下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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近江八幡、ヴォーリズ建築をめぐる旅 ♯1(プロローグ)
e0165236_22193289.jpg近江兄弟社学園の塀は、子どもたちの目線の高さに、十字架ののぞき窓がたくさん。こういう優しさがヴォーリズなんですね。



この夏、思い切って近江八幡を訪ねた。
3年前のヴォーリズ生誕100周年以来、
一度は訪れてみたいと思っていたまちだ。

ヴォーリズについては書きたいことがたくさんあるけれど、
ネット時間の短縮を志したばかりなので少しだけ。

数年前まで、ヴォーリズという人をまったく知らなかった。
初めてその人の名前を目にしたのは、
教会に毎月送られてくる『湖畔の声』という小冊子だった。
(日本で発行が続いているものとしては最古の雑誌だと聞いている)

どのようなつながりで送られてくるのか今となっては誰も知らないのだが、
とにかく毎月毎月、ヴォーリズの人となりや業績について書いてあるので、
わたしの中で、彼は親しい人となっていった。
明治時代、アメリカから日本宣教を志し、
紆余曲折を経て建築の仕事を始めた。
その建築の数たるや、相当なものなのだとか。
東京では明治学院のチャペルとか、山の上ホテルとか。
メンタームで知られる近江兄弟社の創設者でもあり、
日本に帰化もしている。
プロフィールのひとつひとつに物語を感じて、
いつかゆっくりその人について知りたいと思っていた。

ただ、近江八幡というまちがあまりに遠い響きで、
さあ、行くぞ、という気持ちになれずにいた。

ところが、
この夏、なぜかこの夏なのだわ、と強く思い立って重い腰を上げた。
まあ、だいたい、旅というのは、そういうたぐいのものかもしれない。
なぜかそのまちのことが気になって、えいやっという時が来るというか。
震災以来、東京をなかなか離れる気持ちになれずにいた、
というのも影響しているかもしれない。

実際には近江八幡はまったく遠くなく、
新幹線で米原まで行き、そこからJR琵琶湖線で20分ほど。
以前、同じグループの関西の教会と関東の教会の集まりを
近江八幡で開いたことがあると聞いている。
そのくらいの集まりは開けるくらいのまちである。
駅前には、大きなスーパーやビジネスホテルもある。

ただ、わたしが知りたい近江八幡はいわゆる旧市街というところ。
観光案内所に訊ねるとバスで10分程度とのこと。
うん、遠くない。

今回、少し風変わりなところに宿をとった。
100年を超す酒蔵を工房と民宿に改造し、
まちづくりの拠点として活動を行っている場所だ。
宿を切り盛りしているリーダーさんの都合で、
泊まれたり泊まれなかったり。

e0165236_2229148.jpg宿の食堂


そんな具合なので、
行く前からメールであれこれやりとりをした。
ヴォーリズ建築を見に行く目的というのを心にとめて下さっていたようで、
宿に着いてみると、
ヴォーリズ建築の保存活動やら何やらに携わっている方がわたしを待っていた。
ええ?!
これからヴォーリズ建築の住人さんの一人と会合があるから、
家の中も見せてもらえるかも、と言う。
ええ?!
さあさあ、今日のうちに自転車で回れるところを行きましょう、とも言う。
ええ?!

というわけで、
初対面のヴォーリズ通の方の後を追って、
近江八幡に到着したばかりのわたしは、
せっせと自転車で初めましてのまちを走ったのである。

だから旅は面白い。

(それにしても、近江八幡のホスピタリティはすごいです。
さすが近江商人発祥のまちです。
墨田区も観光都市を目指したいならば、
あのおもてなしのココロが必要ですぞ)

e0165236_22293951.jpg宿の台所。古い建物に入ると、友だちに会った気分。大鍋の上のカマが気になりますが、なんと食事作りの直前に、宿のリーダーさんが畑まで野菜を収穫に行くという新鮮さ。途中まで一緒に自転車で行きました。


明治、大正期の情熱溢れるキリスト者の話は興味深いです。
琵琶湖をガリラヤ湖に見立て、ガリラヤ丸という小型船に乗り、
着いた先々で自転車に乗って宣教していたというのですから。
元祖、自転車部でもありますね。
時間のあるときに、建築の写真をアップしてみます。
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by Annes_Tea | 2011-09-30 22:47 | まちを歩く
ブログは夜書くにかぎる?
最近、メルが登場していないので。犬は毎日同じ食事でも文句を言いません。
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役者のたまごとベテランさんが遊びに来た。
話題はブログに及び、
何を書くかという話になった。
プロの役者なのでファンがいる。
それに、事務所もついている。
つまり、「公」のブログだが、
日々のことを書くから「私」のブログでもある。
公私のさじ加減をよくよく気をつけないといけない。
最初に自分の立ち位置を決める必要がある。
見せたい私で行くか、期待されている私でいくか。
新人さんの悩みどころは、
売り出すイメージを全面に出して「私」は控えるようにということ。
つまり演じて書くのだから、
これが日々のこととなると重荷になるかもしれない。
仕事と割り切る方法もあるが、
ブログにギャラが出るわけでもなく・・・。

