0165236_2246532.jpg


消しゴムねんど教室は思った以上に盛況で、
小学生低学年を中心に、お母さんや中学生も来てくれた。
集中して作るのは女の子たち。
男の子たちは、消しゴムをねってばかりいて、なかなか形にならない。
結局、ひとりがスライムを作り出したら、みんなスライムになってしまった。
小学生はドラクエが好きだものね。
スライムの口がうまく作れない子が、
ゴエモンせんせーい、と言ってSOSを出す。

e0165236_22541080.jpg

手前は夫が見本に作った食べ物シリーズ。
右端の生茶パンダ先生は女の子の作品。
左後ろにあるのが男の子たちのスライム。


夕方、ようやくメルと散歩に行った。
荒川土手はまだとても歩ける様子ではない。
サイクリストたちに後ろから追い抜かれながらアスファルトのサイクルロードを歩く。
メルは当然、舗装されていない場所を選んで、
草についたつゆや植物の種なんかを体中にくっつけていく。
ますます濡れた犬の匂いは濃厚だ。
こんな日に散歩に出るのは、大きな犬を連れた人ばかりだ。
先を歩いているゴールデンが、何度も何度も振り返る。
メルが気になってしかたないのだ。振り返っては、メルに猛烈な勢いでしっぽを振る。
あの無邪気さはまだ子どもなのかな?
メスだったらあいさつしたいところだ。
でも、初めて会う犬なので用心して、わたしたちは土手側に少しだけ降りた。

降りてみると、カモの子どもたちが3羽、だれもいない草っぱらの上に座り込んでいる。
あ、デジカメを持ってこなくて残念だな。
メルに目配せをしながら静かに近づくと、カモたちはずりずりっと少しずつ移動する。
逃げるという気まではないらしい。
雨上がりには、生けるものすべてどことなく安心している。
メルはしばらくカモたちをじっと見つめていた。
そして、ふいと下を向くと、草むらに鼻をつっこんだ。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
     ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ



e0165236_22462575.jpg

これは犬用のカモ。
やっぱり見ないふりをします。
だから買ってこないでね、と言ったのに。

[PR]
by Annes_Tea | 2009-05-31 00:01 | 牧師館で暮らす
ブログでつながる
e0165236_1442662.jpg


e0165236_1444054.jpg

(右)これがメルの得意技、視線を合わせない「よそ目」。ひつじを見せたらこうなりました。



2日も雨が続いたので、メルはすっかりやさぐれている。
あまりに退屈そうなので、
新入りのひつじくんを見せてあげる。
ひつじのマペット「オオタくん」に続いて
はるばる鎌倉からやってきたのだ。
本来はシープドッグだもの、ひつじを見れば喜ぶはず。
でも、思惑はみごとに外れ、
メルはいつもの「よそ目」をして見て見ぬふりをする。
あんまりしつこくすると嫌がらせになってしまうので、
ひつじくんはあえなく退散である。
メルのお父さんは、ニュージーランドで本物の羊を追っていた
優秀な羊飼い犬だったと聞いている。
それなのに日本のブリーダーに連れて来られ、
今は高知にいるとか、いないとか。
メルに流れる羊飼いの血筋は、散歩をするたびに感じる。
(これがやっかいなのだ)
いつか本物の羊を追わせてあげたいなぁ。
でも、東京の下町在住のボーダーコリーでは難しいか。

いや、今日の主役はメルではなくひつじの方だ。
20年来大切にされてきたひつじくんの持ち主は、
夫の古い友だちのヒロコさんである。
ヒロコさんはこの夏、家族でアメリカへ引っ越すことになり、
荷物を整理する中で、
教会学校で使えそうなグッズを持ってきてくれたのだ。
箱を開けてみると、そこはかとなくアメリカンな香り。
ぐるぐる回るサンタクロースだとか、もみの木のクロスだとか、
クリスマスのオーナメントなんかもたくさん入っている。
5月にやってきたサンタクロースさながらだ。

