下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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五島列島教会をめぐる旅(下五島♯7 福江教会)
●福江教会
福江港から歩いて行けるところにあります。1910年ごろ、公立病院の病棟をそのまま購入し、教会にリノベしたのが始まりです。1962年、現在の会堂が建てられました。私たちが訪ねたときには、敷地内にある大きな家屋のようなものを取り壊している最中でした。(あるいはリノベかもしれませんが)。工事の方たちの休憩時間だったようで、たくさんの男性たちが座っていました。私たちが会堂内に入ろうかどうしようかと逡巡していると、「ここは普通の教会だよ」と声をかけられました。観光するほどでもない、という意味でしょうか。確かに、東京にもありそうないわゆるカトリック教会という感じだったので、入るのをためらっていたのですが。外観の写真はこれ一枚きりです。ここは、下五島の中心的な教会として、最も大規模な礼拝が捧げられているそうです。

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行って福音を伝えよう! 五島の信仰魂に敬服します。
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この教会には、大きなドラマがあります。1962年、新しい会堂が献堂されて5か月後に、福江大火が起こりました。市街地の大半を焼失するという、長崎県内では戦後最大の大火災でしたが、この教会だけは奇跡的に焼失を免れました。この話を、福江元気館というまちの商品販売や展示をしている施設で知りました。ここでは、福江大火以前のまち並みを再現した旧福江市街地の模型が見られます。壁には大火で焼失したまちの様子を記録した写真も展示されていました。何もない焼け跡に、十字架がそびえるこの教会だけが建っている。どこかでこんな写真を見たことがあると思ったら、阪神淡路大震災で被害を受けた神戸市長田区の当時の写真でした。私たちと同じグループの神戸栄光キリスト教会だけが焼け残り、震災支援の拠点となりました。震災直後、夫はバイクに飛び乗って、この教会まで走り、支援を手伝ったと聞いています。結婚前に聞いて、あら頼もしい、と思ったことを思い出しました。

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近くにある公設市場。残念ながらすでに店じまいでした。台風の影響で、一日早く長崎に帰ることにしたため、福江市内で過ごす時間ができて、まちをのんびりと歩きました。「福江をさくる」というまち歩きのマップが役立ちました。港の観光協会でもらえます。武家屋敷通りがあり、お城の門をくぐると高校という不思議世界。スーバーに入ると、魚があんまり新鮮で安くてびっくり。五島は水と魚がとにかく美味しい。知らない土地の日常を、少しだけ見せてもらえるぶらぶら歩きは楽しいです。

Newsその1 
私が案内するまちあるきはこちら。11月2日の13:00〜。2年ぶり、一回きりですのでこの機会にぜひ。

まちみてさんぽ「知られざる墨東キリシタン史」のご案内はこちら。Bコースです。

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宮葉子 / いのちのことば社


Newsその2
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by Annes_Tea | 2013-10-19 23:28 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯6 楠原教会)
日課のように更新していますが、じつはてんてこまいの日々でして。それでも片付けてしまわないとすっきりしないので、できるところまでは続けてみます。そういえば、11月2日には、自分のまちで、「知られざる墨東キリシタン史」まちあるきガイドを2年ぶりにします。東京文化発信プロジェクト、墨東まち見世2013のいっかんです。昔の教会の物語を今につなげてその光を手渡していくのは、ひとつの使命かしら、などと大げさに言えば。NHKの大河ドラマも、日本の近代化とキリシタンとのつながりを放映中なようですので、ちょうどよいタイミングかもしれません(あまり見ていませんが人づてに)。日本のキリシタンの歴史には迫害がつきものですから、いつも光と影がワンセットです。
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●楠原教会
1912年に建てられた、鉄川与助の設計・施行による会堂です。五島に現存する教会としては、堂崎教会に次いで2番目に古い洋風建築の教会です。
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堂崎教会に通じるこれまた堂々たるゴシック様式レンガ造り。会堂のそばに休憩所が併設されてあり、壁には設立当時の写真などが展示されています。歴史的価値のある記録なのでぜひ見てほしいと思います。日中は自分達で岩を切り出して運んでは少しずつ教会を建て上げ、夜は生業として漁に出る。教会を建てるために日々の暮らしがある。どうやらそんな時代の信徒たちが、この教会を建て上げたようです。五島の教会は、文字通り、自分たちの手によって造ったという教会が多いことに感動しきりでした。

