下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

『赤毛のアン』の講演や読書会ワークショップ、執筆依頼などは、下記のメールにてご連絡ください。







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▷「大人のための子どもの本の読書会」墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


▷ つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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エンゼル型でお菓子を焼く
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連休中、ギター教室の子どもたちが遊びに来るというので、
いつものようにバナナケーキを焼くことにした。
本当に、こればかりという感じなのだが、
お菓子作りに関して腰が重いわたしには、
家にある材料で作れるこのビギナーレシピがいちばんなのだ。

手持ちのお菓子の型は、
パウンド型、エンゼル型、スクエア型、底が抜ける丸型の4つだけ。
中でもいちばん活躍するのがエンゼル型である。
パウンドケーキだろうと、ムースやプリンだろうと、
ふだんはこのエンゼル型で済ませてしまう。

わたしが子どものころ、
母もまたこのエンゼル型をよく使っていた記憶がある。
ずいぶん前になるが、
大原照子さんの「1つのボウルでできるお菓子」という本を見つけたときに、
懐かしさもあいまって、
本と一緒にエンゼル型を衝動買いしてしまったのだ。
以来、わたしのお菓子作りは、
エンゼル型なくしては成り立たない。
大原さんよると、
エンゼル型は熱が平均して行きわたるところが最大の長所のようだ。

大原照子さんには、その昔、一度だけお会いしたことがある。
当時のわたしは駆け出しのライターで、
紅茶の記事ならなんでもやります、
と会う人ごとにさんざん言っていたころである。
念願かなって、初めての紅茶特集を任されたとき、
カラーページの撮影で、
紅茶のセッティングをしてくださったのが大原さんだった。
撮影はこの本と同じく、大御所の安東紀夫さん。
ベテランの編集者も同伴し、
新参者のわたしなど、いてもいなくても。
撮影も試食もつつがなく進んだ最後に、
編集者が気をきかせてくれて、
「紅茶が大好きで勉強もされているんですよ」
とわたしのことを紹介してくれた。
大原さんはそのとき初めてわたしを正面から見ると、
「あら、イギリスで勉強されたの?」と言う。
いいえ、とかなんとかモゴモゴ答えているわたしに、
「あら、それではだめね」
と言うと、話はそれきりになった。
そのときの気恥ずかしさは、今でも思い出すことができる。

その言い方に、気を悪くしたとかではない。
ああ、そうか、と妙に腑に落ちてしまったのだ。
紅茶を学びたければやっぱりイギリス暮らしなのね、と。
だからと言って、イギリスに留学しようという気はさらさらなかった。
むしろ、お茶好きとして日本で学べることといえば何だろうと真剣に考え出して、
その後すぐに、煎茶のお手前を習うことにしたのだ。
煎茶道に出会えたことは、
わたしの人生の中でも、幸福なことのひとつである。
だから、あのひとことは、新しい扉を開いてくれた贈り物だと言えるかな。

今も思い出す。
エンゼル型を見ると、
「あら、それではだめね」という凛とした声を。


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最近は、スクエア型をよく使うようになりました。スライスしたバナナを押し込んで焼けば、見た目もひと味違います。


1つのボウルでできるお菓子―型も1つで全部できます

大原 照子 / 文化出版局


じつは、この本のレシピそのものは、いまはそれほど使っていません。でも、パンをきらしてしまったというときには、この本のスコーンやソーダブレッドが活躍してくれます(くれぐれも温かいうちに食べてください)。紅玉を使ったりんごのケーキはどれもおすすめ。子どもたちに人気なのは、マーブルケーキ、チョコレートブラウニー。かぼちゃのムースもおいしいですよ。
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by Annes_Tea | 2009-09-26 22:54 | お茶と料理、ときどきカフェ
たった1週間のシーズナルフラワー

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今年も咲いた。
「彼岸花」と書いても「曼珠沙華」と書いても、
教会とは字面がなじまない花だけど、
教会暮らしの身に、季節の変わり目を教えてくれるシーズナルフラワーである。