一方、ベテランさんの方は、
ブログで人に伝えることは避け続けてきたものの、
時代のニーズを読み、
事務所の方針で始めることになったという。
役者としての実力も立ち位置もはっきりしている人だから、
「あなたらしく」と言われたそうだ。
彼女が自分で決めた方針は
「人の心を元気づけるようなもの」を。

わたしは役者ではないけれど、
このあたりはブログを始めるときに少し迷った。
牧師の奥さん、教会の先生、ライター。
どれも自分の役割だけど、
書くときの立ち位置は奥さんとライターを足して、
場合によってあっちこっちに移動すればよいと決めた。
教会の教職としてのわたしは、
ブログを書くときには少しだけ後ろに控えてもらっている。

ネット社会の中に入り込むと、
この立ち位置が周りとの関わりによって
ぶれてしまうことがある。
これはよくよく注意しておかないと、
思ってもみなかった感情を互いに引き出すことがある。

とくにフェイスブックをかじり始めて感じるのは、
この立ち位置がブログ以上に大切になってくるということだ。
何を目的としてだれとどうつながっていくのか。
このあたりを曖昧にしたまま友だちを増やしていくと
余計なものを背負い込むような気がする。
実際、息苦しくなってアカウント削除をした知り合いもちらほら。
わたしはかなり慎重に使っているので、
夫から見ればSNSに向いていないかも、だそうだ。
確かに。
でも、距離的に離れている人とやりとりできるのは
フェイスブックならではなので、
今のところは現状維持でいこうと思っているが。

役者の世界でも、
フェイスブックはそれなりに活発らしい。
新人さんが、大物さんとやりとりをたやすくできる。
ネットの中ではやすやすと関係性のハードルを越えてしまうわけだが、
実際には会ったことのない場合も多い。
撮影現場で初顔合わせをして、
「よろしくお願いします」のはずが、
新人さんの方はすでに大先輩と友だちのつもりでため口をきく。
これは御法度。
というのも、現実には何の人間関係も相互に積み重ねていないからだ。

というようなトラブルが増えている、という話を聞いて、
ふんふん、と考えさせられた。

「役者はネットを見過ぎない方がいい」と彼女は言う。

じつは、ちょうどインターネットとの付き合い方を変えようと考えていた。
それで、彼女のひと言がサインとなった。
ネットに関わる時間をうんと減らそうと思い始めていたのだ。
夜、ネットであちこちをチェックして回る。
夜回りみたいに、
知り合いのブログやらフェイスブックやら、ニュースやら何やら。
時間はあっという間に過ぎる。ああ、もったいない。
とくに就寝前にやると、眠りが浅くなる。ああ、愚か。

1週間、夜回りをほんの数分にしてみた。

その1週間で、夜、3冊の本を読んだ。
就寝前の祈りに集中力が増した。
キッチンのシンク周りの掃除の時間が増えた。
家族と仲良くしようという気持ちが強くなった。

理由はともかくこんな結果が出た。

うん。悪くない。

でも、ブログはときどき更新はしようと思っている。
やはりこれ、わたしにとって暮らしのチューニングだものね。

ただ、ひとつだけ問題なのは、
やはり夜の方が、ことばがカタチになりやすいところだ。
夜なのよ、夜。



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by Annes_Tea | 2011-09-26 00:05 | 牧師館で暮らす
絵本カフェに出会う
↓読書会の報告はこちらです。
☆『星の王子さま』読みました☆

ブログ友だちのミルトスさんがブログに『星の王子さま』について書いて下さいました。ぜひこらちもお読み下さい。ブログでの参加というスタイルもあるのですね。新発見です。ミルトスさん感謝!☆ここから読めます☆↓


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この夏は、いくつか初めましてのまちに行った。
そのひとつ近江八幡で、ふと入った町屋作りのお店。
何か楽しいことに出会いそうな匂いに誘われた。

ちょうどお昼時で、
女の人たちがあっちこっちでプレートランチをいただいている。
ふだんは五穀米を使った食事を出しているらしいが、
この日は特別に別のお店が出店していた。
名前が「ひつじ雲珈琲」とくれば、
ひつじ好きとしては無視できない。
メニューはケーキサクレ。
男子たちの胃袋を満たすのは無理そうだけど、
女子のココロをぎゅっとつかむプレゼンテーションだ。

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「お店の中ならどこでも好きなところに座ってくださいね」
とお店の人が言う。
お店というのは食べ物屋さんだけではなく、
雑貨屋さんや、ギャラリーや、工房といった具合。
一周して、手彫りのハンコ屋さんのある窓際に決めた。
ハンコ屋さんは和服姿の若い職人さんだ。
お昼ごはんを待つ間、
ハンコの試し押しをすすめてくれた。
竹を平らに削るところが、ハンコ作りの土台だとか、
依頼者と十分にインタビューをすることが作品作りの初めだとか、
そんな話をあれこれ。

