下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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東京大学博物館の愉しみ

そうそう、骨の話でした。

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大学博物館は面白い。
そう気づいたのは、
東京大学博物館の分館に行った時だった。
分館は小石川植物園の隣にある。

博物学というものを知らないのでうかつなことは言えないが、
骨、石、植物、剥製だけではなく、
地図やコンパス、
そして、
我が家になぜかある古いタイプライターまで陳列されていた。
展示の範囲は広くて、
素人にはとりとめなく感じられつつも、なんだか面白い。
意外な掘り出し物を見つけた気分になった。
これが始まりである。
しかも無料とは。(毎回なのかは知りませんが)

今回は本館を訪ねた。
縄文時代から発掘された人骨やら土器やらを見た後、
最後の部屋が写真のとおり。
館内の撮影は禁止と書いてあったのだが、
骨の舞台の前で、
学生らしき人たちがずらりと携帯を構えている。
まるで野次馬見物か、撮影大会だ。
あれれ、と思って学芸員に尋ねると、
生徒たち(東大生)が撮りたいならば許可してやってね、
と教授からお達しが出ているのだとか。
というわけで、
私たちもゆるしていただきました。

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ミンククジラ!


キリンもトナカイもヒツジもサルもウシもウマもいる。
ああ、イヌの骨がなんと小さいこと。
解剖に使う道具の展示や、
剥製にする前の冷凍状態の鳥たちも見てしまった。
東大構内のどこかで、
日々、動物たちが学問に貢献しているわけだ。ありがとう。

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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

参考までに・・・
朝日新聞のサイト「どらく」で、こんな記事を見つけました。
「ぶらり日帰り社会見学」のバックナンバー
↓大学博物館をぶらり見学

これを読んだら東京農業大学の博物館にも行かなくては、
という気持ちになってしまいます。
農大の隣にある整骨院にクリスチャンの先生がいて
以前、よくそこまで通っていたのに。知っていれば。

ちなみに、このサイトの記事のひとつ、
「世界のお茶時間」↓を愛読してます。お茶会ブログですから。


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この中は?
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by Annes_Tea | 2010-02-25 21:36 | まちを歩く
東大を歩く
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本郷の東大まで散歩に行った。
大学構内、特に国立大学は緑に恵まれているから、
季節を感じるにはよい場所である。
東京の西、国立市生まれなので、
一橋大学の中でよく遊んだ。
そのせいか、大学というものの敷地に入ると、
懐かしいような、ほっとするような気持ちになる。
芸大もがんばれば自転車で行ける距離なので、
好きな散歩コースのひとつである。
芸大美術館にあるがちゃがちゃで、
動物のトロフィーシリーズを全種類集めてしまったこともある。
(勝利品は冷蔵庫のドアに並んでいます)
他には石膏像のがちゃがちゃがあった。
どちらも芸大らしい、と言えばいいのかな。

東大は本当に久しぶりで、
赤門を入ったすぐ左手にスターバックスができていて驚いた。
日本の大学にスタバとは、なんとまあ便利。
ちなみに、スタバは全面禁煙なので好き。
三四郎池は、
夏目漱石読みとして学生時代にわざわざ訪ねたものの、
なんだか鬱蒼としているなぁと、
イメージ違いにがっかりした覚えがある。
今回は冬なので、近付く気にもなれずに素通りする。

これまた構内にある松本楼でオムレツをいただき、
学生生協をひとしきり冷やかしてから、
この日の目的である「骨」を見るために博物館へ向かった。
「骨」の話と写真はまた今度。
生協はノート売り場が面白い。
とりわけ実験記録を書き込むためのノートは種類が多く、
使うあてもないにのに欲しくなって困る。
一冊2000円はざら、となれば、
そう気やすく買えるものではないのだけど。
日本の科学の発展の一端を、
これらのノートが担っているのかしらん。


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東大合格ノートとして有名になりましたよね。
中のドットがポイントらしいです。
今ではどこでも買えますが、
東大で買ってみました。なんとなく。
今年新しく持った小5のクラスノートとして使ってみようかと思っています。果たして使いやすいのか? 