ある日、何の予兆もなく、それは唐突に地上に顔を出す。
隣家との境に植わっている芙蓉の足元に、
ひゅんと何本もの茎が伸びたかと思うと、
翌週には赤い花をいっせいにつける。
それが、毎年決まって、敬老の日にいちばん近い日曜日なのである。
教会の人たちも、礼拝の朝、赤い花を見つけては、
あ、咲いたねぇ、と1年ぶりの対面に目を細める。
花のいのちは、1週間がいいところだ。
触れても大丈夫ではあるが、
毒性があると聞いてから、枯れたら枯れたままにしておく。
やがて次の秋まで、曼珠沙華のことはすっかり忘れ去ってしまう。

連休の午後、
ふだんは行かないところまで、隅田川沿いをメルと歩いていたら、
新しく造られた土手に、群生している曼珠沙華を見つけた。
そこだけ芝生が削り取られ、
人間の手で植えられた痕跡が生々しい。
曼珠沙華という花は、
自然に発生するようなものかと思い込んでいたので、
その造り込まれた雰囲気が意外だった。

曼珠沙華が植えられたあたりには、
ネズミもモグラも近付かないという。
わたしもメルも、遠巻きに眺めて、この日は静かに通り過ぎた。

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秋、ですね。でも、半袖のTシャツで過ごしています。


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ついでに足を伸ばした浅草界隈から、建築中の東京タワーを撮影しました。いつも墨田区側から見ているので、台東区側から見た様子が妙に新鮮でした。押上に住む知り合いが、「目の前にあって、じゃまなのよ」とこぼしていました。

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by Annes_Tea | 2009-09-23 00:47 | 日々の庭と花
続・教会カフェ

9月に入ってから、
「墨東まち見世」という100日間のアートイベントが始まった。
100日もの間、アーティストが地域に浸透しつつ、
制作過程を見せるという企画らしい。
土曜日の夕方、
キラキラ橘商店街の一角で行われた開会式をのぞきに行った。

この教会もかろうじて墨東に入っているので、
地域に根ざしたひとつの場として、空間を提供する予定である。
具体的にはまだこれから。
アートディレクターの方々と、
今週中には話をしましょうということになっている。
個人的には、子ども向けのプログラムを開きたい。
でも、カフェイベントがいいのかなぁ。
毎度おなじみのような気もするが、
教会とカフェは相性がよいのだ、きっと。
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商店街の空き店舗にアーティストが暮らして
コミュニティをつなぐという企画。
現在、滞在しているのは劇作家の岸井さん。
遊びに行くと、お茶でウエルカム! キラキラ名物のビッグかりんとうも。


母教会にいたころ、
「教会」は「病院」に近いイメージがあるよね、
と言われて、うん、確かにそうかもしれないと思っていた。
月曜日から土曜日まで社会の中でもみくちゃにされて、
日曜日にやっとの思いで教会にたどり着いては、
傷をいやして、魂のビタミンを補給する。
でも、自分が教会のバックヤードに関わるようになって、
病院? ううん,違うなぁ、と思い直した。
だいいち、日曜日ごとに病院へ通いたいと思う人がどれだけいるだろうか。
やっぱりカフェ、
ただ、理想としては、もっとダサイ感じがいいと思っている。
それは外見のことではなく、目に見えない部分での話だ。
自分の格好悪いところも見せられる場所。本当の意味で寛げる場所。
家庭のリビングだろう。
それも、大家族のお茶の間で、どんと構えたオカンがいるような場所。
いえ、別に牧師の奥さんがオカンということではなく、
たとえ、ですね。つまり。
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この夏行った倉敷教会には、本物のカフェがあった。
カフェというよりは、喫茶店という雰囲気で、
きめきめでないところが、オカンぽくてほっとする。
ロイヤルミルクティーをいただいている間、
夏の教会学校についての打ち合わせが漏れ聞こえてくるので、
つい耳をそばだててしまった。
議題は、紙コップ。
子どもたちに使い捨てのものを使わせるかどうか。
環境教育は大切だけど、
洗い物に時間をとられるよりも、
限られた時間を有効に使う方が大切なのでは、とか、
もしかして素材がケナフなら筋が通るかも、とか、云々。
聞いていると、いずこも同じなのね、と微笑んでしまった。
わたしたちの教会でも、
紙コップ問題が浮上してマイカップ持参となったが、
洗う人が自然と定まってしまい、それがストレスにもなったりする。
結局、マイカップ派は、今のところ4人だけだ。