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貸しギャラリーでは、
なんとこの日一日だけの「絵本カフェ」が開かれていた。
「大人のための」というくだり、
われらの読書会と同じではないの。
やはり、「大人のための」と付けないとわかりにいくものね。

絵本カフェとは何ぞや、と思いつつ、
ランチの後、カフェ店主とおしゃべりする。
つまり、自分の好きな絵本を並べて自由に読んでもらう空間らしい。
お茶が出るという趣向ではなくてね。
自分の好きなものをシェアしたいという気持ちを自然体で表現する人が、
日本全国どこへ行っても増えているように思う。

人集めに苦労しませんか?
と尋ねてみる。
というのも、始まったばかり読書会の参加者を探すのが、
思った以上に簡単ではなく、
よい知恵を教えてもらえればと思ってのこと。
「毎回、必死です~」と彼女は笑う。
ああ、やっばり、なんて思いながら、
こちらの読書会の話などをして盛り上がる。
「近ければ行けたのに」と彼女。
ほんと、ほんと。近ければ、
私も絵本カフェがあるたびに顔を出すのに。
「でも、会えて嬉しいです」と彼女。
ううん、旅先のこういうことば、感激だ。

ラインナップを見ると、
どうやら彼女とかなり好みが似ているようだ。
並んでいる本のほとんどは、
わたしも持っているものだった。
もちろん、知らない絵本もいくつかあり、
その中でとくに気に入ったのが、
『ハグタイム』だ。

次回、被災地に絵本を送る機会があれば、
この絵本をぜひ入れたい。
不安で夜泣きが止まらない幼い子が安心するように、
絵本の読み聞かせをしている、
というおばあさんの話を聞いたばかりだったので。

たくさんのハグにこれから出会って生き抜いてね。


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ハグタイム

パトリック マクドネル / あすなろ書房


(カフェ内、撮影許可をいただきました)

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by Annes_Tea | 2011-09-16 21:34 | 向島こひつじ書房の本棚
秋の読書会は『星の王子さま』
玉ノ井カフェ↓で行われた茶話会に参加しました。寺島なすでまちを盛り上げようではないか、というテーマでのアイデア出し。まちづくりのために始まった玉ノ井カフェを盛り上げるアイデアも出し合いました。墨田の北側も、元気になっていくとよいな。シャッター通りですからね。読書会も一度くらいはここで開けるといいね、ということに。モダン和風な店舗に合うこどもの本は何かな?(あ、写真は寺島なすではありませぬ)
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いよいよ読書の季節かな。

石巻へは、届けて下さる方たちとのやりとりが整って、
先日ようやく絵本を一箱送ることができた。
今回はロングセラーが多く集まったので、
子どもたちの人生を支える心の友になってくれるといいのだけど。

雑誌の『クレア』では読書会特集。
やたっ。きたっ。と思って立ち読みをしてみると、
今月の課題図書である『星の王子さま』もちゃんとイチオシに入っていた。

『星の王子さま』にしたのは、
翻訳読み比べを以前から試してみたかったからだ。

赤毛のアンの村岡訳と同じく、
わたしにとっては内藤訳なくしてはと心情的には言いたいところ。
でも、せっかくの機会だから、
できるだけたくさん他の翻訳も読んでみようと思っている。
今のところ、池澤夏樹訳が楽しみ。

大学時代、第二外国語にフランス語を選択した。
そのテキストが『星の王子さま』だった。
後にも先にも、私のフランス語と言えば、この本一冊きり。
学んではみたものの、気が合わなかった。
今だったらスベイン語を選ぶだろうなぁ。
雰囲気で選んでしまったもので。何しろ十代だったし。

授業で覚えているのは、
先生のグルメ話だけなのも悲しい。
新宿小田急百貨店のなんとかと言う店のフランスパンは美味しいとか。

パリのパン屋では、
フランスパンの真ん中に紙を一巻きしただけで渡される、
とも先生が教えてくれた。

初めてのパリ旅で、
信号待ちしていたおじさんが丸裸のフランスパンを、
真ん中からつかむように持っているのを見て、
いたく感じいった。
おお、本当だ。

フランスパンと一緒に渡される細長いビニール袋は、
まさに日本文化という気がする。
まあ、湿気があるので、パリ式に一巻き、というのは無理らしいが。

まるで本の話ではなくなったけれど、とにかく読書会のお知らせです。
読書会ブログをご覧下さい。

10月22日のふるほん日和では、
読書会を一緒に行っているこすみ図書さんと紙芝居も行いますよ。

読書の秋、いろいろやります。
遊びにおいでください。

★『星の王子さま』読書会報告はここ
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by Annes_Tea | 2011-09-06 23:16 | お知らせ(イベント他)


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