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by Annes_Tea | 2010-02-21 21:09 | まちを歩く
春を見つける
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今年は個人的に読書年です。
和風の小物はあまり使わないのですが、
バーナードリーチのうさぎは好き。
これは文庫本用。
単行本のカバーは、尾道で買った白い帆布のものを使っています。
でも、ちょっとごわごわしていて、
つけかえる時に、本を傷めないかと慎重になります。



寒い夜、祈り会に来たSさんとお茶をいただいた。
冷蔵庫の野菜室に2個の紅玉を見つけたので、
混ぜるだけのリンゴケーキを焼いたのだ。
バスを乗り継いで来たSさんは、
いれたての中国茶をひと口含むと、
「ああ、幸せ」
と目を細めた。
「こんな心持ちで生きていけるなんて想像もしてなかった」
とも言うと、口をホの字にして笑う。
もうすぐ傘寿を迎えるSさんが言うと、
「幸せ」ということばに重みがある。

リンゴケーキはだれに出しても美味しいと言ってもらえたが、
実は、ふるった粉を入れ忘れた代物だった。
りんごとたまごと砂糖を混ぜ合わせたものをオーブンに入れてから、
あれ、なんか妙に水っぽいな、と思ったところでようやく気付いた。
信じられない。ケーキを作るのに粉を入れないなんて。
でも、寛容なレシピのおかげで助かった。
オーブンから慌てて引き上げて粉を加え、
結局、何事もなかったかのように焼き上がった。

2月は行動がおかしくなる。
これは毎年のことだ。
一年でいちばん苦手な月なのだ。
ところが、こんな間の抜けたことはするものの、
今年は少し心の様子が違う。
元気なのだ。寒くて体はこわばる。
でも、
心の風通しは良好で、
去年の分まで挽回すべく、
隙間時間を見つけては、せっせと読書なんかをしている。
2月に読書だなんて、
これまでだったら信じられない話である。

「2月がいちばん好きねぇ」
とSさんは言う。
ええっ。そんな人もいるのか、世の中には。
理由を尋ねると、
「寒いでしょ。大変でしょ。
でも、その中に春を見つけるのが楽しいのよ」
という答え。
なんとなんと。
春の兆しを見つける月だとは。
これは一本とられましたね。

明日の朝、メルと散歩に出かけたら、
吹きすさぶ荒川河川敷で、
春を見つけてみよう。
メルのように、もっと地面をよく見ないと。


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by Annes_Tea | 2010-02-18 00:44 | 牧師館で暮らす
かっぱ橋道具街覚え書き

e0165236_20434823.jpg荒川の冬の朝。こんな写真だと、もっと寒くなってしまいそうですが、くちばしの開き具合が気になったもので。



寒さに弱いので、古家暮らしが身にしみる。
それでも、年々耐寒性がついてきたようにも思うが、
外へ出るときには近所の店でも気合いがいる。
庭仕事はまるでやる気が出ないし、
メルの散歩も天気によっては苦行さながら。
今、犬を飼う人たちのインタビューを続けているのだが、
一年365日、たとえ台風であっても、
一度たりとも犬の散歩を辛いと感じたことがないなんて話をうかがうと、
愛情不足の我が身を恥じる。

特に冬は、自転車がだめである。
自転車部の部員のくせに、情けない話なのだけれど。
風を切って走る。
温かい季節には自転車乗りの楽しみであるこれが、
冬になるとどうにも辛い。
マフラーで顔までぐるぐる巻きにしても、
重ね着をいくらしても、気持ちが辛いのだ。
だから、冬になるとメルの散歩はもっぱら徒歩だ。
自転車を使った方が、時間の短縮になるし、
のろのろ進む私の歩みに合わせるメルにとっても楽なはずだ。
犬というものは、
隙あらば、人間よりも先頭を歩けないものかと虎視眈々とねらっている。
冬に自転車で行くとしたら、せいぜい近場の図書館までだ。
次の休みには、
上野の子ども図書館までひとっ走りして、
帰りにイナムラショウゾウでシュークリームを買って帰ろう。
そんな有意義な計画を頭の中では立てるのだが、
実際に休みの朝になると、いやまた次の機会に、と先延ばししてしまう。