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        登録有形文化財になっている倉敷教会の建物。


倉敷教会は100年もの歴史がある。
お茶を楽しんだ後、教会の女性が会堂を案内してくださった。
会堂に入って、あれ、と一瞬、デジャブを感じたのは、
会津若松で見た教会の内部とよく似ていたからだ。
西と東、場所は遠く離れていても、
それぞれに建築された時代を考えるとありえるか。
倉敷教会の設計は、お茶の水の文化学院を建築し、
自ら校長も務めた西村伊作。
ニシムライサク。聖書を読んでいればピンとくるだろう。
「イサク」という名前でわかるように、名付けた両親ともクリスチャンだ。

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クラシカルでモダン。御茶ノ水の文化学院に通じます。
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ぶどうのモチーフ。
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カフェの人にお願いをしたら、快くご案内くださいました。
観光地にある教会は、私たちのような見学者がいて大変かと思います。
そして、旅人への応対で、その教会の持つ文化がわかります。
 当然、断られることもありますが、そのことよりも、
どんな言葉を使うかが大切だと学ばされます。
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100年前の教会創設メンバーに、
倉敷の名士である大原孫三郎の名前を見つけた。
倉敷紡績、つまりクラボウの創設者だ。(いまやクラレ?)
倉敷に数日滞在しただけのよそ者であっても、
この孫三郎さんが、倉敷の町にどれだけ貢献し、
今なお愛されているのかを感じる場面に、何度も出会った。
器屋で店番をしていた大正生まれのおばあさんは、
孫三郎さんの素晴らしさについて、わたしたちに熱く熱く語ってくれた。
大原美術館を建て、世界中の一流の美術品を集めたことで、
戦中、倉敷は空襲を免れたという歴史がある。
「美観地区が今あるのも、みんな大原さんのおかげ」と言っていた。

わたしの暮らす鐘ケ淵のまちも、鐘ケ淵紡績、
つまりカネボウの城下町として栄えた時代があったはずなのに、
いまではカネボウは解体し、
そんな恩恵も人々の感謝も、まちにはみじんも残っていない。
「文化」だとか「まちへの貢献」というビジョンのあるなしで、
企業が結ぶ実はずいぶん違うものだ。

そして、孫三郎さんとともに、
倉敷を歩いているとよく目にする名前が、石井十次だ。
マツケン主演で、「石井のおとうさんありがとう」という映画が公開されて、
その業績が少しでも全国区で知られるようになったのは、うれしい。
石井十次は日本で最初の孤児院を開いた青年医師で、
真性の熱血クリスチャン。
大原孫三郎は、石井十次から精神的に多大な影響を受けたようだ。

残念ながら、教会創設に名前はあるものの、
孫三郎さんが信仰を最後まで持ち続けたかどうかは、
倉敷教会の人たちに聞いても、はっきりしなかった。
たまたま大原美術館で、彼の葬儀の映像を見たのだが、
教会で行われておらず、
戒名まで付けられていたところを見ると、違うだろうなぁ。
もし、石井十次がもう少し長生きしていれば、
何かが変わっていたのだろうか。

