下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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カテゴリ:リノベーション日記( 11 )
リ・ガーデン日記その4 植木屋さんを探す

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玄関をふさいでいた杉を切ったのは3年前。
まだ会堂のリフォーム前でした。



先日、久しぶりに実家に帰った。
中央線に乗って東京の東から西へ横断する。
三鷹ぐらいまで来ると車窓の景色に緑が増える。
町並みのゆとりや木々を眺めながら、
おお、緑、緑、とときめく。
ふだんいかに緑の少ない土地で暮らしていることか、
こんなときに痛感する。

駅前からショッピングモールまで歩けば、
いくらでも大きな木がある。
並木道はこんなに豊かだった?
ここしばらく木のことばかり考えていたせいか、
退屈でしかなかったはずの郊外の風景が、
どれほど恵まれた環境だったのかと新鮮に映る。
教会の木々たちも、
こんな場所に生えていれば切られてしまうこともないのに。
場所が変わってみれば、
悩みが悩みでなくなるのはよくあること。

高い木を伐採するには植木屋さんの手がいる。
この職人さん探しが難しい。
わたしが教会暮らしを始めるまで、
木を切る役目はいつも夫だった。
子どものころ、カナダで木こりになるのを夢見たとか。
いったいなぜ? でもありえるか。
その昔、教会には桜の木もあったと聞いている。
虫に食われて倒れかかった際に、あわてて切ったのも夫だ。

3年前、15mはある杉の木を切るときに、
地元の方に紹介していただいたのが植木屋さんとの付き合い始めである。
80歳近くの今も現役で、
これぞ職人という仕事ぶりにほれぼれとした。
スーパーカブにリヤカーをつけて登場すると、
昔ながらの道具で作業をする。
切った枝や葉の上で昼寝をして休息をとる。
後片付けは木屑ひとつない。
教会ということで破格の値段で引き受けてくださる。
失われつつある職人技とその心に触れる機会に恵まれるのは、
下町暮らしの楽しみのひとつかもしれない。
ところが最近、体を弱くされて休業中らしい。
その植木屋さんにお願いできずに困っているのは、
どうやらわたしたちだけではないらしい。
地元の事情通の若い棟梁からそんな話を聞いた。

地元では廃業した職人さんが多く、
あらためて探そうとしてもうまくいかない。
それで、ネットで業者の検索をして、
相場を電話で確認することにした。
HPの第一印象は当たる。
何件かけてもだめ続きである。
料金表が明確に表示されている業者であっても、
10m近くになると規定外らしくてしどろもどろになる。
応対する人が木のことをよく知らないのだ。
木の立地、高さ、太さ、枝振り、搬出する道路幅から始まって、
さんざん質問をしてきた相手は、
1本15万円です、と法外な値段をふっかけてきた。
2本を伐採するのに30万円? そんなのありえない。
11本の木と長く暮らしてきたのだ。
この業者は造園会社ではなく便利屋さんである。
そんなところに電話をしたわたしが悪いのかな。
とまあ、反省しつつ、
気を取り直して電話を続ける。
ついにこれだと思う造園屋さんと出会えた。
ビワの話をすると、
「かなり大きくなっていて大変でしょう。葉が落ちる季節ですからね」
と言い当てられた。
若き職人さんが営む下町の造園屋さんである。

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これが問題のビワとモミの木。



当日は、若い職人さんが3人も来て、
一日がかりの予定でいたがお昼過ぎには終わってしまった。
ほかにもあればやりますよ、と申し出てくださったので、
裏庭にあるなぞの木も切ってもらった。
隣りの家の窓をふさいでいた木である。
ただの雑木だと思っていたらなんとケヤキだと判明した。
ケヤキって、並木に使われるあれ?
それは大変。太くなるでしょう。
もうひとつ、なぞの木があるので見てもらうと、
正体はグミの木だった。
上を覆っていたモミの木を切ったので、
これからは実がなるかもしれない。

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これがなぞの木。じつはケヤキでした。



リッピアの話をすると、
興味を持ったひとりの職人さんが、
帰り際、携帯で写真を撮っていた。
勉強熱心な今どきの職人さん、いいですね。
これから長いおつきあいになるかな?