雨の夜、久しぶりに自転車部の面々で集まった。
当然のことながら、
自転車で集合とはならず、みな部長のアトリエに車で乗りつける。
今年の活動計画を立てるのは口実で、目当てはほかほかの鍋である。
自転車部もわたしも、宿根草タイプなのは同じだ。
冬、一見すると枯れているかのように見える土の下で、
根っこだけ静かに呼吸している。
あとは春を待つのみだ。
芽を出して、葉を開いて、花が咲く。
ああ待ち通しい。寒さがゆるんでいくその季節が。

本当は、かっぱ橋について書こうと思ったのだが、
寒さと自転車の話になってしまった。
ここらへんでタイトルにつなげるとすると、
暖かくなったら自転車で行くつもりなのが、
かっぱ橋道具街である、という話。
最後に行ったのは去年のクリスマス前だったので、
その時はおとなしく電車で行った。
地下鉄田原町から徒歩すぐだが、
浅草から国際通りを横切っていくルートが好きだ。
通りの名前は知らないが、
「喫茶店」(カフェではなく)と「お好み焼き屋」がやたらと目につく通りである。

少し行かないうちに、
いくつか店が変わっていて、
おまけに歩いている客の感じも違っていた。
中高年のグループが道幅いっぱいに歩いていたり、
女性の二人組も多く見かけた。
わたしもいまだに不慣れなので、
効率よくまわれずに、北と南を間違えて方向音痴になったりする。
クリスマスや自転車カフェのためのパッケージを買う予定が、
全然関係ない店に興味を引かれ、思わぬ時間をとられてしまう。
目的を果たす前に疲れてしまって、
しまったなぁ、と思うのがかっぱ橋ではよくあること。
soiという店で、
オリジナル手ぬぐいを承ります、なんて貼り紙を見れば、
自転車部で作ってみたいと想像が膨らむ。
鍋のついでに、部員のみんなに話してみると、
いいねぇ、思いきってもう少しグレードを上げて風呂敷は?
なんて案で盛り上がる。
こういうノリが自転車部のいいところでもある。

さて。次に行くときのために、覚え書きを残しておきます。(やっと本題)
かっぱ橋歩きの参考にどうぞ。(偏ってますが)

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この無料マップさえあれば、初めてでも歩けます。
詳しくはこちら↓
http://www.kappabashi.or.jp/index.html

銀座線田原町駅近くから、ふだん歩く順番でご紹介します。
(西浅草側)基本的には、わたしの用事はいつもこちら側で足ります。
○和の器田窯
日本各地の焼き物がほとんど揃っています。1階はふだん使いによさそうなものが豊富で、もちろん定価よりうんと安めです。2階は織部焼きなど高めのもの。ただしこれからたくさんの店を探訪するのですから、くれぐれも時間配分にご注意を。

○輸入道具のDr.Goods
クッキー型でお世話になっています。広くはありませんが、2階も他ではないようなものが置いてあります。わたしが行ったときは、OXOがたくさんありました。メジャーカップを愛用しています。

○伊藤景パック産業フードパッケージ店
クリスマス用のシールやマフィンを入れるような袋類は、シンプルかつちょっとしゃれていて重宝します。松が谷側にある合羽橋店も、お菓子のパッケージが揃っています。

○本間商店(原料店)、吉田菓子道具店
いつも見るだけですが、お菓子作りのモチベーションが上がります。道の反対、松が谷側では、おかしの森、川崎商店などでもお菓子道具を見ます。

○食器のキャニオン
白い食器ならばここ。わたしはカフェオレボウルタイプを2種類ここで買いました。丈夫で使いやすいですよ。

○シモジマ プロバックかっぱ橋店
食材から包装用品まで、まんべんなく揃います。本当はここだけで教会の用は足りるんですけれど。紙のパウンド型やマフィン型、エコタイプのどんぶりをよく買います。