教会カフェの話が、
思わぬシリアスなところに行ってしまった。
終着点はどこかと言うと、
大原美術館の初期コレクション収集に尽力した画家の児島虎次郎だ。
虎次郎も、地元の人にとっては恩人になるようだ。
その虎次郎の妻は石井十次の娘である。
映画でその娘役を演じたのが、
10月に開くイベント「声なき者たちの声を聴く」で
朗読をしてくださる役者さんなのだ。
倉敷へ旅立つ前、その役者さんに、
映画のロケで行ったおすすめ場所を尋ねたところ、
大原美術館はもちろんのこと、
アイビースクエアと児島虎次郎美術館だと教えてくれた。
知らなかったら素通りしていたかもしれない。
うん、行けてよかった。

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倉敷紡績の工場をリノベーションしたアイビースクエア。
ここに泊まりました。
やはりレトロできめきめではないけれど、
余分なものは何もなく、清潔でホスピタリティがあってよかったですよ。
しかも大浴場。倉敷の旅にはおすすめします。


倉敷教会を設計した西村伊作の言葉を、文化学院のサイトで見つけたので紹介します。こんな校長先生だったら、心強いですよね。
引用はここから→http://bunka.gakuin.ac.jp/about/souritsu.html

「自分の娘、息子のように、みんなのために祈る。
 どうかこの人の一生がよいものとなるように、
 静かな心、自分を正しく、
 ゆがめられずに、真っ直ぐにいくようにと。
 途中で去った人にも、いまどこかで私のまいた種の芽がはえ、
 この学院が一生心に残るだろう。
 私は祈る、天の恵みが、みんなの上にあるように」
                創立者 西村伊作の言葉より



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by Annes_Tea | 2009-09-21 01:20 | お茶と料理、ときどきカフェ
ドッグカフェ見つけた

メルのカフェデビューの写真。もう4年くらい前かな?


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メルのドッグカフェデビューは、数年前の夏、軽井沢だった。
そのころ、犬の飼い主初心者のわたしは、
犬のことをもっと知りたくて、犬にまつわるエッセイばかり読んでいた。
その前は、犬のしつけに関する本を読み漁っていたのだが、
読めば読むほど理想と現実とのギャップに滅入るので、
ブルース・フォーグル博士の「新! ドックトレーニングマニュアル」(これは優秀 !)を最後に、
読むのを止めてしまった。

本の中の犬を探し始めると、きりがない。
古いところでは、中野孝次の「ハラスのいた日々」を引っ張り出して、
散歩の途中でオス同士をケンカさせて社会を学ばせる、
なんてエピソードに、時代が違うなぁとつぶやいたり、
カレル・チャペックの「ダーシェンカ」が何年も本棚に寝かせたままだったのを思い出したり、
江國香織の「雨はコーラがのめない」という不思議なタイトルは、
「雨」という名前の犬の話だといまさら知ったり、
とまあ、そんな風に読書する女を続けていた。

そんなころの話である。
車にメルを乗せて軽井沢の町中を走っていると、「スリードッグベーカリー」の看板を見つけた。
ちょうど、創業者であるダンとマークがカンザスシティーに開いた
自然素材のドッグベーカリーの話を読んだところだったので、
これはこれは、と嬉しくなって店内に入った。
もちろんメルを連れて。
メルにとっては初めてのドッグカフェである。
ところが、すぐ後に、よく吠える小型犬が入ってきた。
メルは滅多なことでは吠えない。
そして、吠えられることが何よりも嫌いだ。
小型犬が吠える度に、メルは胸をううっと持ち上げ、わたしたちは気が気でない。
優雅なお茶の時間どころではなかった。