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柿の伐根までするとプラス1万円というので、結局、夫が木こりに変身して頑張って抜きました。
いつものことながらご苦労さまです。天に宝を積んでるのね。


これでひとまず木の報告は終わりです。
エクステリアの施工を6月に始められればいいのだけど。
(じつはまだ課題が残っています)
そのときにはまた報告しますのでお付き合いください。


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サヨナラみんな!
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by Annes_Tea | 2010-05-23 23:11 | リノベーション日記
リ・ガーデン日記その3 ここほれわんわん?
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行き止まりの狭い裏庭に初めて入ったメルはこんな顔に。
あんまり好きじゃないのね。わたしも同感。

これまでほとんど手つかずにしていた会堂の裏庭に足を踏み入れた。
メルも一緒にいたが、
掘り当てたのは大判小判とはいかなかった。
どちらかといえば、意地悪じいさん組である。
出てきたものは、ガラクタや欠けた陶器の類といった次第。
(話によっては、犬のフンというものもあるらしい。
妖怪も土の中から出てくるんですよね。)

欠けたブロックや石に混じって鉄くずも出てきた。
鉄工所が多い地域だから当然?
うーん、やはり気になる。
いったいこの土地には何があったのだろう。

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花咲かじいさんの犬は白かった。
あれは柴犬なのかな。
いまや、白い犬と言うと
思い出すのはソフトバンクのお父さん犬。
意地悪じいさんに殺されてしまうなんてあんまりな話で、
幼いころ、花が咲くわりには恐ろしいと思った記憶がある。

教会の敷地に大判小判はなくとも、
アメリカ人宣教師が60年以上前に埋めたタイムカプセルがあるらしい。
でも、掘り出せるのは会堂を建て替えた時という場所なのだとか。
早く新会堂を建てなくては。ううむ。

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この日の収穫はこれ。
ああ、産業廃棄物。いくらかかるのかしらん・・・。
なんだか庭仕事ばかりしているように見えますよね。
いえ、ちゃんと働いていますよ。
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by Annes_Tea | 2010-05-20 20:49 | リノベーション日記
リ・ガーデン日記その2 リッピアを植える

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グラウンドカバーは各種試してきました。
これはアジュガ。かわいい花がつきます。


庭の話題、続きます。

庭を掘ると貝殻や石やブロックの破片が続々と出てくる。
場所によっては妙に黒い土で、
コークスでも埋まっていたのかと思わせる。
その昔、この土地には一体何があったのだろう?
深く考えると怖いような気もするが、
果樹がよく実るのを見れば、
土が汚れているわけでもないのかな、
と前向きに考えることにしている。

それでも、深く掘れば水の出る土地柄だから、
場所によっては草が生えない。
今回はそんな不毛とも思える土地での実験である。
緑化資材として注目を集めているリッピアを取り寄せた。
あちこちのサイトを見てみると、
何やらよいこと尽くしのようだし、
ひと苗150円足らずというのが嬉しい。
ダンボールに入って届いた苗を50センチ間隔で植えてみた。
ああでも、なんてこと。
椎の木が葉を落とす時期とあって、
植えた場所に落ち葉が日々山盛りになる。
柔らかい苗を傷つけないように、
細かい椎の葉を掃く、集める、捨てる。
牧師館暮らしと落ち葉掃きは、
切っても切れない関係なのだ。
まあ、この緑少ない下町で贅沢な悩みかな?

リッピアは梅雨を経て勢いを増し、
土一面を覆うと聞いている。
楽しみ、楽しみ。
風情のないむき出しの土が緑色に染まる日は来るのか?
うまくいった暁にはブログで報告しますね。
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リッピアが広がったら、
ここは自転車置き場にする予定です。ファイト !

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by Annes_Tea | 2010-05-17 23:45 | リノベーション日記
リ・ガーデン日記その1 木を切る、髪を切る
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アシカ似のメル?
庭仕事を始めると、隣りに座って土をいじる手元をじっと見ています。


ついに前下がりのボブスタイルにした。
後ろ頭はやや丸目のカットである。
似合うかどうか2年近くも考えていたのだが、
髪を短くするにはふさわしい季節だからと心を決めた。
ようやくいい美容師さんに出会えたことだし。

ばっさりと切ってみれば、
何にこだわっていたのだろうと笑いたくなる。
ああ、身軽。
でも、庭仕事をしていて焦った。
首の後ろが日焼けしてしまう。
巻いたり塗ったりかぶったりしなければ。

教会のエクステリアの設計がほぼ本決まりになった。
こちらも工事に備えて思い切った刈り込みが必要である。
悩みに悩んだのは、
樹齢50年超のビワとモミと柿とシュロの木である。
その昔、壁代わりに植えたのか、
隣家との地境ぎりぎりに生えている。
剪定をするほど勢いを増し、
狭い下町という家の作りもあって、
ご近所さんに迷惑をかけ続けてきた木なのだ。
植木屋さんに相談すれば、
もったいない、と説得されておしまいになる。