それにしても、なぜわたしにひつじを? と思っていたら、
なんとこのブログをときどき読んでいてくれるらしい。
ひつじアイテム好きな奥さんに、はいどうぞ、といういきさつ。
こういうの、うれしいなぁ。
ブログの効用とでも言うのか、
思わぬ人とつながることが増えている。
そればかりか、ブログを通して、
賞味期限切れになりかかっていた友だちとの交流が戻ったり、
新たにつながり直したり。
互いの近況をうっすら知ることができるのも楽しいし、
今、考えていることの断片を知るのはもっと楽しい。
相手の文章や写真を眺めながら、
あ、やっぱり、この人っていいな、なんて見直すことも多い。
そうして、ゆるゆるとメールの交換なんかが始まる。

でも、やっぱりもっとうれしいのは、
そんなやりとりを通して、久しぶりに会おうか、という話が決まるときだ。
そんなこんなで、来月は高校時代の友だち7、8人と、
おそらく成人式(いつのこと?)で会って以来の再会が実現する。
これもブログの効用、メールの実力である。
当日は、新婚さんから中学生のママまで揃う予定だ。
すぐに顔、わかるかなぁ。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
     ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


e0165236_1445649.jpg




ひつじくんの居場所はカフェでもらったチャーチチェアになりました。
通るたびに頭をなでてしまいます。

[PR]
by Annes_Tea | 2009-05-30 01:58 | 牧師館で暮らす
お世話になります、翻訳機

↓ギター教室の子どもたちと庭の桑の実を、枝からとって味見。
うわっ! うまっ! あまっ! と、感嘆符をいっぱいつけて喜んでいました。


e0165236_1746110.jpg


忙しい1週間が終わり、
わがやに滞在したゲストの掛け布団を洗濯したら、
しばし抜け殻状態に陥った。
このすとんとした気分はけっこう好きなので、
キャンディーのようにゆっくりと味わって、ごろごろしていたい。
でも、現実には、数杯の紅茶をいただいて立ち上がる。
残念ながら、次のことが押し寄せているのだ。
だれでも同じだろうけれど、
仕事にしても家庭にしても日々の暮らしは下準備の連続だとつくづく思う。
それでも、下準備のよいところは、
とにかく一つ一つ手を動かしていけば、必ず片付いていくということだ。
反対に、ためこんでしまうと悲惨だ。
倍どころか、それ以上の気力が必要になる。
だからやるべきことには日々マメであろう。
などと、自分に言い聞かせてみたりもする。

今いちばん億劫に感じているのは、メールのやりとりである。
問題は言語だ。
得意でもない英作文で、
ハワイ在住のアメリカ人と、日本在住のカナダ人と帰国子女の計3人と、
互いにメールで打ち合わせをしなくてはならないのだ。
わたし以外の3人の共通言語は英語なので、
英語のメールが次々と押し寄せてくる。
読んで理解するぐらいはなんとかできる。
ただ、ちょっとしたニュアンスがつかめなくて、真意をはかりかねてしまう。
それに加えて、英語で返事をしなくてはならないのがストレスなのだ。

エキサイトブログを使っているよしみで、
エキサイト翻訳に助けを求めてはみる。
そうすると、ほとんどの文章が「It」で始まって翻訳される。
自力だけで書こうとしてみると、
「I hope〜」だとか「I would like to 〜」だとか「Thank you for 〜」
のオンパレードになって、やたらとエモーショナルな文章になってしまう。
これって、読む側にはうっとうしいのかな。
でも、すべてが「It」で始まるのもいいのやら悪いのやら。
とまあ、日本語的な発想のまま文章を考えているので、
翻訳機を通すと、わが日本語は、じつにへんてこな英文となって出現する。
英語にするなら、主語と述語はすっきりと単純に、文は短くするのがよさそうだ。
頭を切り替えなくては。

こんな葛藤を続けていたら、
それまで英文で来ていたメールが、ある日突然、日本語に変わった。
わたしのために、これからは日本語でやりとりしようとみんなで決めたらしい。
ありがとう。
でも、かれらの日本語もまた、明らかに翻訳機を通したものである。
なぜかと言われるとうまく説明できない。
でも、わかるのだ。
立ち上る匂いというか、その微妙な意味不明ぶりは、
翻訳機でなくては出せない味である。