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似たような写真ばかりですが、この教会は写真でとらえるのが難しくて。周りの風景や建っている場所のせいでしょうか。さて。見下ろせば海と断崖。そんな場所にあります。

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by Annes_Tea | 2013-10-18 23:49 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯5 水ノ浦教会)
●水ノ浦教会
日本の教会建築の第一人者と言われてきた鉄川与助が設計・施行に関わった美しい木造の教会です。鉄川与助の業績については、近年関心が高まっているようです。最後に関連リンクを貼っておきます。お孫さんの作ったサイトもありました。下五島の高い空、明るい緑、鮮やかな海の色に、白亜の教会がよく映えます。教会のようにボリュームのある建物は、周りの景色や色合いとの調和がより大切ですね。

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最初の会堂は1880年に建てられました。水の浦湾を一望する小高い丘の上にあるため、潮風で老朽化し、1938年に現在の会堂が建立されました。雲仙に建てるはずの教会が取りやめとなり、その資材を買い受けて工事が進められたそうです。

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中に入るとわかるステンドグラスの優美な光。こちらもお見せできませんが。

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裏山には十字架の道行きを体験できる場所がありました。こういう体験学習的な仕掛けもカトリックの面白いところですね。

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キリストの復活のシンボル、白百合です。でも、カトリックですとマリアの象徴なのでしょうか。

鉄川与助の教会建築 (LIXIL BOOKLET)

林 一馬 / LIXIL出版


写真集も出ています。
鉄川与助建築関連サイト1
鉄川与助建築関連サイト2
鉄川与助のお孫さんのサイト


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by Annes_Tea | 2013-10-17 11:46 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯4 三井楽教会)
●三井楽教会
1880年、ゴシック様式の木造の教会が建設され、90年もの間、大修理を重ねて大切に使われてきました。シロアリ被害によって解体を余儀なくされ、1971年に建て直されたのがこの会堂です。木造の教会は、どうしても湿気とシロアリにやられてしまうのが悩みどころです。

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陶器で描かれたモザイク聖画です。会堂内のステンドグラスは、地元のボランティアグループによって何年もかけて制作され、2005年に完成しました。

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日本一美しい砂浜と言われる高浜ビーチです。曇っていたために、写真はいまひとつですが。

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by Annes_Tea | 2013-10-16 23:47 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯3 貝津教会)
●貝津教会
1924年に建てられた素朴な木造の教会です。1952年の大改築で、三角屋根の尖塔が付け加えられました。下五島の教会の中で、私が特に好きになった教会です。会堂に足を踏み入れると、あっと声を上げるほど美しい光の彩り。ステンドグラスを通して、赤や青や緑のやわらかな光が、時間を重ねた長椅子や床の上で揺らめいていました。思わずカメラを構えたくなりましたが、やはり撮影禁止とありましたので、心に刻むにとどめました。

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私たちが見学をしていると、カトリックの巡礼らしい一群が入って来られました。代表の方が祈り、続いてみなさんで主の祈りを告白、他にも定型の祈りのことばのようなものを声を合わせて告白して終わりました。私たちとは違ったスタイルが新鮮でした。そういえば、「巡礼」ということばも、私たちは使いません。

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外からですと、ステンドグラスの美しさがわかりません。教会という場は、中に入ってこそ、本当の美しさを知ることができます。

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by Annes_Tea | 2013-10-15 21:25 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯2 井持浦教会)
下五島は平坦な島なので、海沿いの道を楽々と車で一周することができます。木々の色は明るく、視界も広く、窓から見える景色は穏やかでした。鬱蒼としたイメージを勝手に抱いていましたので、これは軽い驚きでした。上五島は自然が荒々しいので、下の島にゆっくり滞在した方がよいと地元の方に言われました。互いの島民感情に何かがあるような口ぶりでした。気になりつつも、旅人は静かに頷くだけにしておきました。

堂崎教会から福江港に戻り、時計周りに教会をめぐっていきました。
●井持浦教会
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明治初期、五島のキリシタン迫害がいっそう厳しさを増しました。その際に、唯一迫害を逃れた地域である玉之浦に建つ教会です。1897年、フランス人宣教師ペルー師の指導により建築。その後、1987年に台風の甚大な被害を受けたために取り壊され、翌年建てられたのが現在の会堂です。