ところが、
庭を設計する人たちと話していると、
みながみな、思い切って切りましょうと提案する。
結局、ブロックを新しく積む際の妨げになるとわかり、
こちらの方もようやく心を決めた。
みなさん、木に別れを告げておいて下さい、
と礼拝の後で教会の人たちにアナウンスをした。

木を切ることは勇気がいる。
植えた当時の人たちの思いを断ち切り、
長い時間の中で育まれた思い出を断ち切るようで。
でも、前に進むときには、
思い切った刈り込みは必要なんですよね、何事も。

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仙台のキャンプ場からいただいてきたモミジ。
地植えにしたいけれど、よくよく考えないといけませんね。

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by Annes_Tea | 2010-05-14 22:16 | リノベーション日記
Open Church + 市川佳子展 『The Way』


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→土曜日、オープンチャーチを開きました。新しくなった会堂を、みなさんに自由に見ていただく会にしました。12月の週末という忙しい季節にもかかわらず、様々な方が訪れてくださいました。なかには数年ぶりに再会した学生時代の友だちもいました。懐かしく、嬉しく、しばし、「授業後の喫茶店」状態となって、近況や思い出を語るひとときでした。最後まで残ってくれた小学2年生のNくんからは、宝物の「遊戯王」カードについてたっぷりレクチャーを受けました。「融合」とか、なんだかすごい言葉を使うのですね。
みなさん、ありがとうございました!


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↑今年はポインセチアがいつになく安いように思います。玄関前が寂しいので、あわてていろは通りの花屋で買いました。500円、最後のひと鉢でした。

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↑わたしと夫で「goosnews cafe」と名乗って、たまぁにカフェイベントを行なっています。お茶の出前というぐらいの気持ちですね。一杯のお茶が人と人をつなぐ、その目に見えない力が好きです。今回はコーヒーとブラウニーだけのシンプルメニューでサービスしました。カフェ小物は、いつも合羽橋とアスクルに頼っています。注文すると、ちゃんと「あすくる」つまり翌日来ることに、いまだに感動しています。

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e0165236_1840134.jpge0165236_18403334.jpg↑アメリカから一時帰国している友人のアーティスト・市川佳子さんが作品を持ってきてくださいました。会堂の一角に美しい空間を作り出してくださいました。

                 
“The Way ”  
I am the Way and the truth and the life.
       「私が道であり、真理であり、いのちなのです」

●佳子さんの解説書から(一部抜粋)
すべての絵、一枚ずつ真ん中に、『The Way』を表す「線」が入っています。光が当たる角度で金が見えるという、ちょっと普段は扱いづらい「ゴールド・アフレア」(雲母とチタン)という素材で、正面から見ても白い線にしか見えないのが、スポットライトから90°の少しかがんだ位置から見ると、はっきり金色の線が見えるところが、「見えないようでもいつもそこに在る」という、今回のテーマを表現するのに最適、ということで使いました。


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↑ついに完成、コストコのツリーです。これで小だとは、アメリカサイズは違いますね。イベントまでに間に合わせるため、教会のみんなでつけた飾りをいったん外して、仕方なく一人で夜なべしました。飾りつけに2時間。やはりツリーの飾りつけは家族総出で行なうべきものだと実感しました。
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by Annes_Tea | 2008-12-14 19:36 | リノベーション日記
リノベーション日記 会津編


e0165236_23374313.jpge0165236_23372484.jpg若松栄町教会


大切に使われている古い建物に出会うと、親しい友に会ったような気持ちがする。たぶん、自分自身が古い建物と実際に日々つき合うようになって身についた新しい感受性なのだろう。

会津に野口英世が洗礼を受けた教会があるという。ガイドブックに書いてあったのは、明治期の木造西洋建築、一見の価値あり、ということだけ。でも、何かしらひかれるところがあって、旅のルートを変更して会津に寄ったことがある。

最初は外観だけ見学するつもりだったのだが、実際に建物を目の当たりにして、どうしても内部まで見たくてたまらなくなった。教会という場所に慣れているので、こういう時はずうずうしくなる。教会の門の脇に車を止めて、教会の番号にかけて事情を話すと、「今、開けましょう」と、こころよく牧師夫人が答えてくださった。

一面識もない私たちに、牧師夫人はとても親切に時間をさいて下さった。明治27年に建てられたこの教会は、雨漏りなどに悩まされ、新会堂建築が長年の悲願だったという。建てられた当時は、それこそ会津中の大工さんが見学に来て驚いたという逸話を持つモダンな建物だが、教会の人たちは、建物を保存するよりも、すっかり新しいものを建てたいという気持ちが強かったという。