わたしたちがリラックスできたのは、
その翌日に偶然見つけた中軽井沢の「チェルシーズガーデンカフェ」である。
「スリードッグベーカリー」や「ドッグデプト」のような
チェーン展開のお店のつるんとした感じは、個人的にはあまり好みではない。
その点ここは、カフェマニアのセンサーがぴぴっと働いて、
引き寄せられるように入って行った場所である。
チェルシーというぐらいだから、イギリスでよく見かける一軒家風、
私の中の紅茶好きのセンサーも、ぴこぴこと動いた。
外のテラスは、木立に囲まれて、小鳥のさえずりが耳に優しい。
でも、
これこれ、こういうのを求めていたのよね、と喜んでいるのはわたしだけだ。
結局のところ、犬にカフェは必要ないし、
人間だって気を張りつめながらお茶を飲むよりは、
のんびり軽井沢の自然の中を犬と散歩する方が楽しいはずだ。
それでも、メルは生まれて初めて目にする「犬用のケーキ」は相当気に入ったようだった。
素材はおもに野菜で、甘みはもちろん入っていない。
とにかく、ぺろり、と食べてしまった。
ただ、上に乗っていた飾り切りのにんじんだけは、
つついているだけでとうとう残してしまったけれど。

先日、山谷にある宣教師事務所に行ったときに、
浅草の言問橋近くに、教会が営むカフェができて、それがいい雰囲気だ、という話を聞いた。
ちょうど車で来ていたので、寄り道して訪ねてみた。
元は何かの事務所か工場だったらしく、
1階の倉庫をカフェに改装して、2階を会堂として利用しているようだった。
家具は持ち寄り風、細部までおしゃれというわけではないけれど、
全体のざっくりした雰囲気が心地よい。
倉庫だったということで、天井がそこそこに高く、がらんとした特有の抜け感がある。
あ、いいねぇ。しかも、有機コーヒーが一杯250円。
カップ持参だと割り引きもあるらしい。
ご近所住まいらしいスタッフの女性に、
早速、自己紹介をして、カフェ開業の顛末なんかを教えてもらう。
オープン時に配ったというチラシを見せてもらうと、
やや、箱の中に黒いレトリバーが入っているではないか。
「犬もいいんですか?」とわたし。
「もちろんです」と彼女。犬の飼い主さんでもあるらしい。
「どんな大きさでも?」と念を押す。本当はボーダーコリーでもいいですか、と聞きたいところだったけど。
「もちろんです」と彼女。

浅草にドックカフェを見つけた。しかも教会カフェ。うれしい。
お休みの日、白髭橋から隅田川沿いをメルと歩いて、ここに来たら楽しいだろうな。
でも、実際に行くことはたぶんないだろう。
軽井沢以来、カフェに行きたいのは人間だけで、
メルは行きたくないのだと知っているから。
それでも、近くにメルと行けるカフェがあると思うだけで、
犬の飼い主としてはなんだか心強いのである。

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倉庫を改装したカフェ「ライトハウス」。
2階は教会として使っているそうです。
先生はガーナの人、インターナショナルチャーチだけあって、
ゴスペルや英会話教室が賑やかに開催されているそうです。楽しそう!
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by Annes_Tea | 2009-09-19 14:08 | まちを歩く
髪を切って、少しだけエコ?
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↑最近見た、びっくりしたもの。ビクター犬にも、いろんな表情があるのですね。



髪を切った。
ロングからミディアムにした。
20センチは切ったのだが、
前から見た雰囲気があまり変わらないせいか、
「あれ? もっと切るのかと思った」と夫に言われた。
新婚時代は、美容院から帰ると
「かわいくなったね」とほめてくれる優秀な夫だったのに。
日曜日、教会の人もだれも気づかなかった。
4年生のクラスでも何も言われなかった。

いえ、なにも自意識過剰というわけではなく、
5年生の反応があまりにも対照的だったので、
ちょっと書いてみたくなっただけなのだ。
教室に入ったとたん、
「あれー、先生変わったー」と、男の子の半分くらいが騒ぐ。
女の子たちは、
「髪切ったー」と繰り返す。
「変わった、変わった」と10回くらい叫んでいたクラス一のやんちゃ君が、
しまいには
「おまえ、うるさい」
とほかの男子たちにたしなめられていた。
ひと騒ぎすると、みんな気分があたたまったのか、
いつもより楽しそうに授業に向かった。
帰り際、チョークで落書きするのが大好きなNちゃんが、
わたしの新しい髪型を黒板に書いてくれた。
ちゃんとミディアム、毛先もくるんと巻いてある。ありがとう。