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1899年、五島各地から珍しい岩石が集められ、ルルドが作られました。ペルー師は母国フランスから、ルルドの奇跡の泉水を取り寄せて注ぎ入れました。ルルドというものは、プロテスタントにはない慣習なので、私としてはありがたい気持ちにはなりませんでした。この教会は新しいこともあり、ひと通り見るにとどまりました。

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井持浦教会からしばらく車で上って行くと、こんな絶景に出会いました。

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日本最後の夕陽が見える大瀬崎灯台です。映画『悪人』のロケ地だとかで、ずいぶん看板が建っていました。地元ではちょっとした騒ぎだったのかもしれませんね。福江港から車でここまで1時間です。

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by Annes_Tea | 2013-10-14 21:37 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯1 堂崎教会)
連日の暑さに夏の気分でいましたが、すでに10月の半ば。
夏の宿題を積み残したままでしたので、
とにかく旅の順にたどりつつ写真だけはアップしようと思います。


●堂崎教会
長崎港から福江港へ九州商船のジェットフォイルで渡り、港近くに宿をとりました。個人経営のレンタカーを借り、まずは堂崎教会へ。

1873年(明治6年)、キリシタン禁制の高札が撤去され、260年にわたるキリシタン禁教弾圧の歴史が終わりました。五島における信仰復活の拠点として初期の任務を果たしたのが、この赤レンガ、ゴシック様式の堂々たる教会です。

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1908年、五島初めての洋風建造物として落成しました。教会の人たちの喜びと、島の人々の驚きを思いめぐらしてのしばし時間旅行。

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会堂の内部は、堂崎天主堂キリシタン資料館となっています。かくれキリシタン時代の資料や、長崎指定文化財の聖教木版画など歴史的価値のあるものを多数見られます。五島列島はすべてカトリック教会で、プロテスタント教会はひとつもありません。カトリックは昔から、視覚教材に優れ、礼拝を通して神さまを体感する方法に長けているように思います。プロテスタントは、それ比べると、聖書のことばを一人一人が自分のものとしていくことに心を注いできた歴史があります。数日滞在しただけの旅人の視点に過ぎませんが、五島の教会は、そのどちらのよい点をも持ち合わせているように感じました。今も生きている教会というのは、そこに入った瞬間にわかります。不思議なものですね。

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目の前は五島の海です。今となれば、素晴らしいロケーションですが、当時は、地の果てのような感じだったのではないでしょうか。車も道もないその昔、日曜日になると教会の人たちは、小舟で海から乗り付け、礼拝を行っていたそうです。

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海も空も色が違います。

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途中までは車で行けますが、ここから先は海沿いを歩いていきます。会堂の中はどこも撮影禁止です。丁寧にお願いとしてポスターやパンフレットに書いてありますが、それでも撮影している人たちがいました。資料館には係が駐在しているため、注意されていましたが、他の教会では平日の昼間、とくに監視はありません。ブログやFBなどで内部の写真を公表することももちろん禁止です。教会はそこに集う人たちのホームですから、無人の時でさえ、外部に自由に公開してくださるだけでもすごいこと。訪れる方たちのマナーが守られるように、私たちキリスト者でお祈りして支えていきたいと思います。

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by Annes_Tea | 2013-10-14 00:15 | まちを歩く
スローな時間が流れる軽井沢のカフェ
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カフェとパン屋と教会の話を書いたら、
軽井沢に行きたくなった。
宣教師が拓いたまちという歴史の一面はごく自然に感じられる。
深夜営業の店、とくに風俗店がないのは、
今も続くよい習慣だと個人的には思っている。
確か規制が明文化されているはずだ。
東京の感覚で夕ごはんの時間を考えていると、
あてにしていたお店がすでに終わっていたなんてこともある。
そんな不便さが、わたしはまた好きだったりする。
まちの時間に合わせながら行動を決めていく。
東京にいると、選択肢が多く、
いくらでもかえがあるせいか、こういう感性が鈍くなる。