○合羽橋珈琲
ここまで来るとすでに疲れているので、どうしてもこの店でひと休みしてしまいます。朝から夜まで開いていて便利です。ゆっくり過ごせますよ。


(松が谷側)カフェタイムを過ごした後は、反対側に渡って再び田原町方面へと戻るのがパターンです。こちら側は、見て歩くだけのことも多いのですが。

○TDI(東京直輸入センター)
このお店をのぞくのが、合羽橋歩きの楽しみのひとつ。オリジナルものもありますが、輸入キッチン雑貨が多く、何かしら面白いものを見つけられます。柳宗理、野田琺瑯、白山陶器、ル・クルーゼなどなど、定番商品も少しお安く買えます。わたしが行ったときは、デュラレックスのグラスが大セール中でした。

○soi、とうしょう窯、小出商店陶器部
この3店は、器や古道具など、息抜きに眺める場所です。70パーセント引きのモダンな和食器などに出会うこともあって、眺めるだけではすまないこともありますが。とくにとうしょう窯がおすすめです。

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by Annes_Tea | 2010-02-12 21:02 | まちを歩く
妻のポピー、夫のチューリップ

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寒い、寒い。
ムートンもどきのコートを着て一日出歩いた夕刻のこと。
帰ってくると、食卓の景色が違っている。
おお、チューリップだ。
ふだん教会の講壇で使っている花瓶が食卓に乗っている。
きっとわがやの花器の置き場所がわからなかったのだろう。
それが、3つ前の土曜日のこと。
3週間近くもチューリップは食卓を明るく彩っていたが、
ついに今日、片付けた。
再び食卓の背景が白い壁に戻ってみると、
以前よりも寒く感じてしまう。
このところ毎日、ピンクのチューリップを見ていたものねぇ。

去年も、寒い寒い冬の日に、夫がチューリップを買ってきた。
新婚時代は別として、
夫が花を買うのは何かの記念日である。
でも、冬のチューリップだけは、
特別にメッセージがあるわけでもなさそうだ。
そうして、
「この色がいいんだよね」
なんて言う。
こちらも
「いい色ねぇ」とうなずいて見せる。

先月、わたしはポピーを買った。
ポピーは夫が好きな花である。
店先に出る季節は限られているから、
見つけるとつい買ってしまう。
わたしはポピーを見ると、
子どものころに作ったテッシュペーパーの花を思い出してしまう。
テッシュの花は、子ども心にも素敵ではないと思っていたから、
ポピーもさほど好みとは言えない。
でも、食卓に飾ると夫が嬉しそうにする。
ふうん、そうか。
それで、わたしも案外好きになっていく。
夫婦って、そんなものだ。

教会暮らしの事始めは、
2トントラック7台分の片付けからで、順風満帆とは言えなかった。
新婚時代、夫はわたしを励ます意味でよく花を買ってきた。
でも、当時の夫は、自分の好きなポピーなんかを選んできた。
あれれ。ポピーは好きじゃないんだけどなぁ、
と心の中でよく思っていたものだ。
でも、年月が経って、夫も妻も学習した。
そうして、わたしは夫が好きなポピーを買い、
夫はわたしが好きなチューリップを買う。

ポピーとチューリップ。
これがわがやの冬の風物詩であるかぎり、
まあ、ダイジョウブというところでしょうかね。


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今日は二人とも外仕事のため、
メルは散歩不足でこんな顔。
メルには花でご機嫌はとれません。

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by Annes_Tea | 2010-02-06 23:17 | 日々の庭と花
美容師さんとうまくつきあうには?
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かかりつけの動物病院では、
シャンプー台をセルフで貸し出ししているので、
風呂場が古くて問題ありの我が家では助かっています。
シャンプーとなると、いつも固まってしまうメル。
まずはよくブラシをかけてから、全身をぬらします。


昨年、美容院を変えた。
3回目のおつきあいになった時、
「今日からは会員価格になりますよ」と鏡越しに美容師さんが言う。
1000円近くも安くなるのだから、かなりお得だ。
2回目の時には、
ヘッドスパのサービスをしてくれた。
30分かけて頭皮のすみずみまで電動ブラシで洗っていく。
きっとわたし、
メルが日なたでブラシをかけてもらっている時のあの顔をしてるに違いない。
お腹を見せて、ああ、至福っていう。
同じ美容院で働いていた仲間たちと立ち上げた店だけあって、
リピーターになってもらうための小さなサービスがよく考えられている。