おもしろいなぁ。
このクラスに限らず,5年生は人の服装やら、髪型やら、
なんだかんだと意見をしてくる。
(ちなみに柄物、モノトーンは評判が悪い。
みんなが好きなのは、きれいなピンクかブルーである)
でも、年齢だけは聞いてこないから、
そのあたりを心得ているところもおもしろい。

髪を切ったのは、気分転換というよりも、
時間の節約をしたくなったからだ。
人生に費やすシャンプーとブローの時間ときたら。
手ぐしで完成するスタイルにしてもらったので、
劇的といっていいほど楽になった。
スタイリングの身軽さは、気持ちも軽くする。

ところが、ひとつ問題が起きた。
ブローをしてから時間が経つと、右側にいやなうねりが出る。
新しい美容師さんは、
懇切丁寧にブローのコツを教えてくださった。
つまり悪いのはわたしの腕である。
困ったな、と思っていたところに、
その美容師さんからはがきが届いた。
お店のサービスとして、
カットしてから10日以内ならば無償で相談に応じる、
と書いてあるではないか。
んま、なんてよいお店なの。
ふだんのわたしならば、面倒でそこまではしないのだが、
この秋は、なんと言うか前向きなのだ。

先日、通りかがったついでに、駆け込んでみた。
「カットは気に入っているんです。問題はわたしのブロー」
と訴えると、
ふんふんと聞いていた美容師さんが、
ドライヤーをさあっと当てて、あっという間に、
右側のうねりをサラ髪にしてしまった。
そして、わたしに実践してみるように促す。
ドライヤーを手渡されて、美容師さん自らレクチャーを受けるのは人生で初めてだ。
さて、やると見るとでは大違い。
自分の不器用さに涙が出る思いだった。
それでも、何度か手ぐしを続けていくうちにコツがつかめてきた。
毛先を指に巻き付けてくるんとするスタイリングも、
くるん、の方向が逆なのでへんな風にはねることがわかった。
納得してみると、とても簡単。
10分足らずで悩みは解決した。
はがきに書いてあった通り、すべて無償だった。

お礼を言うと、店長も出てきて
「よかったですね」と笑顔。
別の美容師さんが、
「困ったときはいつでも立ち寄ってくださいね」と言う。
ありがとう。
みなさん、本当にありがとう。

今年の春に開店したばかりのこの美容院は、
同じお店で働いていた仲間たちと志をひとつにして独立したらしい。
秋の出会い、うれしいな。
ようやく、美容院ジプシーとさよならできそうだ。

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by Annes_Tea | 2009-09-13 21:38 | 牧師館で暮らす
特別イベント「声なき者たちの声」を聴く

前回お伝えした、イベントのちらしができました。表示を拡大してご覧下さい。
エキサイトはPDFファイルを載せられないので、ファイルをjpgにする方法がよくわからず、断念しそうになりましたが、なんとかクリア。ブログのおかげで、携帯電話も操作できなかった(いえ、したがらなかった)人間でも、ほんのぽっちり成長させられました。

今回、関連イベントとしてチャリティーコンサートを企画しているビアニストの吉田まどかさんが、友人のウェブデザイナーの助けによって、期間限定のウェブサイトを開いてくださいました。
サイト内の「関連イベント」をご覧下さい。みんなが持てる力を出し合って、ひとつの集まりに向かって動いています。なんだか、とても素敵です。

e0165236_13481710.jpg「声なき者たちのための声」チャリティーコンサート←

きっかけは、スージさんを招けないかしら? と単純に思ったことが始まりでした。同じような思いを与えられた3人の女性が出会い、スージさんの今回の来日が決まりました。写真家であるスージさんは今回、日本の女性たちの撮影も予定されているようです。
          