でも、簡単にいいよね、などと言えるのは、
観光客に過ぎないからかもしれない。
暮らしてみると、
ああ、なんて不便、なとどと言いそうな気がする。
ときどき会う古い友だちのような関係で、
これからも軽井沢とはつき合っていくのがほどよい距離かな。

さて、友だちみたいなまちの、大好きなカフェを少しだけ紹介します。
静かに友だちの輪が広がっていけば。

cafe涼の音
前回のブログで書いた森の中にあるカフェです。サロモンさんの別荘時代には、森瑶子さんなどの作家たちも集ったとか。わたしは窓際のソファでゆっくり過ごしました。庭も広いです。旧軽井沢をずんずん北上し、ユニオンチャーチとテニスコートを抜けた先にあります。緑茂る小径を入っていきますので、ほんの少し不安になるロケーションだと思いますが、だからこそ、出会ったときには喜びもひとしお。
★涼の音を訪ねた写真はこちら

Coffee House Shaker
いつも北軽井沢か中軽井沢に滞在するので、方面的にも車で行ける点でも都合のよいカフェとなっています。シェーカーは美しいですが、きれい過ぎるように感じていました。でも、それは都会のショールームなんかに置かれているのを見るからだと、このお店に入って思いました。

農工房 銀亭 中軽井沢店
ハルニレテラスに行くと、朝ごはんのお店がたくさんありますが、なにしろ高い。というわけで、朝ごはんは、スーパーのツルヤで前日に買い込むのがお決まりです。でも、たまにはこんな場所で。地元の知り合いに教えていただきました。パンを買って、中のカフェでコーヒーといっしょにいただけます。新鮮野菜のサラダバーも充実。広くて安全で美味しいお店です。

ザ・テラス・サクマ
長倉の別荘地にあります。近くの修道院のシスターが歩いているのをよく見かけるような場所です。宣伝はいっさいしていないとうかがいましたので、名前だけにしておきます。味も値段もロケーションも調度も最高ですが、いちばんはオーナーのホスピタリティ。素敵な十字架のレリーフをここで購入しました。

カフェ・ル・ブティ・ニ3
南軽井沢にあります。車で軽井沢に入ると、まずここに。というのも、テラス席は犬もOKなので。店内にある自転車を横目に、メルと突っ切ってテラスに出る、というパターン。こんな建物を教会にしたらいいな、といつものことながら妄想。静かでしゃれているけれど、きめきめではなく。適度にゆるさのある雰囲気です。朝ごはんが人気だと聞きますが、滞在先から遠いので未体験です。

おまけ。睡鳩荘
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塩沢湖のタリアセンに移築されたヴォーリズ設計による「睡鳩荘」と呼ばれる建物です。軽井沢の歴史的な別荘のなかでも、代表的なものだそうです。もちろん見るだけ。いにしえの軽井沢を思い、空想お茶会をどうぞ。

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by Annes_Tea | 2013-08-15 11:32 | お茶と料理、ときどきカフェ
雑司ヶ谷宣教師館を訪ねる
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雑司ヶ谷旧宣教師館に行った。
休日、ハーレーの後ろに乗って、ひゅんと飛んでいった。
と言いたいところだけれど、
雑司ヶ谷の道はくねくねとして、少々迷いつつたどり着いた。
着いてみれば、標高31メートルもの高台にある。
宣教師館が建てられた明治40年、周りは田畑ばかりだったようなので、
この西洋建築はひと際、目立っていたに違いない。

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元はアメリカ人宣教師マッケーレブの居宅である。
受け付けにあったパンフレットによると、
19世紀後半アメリカ郊外住宅の特色を写した質素な木造洋風建築なのだとか。
これで質素?
せせこましい下町に暮らす身としては、ため息が出る。
豊かな陽光が差し込む廊下を見ては、
猫のように丸くなって昼寝をしてみたくなる。

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建物の裏に回ってみると、見よ、この窓の多さ。
よくよく見れば古びてはいるが、
建物も庭木も手入れが行き届いている。
マッケーレブが帰国し、
ある時は音響会社の事務所に使われるなどした後、無人となり、
マンション建設の話が出るにいたり、
住民たちからちょっと待った、と保存への声が上がったらしい。
歴史的にも価値のある明治建築として認められ、豊島区が取得した。
保存修理工事を経て、一般公開され、
1999年には、東京都有形文化財にも指定された。