「3回」というところに興味をひかれた。
「やはり、3回目が勝負ですか?」
「そうなんです」
新規のお客さんでも、2回目まではたいてい来てくれるそうだ。
でも、3回目につながらなかった時、
その原因を思い巡らしては、反省したり、落ち込んだり。
「満足していただけなかったのはどうしてだろうって」と彼女。
「結局は、相性だったりますよね」とわたし。
結婚して、地元で美容院を探し始めた時、
なるべく続けて同じ店に行きたいと思ってきたのだが、
ここ何年も、ほぼ2年サイクルで移動している。
そう。結局、相性というか、出会いというか。

もうこんなざっくばらんな話ができるのは、
前回、簡単な自己紹介をお互いに済ませたからだ。
彼女の実家にいる犬のこと、こちらはメルのこと。
互いの家族のこと、仕事のこと。
そうしてわたしが牧師の奥さんであることも。
ちょうどクリスマスの忙しさが始まる前だったので、
教会のクリスマスイベントの話もした。
たぶん、彼女とはこれから長い付き合いになると感じたから。
美容師さんと客として、また人と人として。

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洗う時は、手とブラシを使って、
すみずみまでごしごし。

地元で美容院探しをする中で、
わたしは話の内容を慎重に選ぶようになった。
仕事を聞かれたり、家族構成を聞かれたり、
何度か通ううちに、そんなことが起きるわけだが、
さて、どの「わたし」でいこうか、と考えてしまう。
牧師の奥さん、教える仕事と書く仕事、
途中には3年間の学生生活も送ってきた主婦である。
比重はその都度、くるくる変わる。
ふだんは、聞かれたらそのまんま、ざっくばらんに話す方なのだが、
牧師の奥さんと言うべきかどうか、特に迷う。
ひとつには、
この店に通わなくなったら、
教会のことまで印象を悪くされるかも、
なんて考え過ぎの心理が働いてしまうせいだ。
もうひとつは、
美容院は日常を脱出して過ごす時間だから、
「ノーネーム」になってリフレッシュしたいと思うからだ。
できれば、おしゃべりなし。
寡黙な人となって椅子に座り込んでぼんやりしていたい。
新しく出会った美容師さんは、
沈黙とやりとりのさじ加減がほどよい。
日ごろの疲れがほろほろ解けるうちに、
鏡の中でしぼんで見えたわたしが少しずつ整えられていく。

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洗い流し方が下手だと、
途中でブルブルっとやられてこちらもびしょ濡れ。


おもしろいことに、
3回目のこの日も、わたしの鏡の前には、
雑誌の「Domani」が置かれた。
「女性自身」なんかが置かれるよりはずっと嬉しいのだけど、
この手のファッション誌は、すっかり卒業している。
ぱらぱらめくるとまぶしくて目眩がしそうだ。
以前通っていた美容院では、
毎回、宝島社から出しているような、
ストリートっぽいファッション誌が置かれた。
おへそを出したり、エクステをつけたり、山盛りのマスカラテクなど、
こちらはもっと読まない。
だいいち、世代が違い過ぎるでしょう。
なぜかな?
ううむ。考えられるのは、わたしのファッションだ。
以前の美容院では、家仕事の合間に、
ジーンズで行くことが多かったが、
新しい美容院は、先生稼業のスーツで行くことが続いたので
少しだけ「Domani」が入っていたのかもしれない。
見てるんですね、美容師さんは洋服を。
そうして、微妙な年齢の客には、
実年齢より若目の雑誌を選ぶのがテクニックだったりして。
でもね、奥さんとしては、
「オレンジページ」かなんかでレシピのアイデアを仕入れたいのが本音である。
あ、でも、これでは日常を離れてリフレッシュとはいかないか。
気分としては、「天然生活」や「日々」あたりで寛ぎたい。
それならカフェに行けば? という話であるが。

ついでながら、
一度だけ、初回で「散歩の達人」を置かれたことがある。
初対面で、まち歩き好きなことを見抜かれたのならすごいけど。


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最後は顔をやさしくタオルで洗います。
あとは流せばおしまい。お疲れさま。



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by Annes_Tea | 2010-02-01 00:17 | 牧師館で暮らす


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