ゲスト出演してくださる須貝まい子さん←と、神山みささん←のサイトもリンクしておきますので、どうぞ遊びに行ってみてください。

みなさんにお会いできることを楽しみしています。

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by Annes_Tea | 2009-09-09 13:49 | お知らせ(イベント他)
秋、知ることから始まる

       今日は重めの話なので、
       この夏、旅先で出会った「光」を感じる写真を紹介してみます。

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Excite エキサイト : 社会ニュース

今週、初の性犯罪の裁判員判決が出た。
裁判員の一人が、実名で報道に応じている中で、
被害者の心の傷の深さと、犯人の更正を願う気持ちから、
思わず涙ぐむ様子が心に残った。

新聞を読んで、その裁判員の職業は牧師だと知った。
「聴く」という仕事のプロである牧師ですら、
事件の詳細を聞くことに辛さを感じているのだから、
まして、
人の苦しみに対峙することに不慣れな人にとっては、
事件の詳細を聞かなくてならないことには、
相当な覚悟と負担が必要だろう。

わたしも被害者支援の一端にかかわる者として、
性犯罪の被害の詳細を聞く機会がある。
一度聞かせてもらった話は、決して忘れることはできない。
性犯罪はその性質として、
一人の人間の人格を、一瞬にして、まるごと殺すような残酷なものだ。
人間がこれほどまでにひどいことができるものかと、
その恐ろしさに打ち震えることもある。

同じ被害者の立場として考えると、
性犯罪に裁判員制度を導入することは、まだ勇み足のように思う。
それでも、一般の人たちが、
一人の女性の苦しみと向き合うことの意味は大きい。
関わる人たちはきっと、
痛みや怒りといった感情に気持ちが揺さぶられ、
今まで関心のなかった問題に個人的に心を向けるようになるだろう。
もしかすると、それが、
小さな行動を踏み出すきっかけになるかもしれない。

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始まりは、知ることから。
そして、つながってゆくこと。
これは、いつも考えていることだ。
今、新しく知ろうとしているのは、児童労働や児童売春についてである。
昨年、pray&hopeプロジェクトという働きを発足したころから、
人身売買というキーワードが、すとん、と心に入ってきた。
気になってしかたないのだ。
ただ、問題があまりにも深刻であり、
なおかつ犯罪組織と関係することなので、
何からどう手をつけてよいものかわからないでいた。
でもね、とここでいつもの調子に戻るならば、
まずは知ることからだと思いを深め、
少しずつ、ネットで検索したり、
講演会などに出かけることを続けている。

先週は、児童労働の問題に取り組むNPO法人・ACE
が月に一度開催している「Cafe ACE」に参加した。
「友だちとカフェでおしゃべりするように、
児童労働について自分たちができることを気軽に語り合う」
という趣旨がよいなぁ、と思って、申し込みをしたのだ。
学生の集まりから始まったというこのグループは、
思った通りさわやかで、スタッフたちの笑顔が心地よく、
応援したくなる雰囲気を持っていた。
ふだんは、数名の参加だそうだが、
今回は、ガーナで進行中の子どもたちを学校に行かせるための
ブロジェクトの報告会を兼ねた内容のせいか、
30人ほどの大所帯の集まりだった。

思いを持って動いていると、必要な出会いは与えられる。
これが、神さまと歩む者の楽しさだ。
この10月には、
「声なき者達のための声」というキャンペーンを展開している
スージ・チルダーズさんが、
ハワイから来日して、講演会やワークショップを開いてくださることになっている。
スージさんは、写真家として世界中を回り、
声なき女性や子どもたちの話を聴き、
ポートレートを撮り、それを伝える働きを続けている。
一週間の滞在中、一日はこの教会に来てくださる。