たとえば、
「私はあなたに会えてうっれしと思いました」という文。
うっれし?
こんな文もあった。
「私はこれから1200人の人に知らせていこうと思いました」
1200人っていったい?
という具合である。
大筋には問題ないほどのことだけど、
わたしの英語もこんな調子で伝わっているのかと思うと冷や汗ものだ。

ときどき、こんな必要に迫られて、
英語に対するモチベーションが上がっては、のどもと過ぎて下がっていく。
上がりどきの今、『英語で日記を書いてみる』というシリーズを、
図書館に行ったついでに借りてみたりして。
英語で一行ブログでも始めれば、ものすごく上達するのではないかな。
これまた夢の夢。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
     ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


e0165236_17461266.jpg

↑人間が忙しく走り回っている間にも、夏は近づいてました。
夜、祈り会中に目が合って、ぎょっ。やもりを見たいと言って教会に遊びに来たNくんの願いがかなったのかな。

[PR]
by Annes_Tea | 2009-05-28 17:56 | 牧師館で暮らす
子どもたちは天才バカボンが好き

e0165236_8582799.jpg←教会のエニシダが咲きました。最初は、380円で買った小さな鉢植えでした。地植えにしてほったらかしにしておいたのですが、こんなに大きくなりました。黄色は元気が出る色ですね。



日曜日、教会のみんなが帰ってから、メルの散歩に出かけた。
朝の礼拝前に行きそびれたので、
メルはうれしくて、いつもよりリードを引っ張ってわたしにしかられる。
帰ってくると、玄関の前で近所の子どもたちが待ち構えていた。
彼らの目当ては夫だ。
土曜日に少しだけいっしょに遊んだので、今日もそのつもりなのだ。

結婚当初、教会暮らしを始めて驚いたことのひとつに、
近所の子どもたちが、突然遊びに来るということがあった。
ベルの音に出てみると、
「遊ぼうよ」
と小さなお友だちが立っているのだ。
え、わたしと? 
最初はびっくりした。というか、焦った。
なにしろ、それまでわたしの生活ときたら、かなり偏っていたから。
わたしを含め、マスコミで働く
フリーランスの独身女性との付き合いばかりだったのだ。

何をして遊ぶのか。
庭を探検したり、虫や実を見つけたり、
エアホッケーをやったり、
選択肢はいろいろあるけれど、
どの子も不思議と好きなのは、『天才バカボンの人生ゲーム』なのだ。
蔵前のおもちゃ問屋で年に一度のハンパものセールがある。
そこで夫がずいぶん前に買ったものらしい。

だから、言い回しなんかも古くて、
「オー、モーレツと言って一回休み」とかなんとか、
子どもにはわけのわからないセンテンスが出てくる。
そこはさすがの赤塚さんで、
わからなくてもちゃあんとウケている。

このボードゲームは、一度始めると1時間はかかる。
忍耐のないわたしは、
最初から抜けてしまうことが多い。
夫は必ず最後までみんなと付き合う。
こういうところがいいのかな。

わたしが教えている現場でもそうだが、
特に男の子たちは、
大人の男の人に関わってもらうのが大好きだ。
お父さん、忙しくて時間があまりとれないせいでしょうかね。
それにしても、日曜日のお父さんたちは、
どこで何をしているのですかね。
迎えに来たのもお母さんばかりだったし。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
     ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ

      ↓散歩の途中で見つけたのは・・・。たまにはネコもいいですね。
e0165236_903545.jpg

e0165236_8591267.jpg

[PR]
by Annes_Tea | 2009-04-20 09:06 | 牧師館で暮らす
新しく生まれる日

e0165236_22555024.jpg←「毎朝、目を覚ますと、ああ今日も天を目指して歩む一日が始まったって思うのね」という80代のAさん。天国で、いろんな人に再会できるんだろうな、なんてわたしもときどき想像します。