こんな話を、何年も前の新聞で読んで以来、気になっていた建物だった。
わたしの暮らす鐘ケ淵には大正期のモダンな宣教師館があったのだが、
鐘ケ淵紡績、つまりカネボウの崩壊とともに、
あっさりと取り壊されたのを目の当たりにしていたせいだと思う。

東京スカイツリーが建ち、
壊されていくものが加速している。
でも、同時に、
古いものを見直して、活用しようという流れも生まれ、
その流れに合流しながら暮らしている面白さは、
記事を読んだ当時にはなかったことだ。

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この小さな部屋では、
おばあちゃんのおはなし会というものが定期的に開かれている。
雑司ヶ谷だもの。
夏目漱石だとか、文化人のまちである。
裕福な人たちが集まり暮らしていたまちである。
考えてみれば、雑司ヶ谷のエリアに含まれる場所で20代は仕事をしていた。
その空気感は確かに好きだった。
こちらの方が今でも気持ちはしっくりする。

それでも、墨田もね、歩けば歩くほど、
人に出会えば出会うほど面白いまちなんだよ、
と言えるぐらいには好きになっている。
よかった。つき合いはこれからも続くからね。

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e0165236_19471020.jpg宣教師館の庭のグランドカバープランツは、ツルニチニチソウ。じつは教会の花壇にも、ヒメツルニチニチソウを植えたばかりだったので、知り合いに出会ったような気分。こんなに育つとは。



News! テレビ番組「ライフ・ライン」に出演します。『こころのごはん』、pray&hopeプロジェクトの話などしました。

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by Annes_Tea | 2013-05-12 00:12 | まちを歩く
砧公園を犬と歩く
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成人の日、外は雪。
こういう日は、家にいられる幸せをかみしめる。

本当は、朝から予定が二つあったのだが、
どちらも雪のためキャンセルとなった。
昨夜、時間をかけて準備をしたことだったので、
残念な気持ちが混じりつつも、
雪の日に出ずに済むのはやはりほっとする。

あまりの雪に、メルは恐れをなしたのか、
ドアを開けてもいつものように勢いよく駆け出さず、
じっと丸くなっている。まるでネコだ。
犬はコタツならぬ、玄関のタタキで丸くなる。

退屈と寂しさで、夜になってからぎゅんぎゅん、
という奇妙な声で私たちを呼ぶ。
部屋の中に呼んでくれよ、
寂しいんだよ、
と聞こえるのは犬バカのせい?
犬バカ度が高いのは、
私ではなく夫の方なので、
かわいそうにね、とか何とか言ってリビングに抱えてきた。
メルはお腹を見せてひとしきり狂喜乱舞した後、
まったりと満足そうに夫の脚にくっつく。

先日、久しぶりに、という言葉では間に合わないほど久しぶりに、
世田谷の砧公園にメルと出かけた。
世田谷美術館の松本竣介展を見たがったのは私の方で、
夫の目的はどちからと言うとメルとの散歩である。
絵と犬と美術館でのランチ。大好きな組み合わせだ。
砧公園は、入り口が違うと、ずいぶん印象が違う。
昔はときおり遊びに出かけたものだが、
まるで景色が違って見える。
下町墨田に暮らして久しくなったせいか、
それとも犬と一緒に来たせいだろうか。

芝生に入ると、
犬は禁止です、というアナウンスが流れる。
監視されているの?
いや、たまたまタイミングが合ってしまったようで、
時間が来ると、同じアナウンスが流れる。
「愛犬の散歩道」なるものを歩くのが無難なようだ。
枯れ葉のクッションをざくざく歩くメルの顔は、
一瞬にして笑顔になる。
これがメルの本来の表情なんだろうな。
いつもせせこましい下町の中、
犬や人や車や自転車たちとバトルしながら歩くのだから、
顔も変わろうというもの。

わたしたちもざくざく歩いて嬉しくなる。

1月、2月は気をつけないと。
日照時間が短いせいもあって、
ふとしたことで落ち込みやすくなるからだ。

メルとざくざく。これが沈まない秘訣かも。

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犬の散歩道。
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冬の椿があちこちに。
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散歩道を抜けると、芝生の広場。どんぐりと松かさがたくさん。

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by Annes_Tea | 2013-01-14 20:41 | ボーダーコリーのメル


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