というわけで、開催まで2か月をきった今、
やや焦りながら動いている最中だ。
夫にお願いをして、
チラシのレイアウトをしてもらったのだが、
その途中で、Susiさんの名前をカタカナにすると、
「スージー」なのか「スージ」なのかわからなくなって、
しばし、作業を中断してもらうはめに。
手元にある印刷物を見ると「スジ」なっている。
でも、Susiがスジ? なんだか心配だ。
協力してくれているカナダ人のランダさんに相談をしてみると、
「どれでもダイジョウブですよ」と言う。
そんなものなのかな。
結局、「スージ」に落ち着いて、
ようやく昨日、ちらしが出来上がったところ。よかった、よかった。

このブログでも、近々、お知らせをアップする予定なので、
みなさん、知ってください。聴いてください。
そして、秋、新しくつながっていきましょう。

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        中国銀行倉敷支店の建物です。大原美術館と同じ設計者によるもの。
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by Annes_Tea | 2009-09-05 16:40 | 牧師館で暮らす
秋、新しくする


メルのガールフレンドが教会の庭まで遊びに来てくれました。人間たちは、ガーデンチェアに座って、お茶を飲みながら、ほっこり。念願のドッグカフェ開催と言えるのかな?
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ただいま、と言うのもおかしいのだけど、そんな気分なのである。
ようやくブログに戻ってきた。
暮らしの時間のねじをまき、
自己流のサマータイムで過ごした8月だった。
新しい月に入って、それも終わり。
今週から再びふだん通りの暮らしが始まった。
でも、夫の学校の仕事はこれからなので、
わがやにはまだ、夏休みの余韻がうっすらと漂っている。
みなさんは、いかがですか?

8月から始めたピラティスが、毎日続いている。
夜、体のすみずみまで動かしてから眠りにつく。
そのせいだろうか。寝覚めがいいのだ、このところ。
ゆるいのに、整っていく、この感じが合っているのかな。
と言っても、教室に通うほどの気概はなく、
DVDを見ながら行う「おうちピラティス」なんですけどね。
固まっていたからだのパーツが、少しずつほぐれて、
体の中心軸がしっかりしていくような感覚なのだ。
ピラティス用語では、「コア」を鍛えると言うらしい。
ヨガとは違って、
あくまで身体のトレーニングであるところも安心材料だ。
ただし、ダイエット効果のほどは、まだまだ。
目で見て結果がわかるまでには、しぱらく時間がかかりそうだ。

日増しに深まる秋の気配のせいか、
意図したわけでもないのに、
何かを始めたり、何かを変えてみたり、ということが続いている。
たとえば、美容院を変える。
10年使い続けてきた化粧品を変える。
クリーニング屋を変える(つもり)。
あるいは、新しい歯医者を見つけたり。
こんなささやかなことでも、
それぞれになんとなくしっくりしない思いが降り積もっていくと、
暮らしの「コア」がずれていくような不自由さがある。
なるべく地元の商店を応援したいと思ってはいる。
でも、いざ見つけようとすると難しい。
共感できる思いと信頼できる技術を求めてみると、
値段に問題があったりする。
なにより、続けられるものでなくては、どんなものでも結果は出ないわけだし。

そういえば、
聖書を読むときに使うデボーションのノートも新調した。
朝、聖書を楽しんで(これが大切)読み、
夜、ピラティスで締めくくる。(もちろんお祈りも!)
まずはこのサイクルを新たな気持ちで続けていき、
内外ともに「コア」を鍛えるのが課題となりそうな秋だ。
そうそう、メルの散歩にも真面目に行かないとね。


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この夏は、あちこちでカメに出会いました。カメと目が合う!
これはメアリー・ブレア展に行くついでに立ち寄った清澄白河庭園のカメです。以前行ったときよりも、カメがものすごく増えていたような。大丈夫かな?

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深川では案山子にも会いました。この秋、深川商店街にアートな案山子がずらりと並ぶそうですよ。

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こちらは倉敷のアイビースクエアに生息しているカメです。倉敷の美観地区に流れる時間のゆるさは、この夏のわたしの気分にしっくりきました。

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by Annes_Tea | 2009-09-02 12:19 | 牧師館で暮らす


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