イースターが終わってひと息つく間もなく、
なんだかんだと走り回っている。
4月から1年生のクラスまで担当することになったのも理由のひとつ。

そう、1年生 ! 
ついこの前まで幼稚園に通っていた子どもたちだ。
教室が小さいので全員が集まるとみつばちぶんぶん状態になる。
でも、みんないい子のみつばちちゃんたちだから、
今のところ心配がなくてうれしい。

初対面のときは、さすがに一人一人緊張していたけれど、
そのうちに境界線をやすやすと越えてこちら側へ来てくれた。
話しているうちに手をつないできたり、
パパの話を懸命にしてくれたり。
いいなぁ、と思う。
それで、
わたしも目線と姿勢をぐっと低くして、
子どもたちとの境界線をひょいと越えてみる。

e0165236_22562247.jpg

新しく始まると言えば、
この前の日曜日はイースターなので、洗礼式が行なわれた。
新しくキリストとともに人生を始める最高のお祝いの日だ。
でも、洗礼を受ける当人は、
そんなにお祝いに値することなのだろうかと思うのが普通のようだ。
わたしのときも、教会の人たちの方が自分自身より何倍も喜んでいたように覚えている。
そのうれしさがわかってきたのはもっとずっと後のことだ。
聖書には、天国でもみんなで大喜びしていると書いてある。
いちばん喜んでいるのはイエスさまなのだろう。


今朝、会堂に入ると、イースターの香りがまだ色濃く残っていた。
イースターの香りというのは百合の花のことだ。
毎年、イースターに百合を飾るのには理由がある。
百合の花は冬枯れの姿がひどく、完全に死んでしまったかのように見える。
ところが、
春になると不思議とみごとに蘇って、
遠くまで香りを漂わせながらその姿を地上に輝かせる。
その様が、イエス・キリストの復活と重なるところから
百合がシンボルとして用いられるようになったのだ。
たまごを飾ったり食べたりするのもだいたい同じような理由からだ。
固い殻を被ったたまごは外から見るぶんにはいのちがあるようには見えない。
けれども、
その殻を打ち破って新しいいのちが誕生する。

e0165236_22571326.jpg


日曜日の朝、
「ものすごい香りですけれど、大丈夫ですか?」
と、洗礼を受けるKさんに尋ねると、
「何がですか?」
と言われてしまった。
不思議なことに、Kさんには百合の香りが感じられないようなのだ。
それでわたしは、
百合の色が黄色と白であることや、
どこに置いてあるのかといった様子を詳しく説明する。
ちょっとだけでもイメージが浮かんでほしくて。
というのも、Kさんは数年前に視力を失われたからだ。
当たり前のように見えていたものが見えなくなったとき、
ふと何十年も前に一度だけ来たことがあるこの教会を思い出したのだという。
よかったなぁ、思い出してくれて。

人は心底行き詰まったようなときどこへ行くのだろう?
わたしはよく、こんなことを考える。
教会を尋ねて来る理由は、人それぞれだ。
アメリカでは今、経済不況の不安から、
ビジネスマンたちが教会に大勢訪れていると聞いている。
とはいえ、
べつに悩みや試練がなくてもいっこうにかまわない。
実際、とくに大きな問題はないけれど、
好奇心もあって、「ちょっと来てみました」という方もいる。
そういう気持ちも、いいな、と思う。

洗礼式は、単なる始まりなので、すべてはここから。
それなのに、ゴールなのだと勘違いしている人が少なくない。
まだベビークリスチャン、つまり、生まれたてなのだから、
教会というホームで愛されて、イエスさまの愛を受け取り続けて、
そうして育っていくものにもかかわらず、途中で家出してしまう人も少なくない。
残念ながら、それでは健康に育つものも育たない。
これもよく考えさせられることのひとつだ。

e0165236_2311043.jpg


お祝い会ではびっくりプレゼントがあった。
教会の二人がKさんにボイスレコーダーを贈ったのだ。
その中の一人のTさんは使い方を説明した後で、
自分とキリストとの出会いについて書いた文章を静かに読み上げて吹き込んでいた。
Kさんに聞いてもらいたかったようだ。
こういう風景もなんだか愛しい。