この辺りの気持ちはよくわかる。教会という建物は、ふだん集っている私たちにとっては「ホーム」である。礼拝する場であるのは基本だが、空間としての用途はじつに多様なのだ。とくに小さい教会の場合、礼拝する場所が空間のすべてということが多いので、それはもう七変化してもらわなくてはならない。人生にかかわる事柄だけでも、つまりゆりかごから墓場まで、この場所ですべてが行なわれる。たとえば、児童祝福式、成人式、結婚式、披露宴、前夜式、告別式・・・。わたしたちの教会でも、お葬儀は多い。おばあちゃんの棺を守ると言って、孫たちが会堂に泊まり込んで、棺のそばで一夜を過ごしたこともある。
そのような人生儀礼だけでなく、もっと身近なこととしては、大勢の子どもたちと遊ぶ場所になったり(以前、椅子を片付けてミニ四駆大会をやっていたこともある)、カフェやコンサート、勉強会など、なんでもありなのだ。できることならば、もっと使いやすく、建物をまったく新しくしたいと多くの教会が思っている。

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会津は観光が主要事業なので、古い建物を再生して保存し、観光客も受け入れてほしいという要請が、まちづくりの関係者から投げかけられたという。これほど古く、手間のかかっている建物を再生するのは、新会堂を建てる以上に費用も技術も必要だ。さんざん教会内部で話し合い、助成金なども受けることができ、こうしてみごとに再生するにいたったという。

建物が再生されて、会津のまちの人たちもとても喜んでくださったという。今では、ゴスペル教室やクラシックなどのコンサートも盛んで、まちの公会堂のように親しく利用されているという。教会に若い人たちが出入りするようになり、高齢者が多かった教会の中も、生き生きとした雰囲気が生まれている。夏を前にして、観光客を招くための草むしりも、いまでは教会の行事のひとつのようだ。大草原の小さな家の教会ですね、まさに!

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↑4本のワイヤーで建物を支えている独特な手法です。

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↑このオルガンは、野口英世の時代からのもの。教会で開かれていた語学教室に通い始めたのが、そもそものきっかけだったという。教会にお目当ての女の子がいた、という説も。

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↑古い階段には共通したたたずまいがあるように思います。わがやの階段もこんな感じです。最初は、拭いても拭いても布が真っ黒になるので、ほとほと困りましたっけ。この階段を上がると、小さな部屋があります。なんと、会堂の上が納骨堂になっていました。教会の人たちは天国に送り出した人たちのことをいつでも思い出すことができて、とてもいい造りですね。


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↑教会を再生する時、いちばん話し合ったのが、床を土足にするかどうかだったそうです。この手の話はよく聞きます。土足の方が、訪れる人には楽ですが、掃除が大変なので迷うところですよね。私たちの教会でも、土足の意見が出たこともありますが、日曜日にこの「ホーム」に帰って来るのだから、家庭的な今の大きさのうちは、靴を脱ぐスタイルでいいじゃないの、という意見にまとまりました。

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↑会津には高山右近の影響で、キリシタン大名もいたようです。これはレオ氏郷南蛮館のステンドグラス。
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by Annes_Tea | 2008-12-05 23:51 | リノベーション日記
リノベーション日記 最終日編
夕方仕事から戻ると、
ちょうど親方たちが軽トラックに乗り込むところだった。
ようやく、本当にようやく、会堂のリフォーム作業が終わったのだ。
いちばんよく通ってきてくださった若い職人さんに、
思わず握手を求めてしまった。
「手、汚れてますよぉ」と言われたが、何のその。
ペンキの細かい仕上げに相当手間がかかったらしく
(なにしろ傷みがひどく、細々した部分が多いので)、
予定を4日間も返上して来てくださったのだから。
ありがとうございました!