教会のみんなからは寄せ書きに変えて、声のメッセージを贈った。
事務室の机に置いたカセットコーダーに向かって一人ずつ神妙な顔をして話しかける。
そんな姿を懐かしく感じたのは、
転校が多かった子ども時代、
遠く離れた友だちとテープで声のやりとりをよくしていたからだ。
メールも携帯もなかったあの時代、つながり続ける頼りといえば、
手間をかけることをいとわず、
友情という思いを持ち続けることだったように思う。

わたしが声のメッセージとして選んだ聖書のことばはこれだ。

「だれでもキリストのうちにあるなら、
 その人は新しく造られた者です。
 古いものは過ぎ去って、
 見よ、すべてが新しくなりました」 

おめでとう!
これからですね。

e0165236_22583961.jpg←イースターの忙しさで、いつものようにメルにも我慢の多かった数日。たくさん散歩に行こうね。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
     ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ
[PR]
by Annes_Tea | 2009-04-15 23:16 | 牧師館で暮らす
「手芸男子」
             ↓3月と4月は身近な人たちのバースデー月間です。
e0165236_18101794.jpg


またクマが増えた。目の下のクマではなく、熊である。
「誕生日に何がいい?」
と夫に尋ねると、2年に一度くらい「クマ」と言う。
クマだなんてひと言で片付けたら失礼かな。
つまり、手足がちゃんと動く正統なテディベアだ。

今回のクマは赤い。
ただの赤ではなくて、ピンクがかったような、
赤が白っちゃけたような微妙な色あいだ。
うーん、クマ素人のわたしには、
そのよさがまだ十分にはわからない。
「サンバーンドレッド」(日に焼けた赤?)とかいう色なのだとか。

新しいクマが家へ来ると、
本棚の上段に入居することになっている。
結婚した当初は、
今よりもたくさんのクマが並んでいた。
ところが、一つ、また一つと
遊びに来た小さなお友だちにあげているうちに減ってきた。
でも、
こうして誕生日なんかに補充されるんだな、クマが。
e0165236_1812825.jpg

最近は自分のためにお昼を作る「弁当男子」がはやっているというが、
夫は大昔から「手芸男子」である。
テディベア作家の道も考えたことがあるとかないとか。
一方、
わたしはアンと同じく、
できればパッチワークなどはしたくないと思っているくちである。
アンはマリラに仕込まれて手仕事の技を見事なまでに身につけたが、
第一巻の『赤毛のアン』までは根本的には家事より勉強という風で、
それでも、やればできる、というところがよいのだ。
わたしもまあ、やらなくはない。
素養としてもなくはないはずである。
というのも、わが実家は母の趣味によってパッチワークの館である。
叔母の多くも、裁縫はもちろん帽子を作って個展を開いたりと、
なんだかんだと「手芸女子」をしている。
そして、わたしと言えば、
必要に迫られて、教会の座布団やテーブルクロスなど、
じつはたくさんの布小物を作ってはいる。
でもね、愛情が足りないのだ。それとも情熱か。
クマにも手芸にも足りないなぁ。

夫の持ち物であるクマの多くは、
インターナショナルスクールやYMCAのバザーなどで見つけた掘り出しものだ。
お金をかけずによいものを探してくる名人という点では、
牧師という職業にうってつけかもしれない。
“お金をかけずに素敵に工夫する”というのは、
教会とわがやの永遠のスローガンかもしれない。

奥さんの本音を言えば、
誕生日には大人の男性らしく、
ぱりっとしたスーツやジャケットなんかを贈りたい。
それでもよくよく考えてみれば、
誕生日だからこそ、
自分では思い切ってなかなか買えないものを贈ることは、
お祝いらしくていいのかも。

ついつい奥さんというものは、現実的になるものでして。
e0165236_1811911.jpg

↑ギター教室の中学生の生徒さんからもお祝いをいただきました。リラックマ、しかもピンク! 朝のマグカップはこれに変わりました。
[PR]
by Annes_Tea | 2009-04-11 18:16 | 牧師館で暮らす


ライフログ
カテゴリ
画像一覧
記事ランキング
タグ
最新の記事
以前の記事
その他のジャンル