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教会の庭になぜか漆の木があります。毎年紅葉するので、何かな? とは思っていましたが、その正体がわかったのは去年のことです。牧師館の前にある大きな椎の木を剪定してくださった、向島・鳩の街の植木屋さんが教えてくださいました。

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(2005年12月撮影)
ちょっと懐かしんで、3年前のクリスマスの様子を紹介します。この風情が好きだと言ってくれる人も案外たくさんいました。昨日の夜、会堂の扉を閉めようとした時、「まあ、きれいな教会ね」という言葉が聞こえたので、思わずびっくり。声の主は、通りがかりの年配のご夫婦でした。うちの教会に対して、「きれい」という形容詞を使われたのはなにしろ初めてのこと。嬉しくて、えへへ、とペコちゃん口になってしまいました。
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この写真も3年前のクリスマスです。この時は、ニューヨークからゴスペルシンガーのボビーさんたちがクリスマスライブに来てくださいました。その前年、アーティストの友人のホームパーティーで初めて会った時に、たまたま教会の写真を見せたところ、「おお、私は来年、この教会で歌いたいです」というようなことを英語で言われました。それから1年近く何の音沙汰もなかったのに、ちゃんとクリスマスには約束を果たしてくださいました。ニューヨーカーのクリスチャンアーティストたちは、なぜかこの教会が好きなんですよね。アメリカの大都市では1000人ぐらいの教会も珍しくないので、小さいけれどがんばってますというここの雰囲気に、心を動かされるのでしょうか。これからもみんなに親しまれる教会でありたいと願っています。

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by Annes_Tea | 2008-12-04 23:41 | リノベーション日記
リノベーション日記 ドア編


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↑以前のドアには、ガラス部分にカッティングシートが貼ってありました。最初はステンドグラスのようできれいだったのでしょうが、風雨にさらされて次第にもろもろに。ドア自体はいい味を出していたので、ガラスを交換して使い続けることにしました。屋根に合わせて、新しいドアもグリーンです。鮮やかな色に、通りがかる人もはっと驚いて見ているようでした。きれいですよね。

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↑before&afterです。いかがですか? かなり印象が変わりました。ドアのグリーンとショーウンドウのような窓がいい雰囲気を出しています。通りがかる人も、訪れる人も、明るくなったねぇ、と言ってくれます。教会のみんなも大喜び! 職人のみなさん、よいお仕事をしていただき、ありがとうございました。
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by Annes_Tea | 2008-11-30 21:28 | リノベーション日記
リノベーション日記 窓編

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これが65年間使ってきた窓です。年輪を感じますね。特殊な形なので、新しくするには、全部オーダーで作ってもらう必要があります。わたしたちの予算ではそれは難しいけれど、現状に手を加えるとなると、壊れる覚悟でお願いしなくてはならない。さあ、どうなることでしょう?!
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まず室内側の窓枠を、無事に塗りかえていただきました。きれいになりましたよね。少し下がった天井部分も、修理をしてこの通り。
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今回、いちばんこだわったのが、コンセットハットの骨組み部分です。あえて濃い色にすることで、ドーム型の空間を強調し、よいリズムになりました。成功です!
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これは会堂の講壇部分の壁です。ボルドーカラーのビロードで覆われていましたが、思いきって石工ボードに張り替えることにしました。真っ白になった壁面にプロジェクターを投影して使う予定です。これで、賛美の時、スクリーンを出し入れする手間がなくなりそうです。
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by Annes_Tea | 2008-11-30 21:21 | リノベーション日記
リノベーション日記 天井編
今回、改装のきっかけとなったのは、「天井をなんとか少しでもきれいにしたい」という願いに始まります。白いペンキを塗ってはどうだろうかと意見がまとまったので、見積もりを頼むことにしました。ところが、職人さんに実際に見ていただくと、「たとえ一時的にきれいになっても、材質や環境を考えると早いうちに剥げ、よけいにきたなくなってしまうかもしれないですね」というご意見をいただきました。そこからわたしたちの計画も大きく変わっていきました。いっそのこと、天井材を総取り替えして、他のところも手を入れようではないか! こうしてわたしたちの新しい出発が始まりました。
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当時、まだ子どもだった夫の記憶によると、昔はボール紙のようなものが天井に張られていただけだったそうです。ところどころ穴が開いていたらしく・・・。板を剥がしてみると、ログハウス風の天井が出現しました。65年前に作ったにしては、案外、傷みが少なくて驚きました。でも、さすがに場所によってはこんなにボロボロ。

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曲線のある場所に使われるシナ合板で天井を覆い、ゴム材でできた木製風のとめ具を使う予定でした。ところが、天井が予想以上に歪んでおり、うまくとまらないことが判明しました。そのため、まず下地を貼ってから、その上に合板を3ミリずつ隙間をあけて貼り合わせるという手法がとられました。
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ついに完成!! すっかり会堂内が明るくなりました。限りある予算でも、ライトだけは変えたいと思っていました。シェードのないタイプを選びましたので、以前よりもまんべんなく光が届きます。明かりの色は念願の電球色です。温かい雰囲気で居心地よく、ついつい長居?
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by Annes_Tea | 2008-11-28 12:29 | リノベーション日記


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