下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

『赤毛のアン』の講演や読書会ワークショップ、執筆依頼などは、下記のメールにてご連絡ください。








参加者常時募集中!

▷「大人のための子どもの本の読書会」墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


▷ つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
○詳細はここから





055.gif
メールは以下のアドレスに★を@に変えてお送りください。

booksheepbook☆
gmail.com




牧師館の住人たち
(profile)


   わたし

 ゴエモン先生

   メル


墨田聖書教会Blog






文章・画像・イラストの無断転載は禁止です。引用の際には必ずご連絡ください。
外部リンク
検索
タグ:アート ( 47 ) タグの人気記事
「自転車部カフェ」一日オープンのお知らせ

あの名物『かき氷自転車』を生んだ自転車部のカフェ

    「自転車部カフェ」一日オープン ! !
       produced by 自転車部

e0165236_22211928.jpge0165236_2237551.jpg
←現代美術製作所は今、こんなことになっています。これぞ自転車バイキング。払い下げ自転車のパーツを組み合わせて、自分の好きな一台を作るエコなワークショップが開かれました。
e0165236_22371799.jpge0165236_2238294.jpg


 日時:2009年12月5日(土) 14:00〜17:00

   (17:00以降は墨東まち見世「96日目のふりかえりトーク」の会場となります)

 場所:墨田聖書教会
    墨田区墨田3-19-4(東武伊勢崎線「鐘ケ淵」駅下車、徒歩7分)
     tel:03-3619-0195 
     (地図→)http://sumidabible.blog10.fc2.com/blog-category-7.html



★コーヒーとクリスマスクッキー、特製キーマカレー(限定30食)のシンプルメニュー。
 どうぞのんびりとくつろぎにおいでください。(全面禁煙、あしからず)
 会場では、歴代の自転車部Tシャツや、
 いまや幻の、「かき氷自転車メイキングビデオ」を見られるかも。(かも、です)

★カフェへは、ぜひ自転車でおいてください。
 ママチャリ、マウンテンバイク、こだわり自転車、レトロ自転車、
 なんでも大歓迎。みんなで自転車談義、いたしましょう!
 (もちろん徒歩でもどうぞ)

★現代美術製作所で開催中の、NPO法人向島学会、東京アートポイント計画
《墨東まち見世2009》参加企画 KOSUGE1-16《Test track "Mukojima"》
  とあわせてめぐるのがおすすめ!! (移動距離、徒歩5分程度)
  詳細は《墨東まち見世2009》ホームページ http://www.machimise.net
e0165236_22192243.jpge0165236_22193456.jpg


 ★自転車部とは?
  (発足当時のチラシから一部抜粋)
  自転車部では、趣味ていどのゆるい自転車好きの集まりから、
  おもしろ文化活動を造り出していこうと思います。
  基本的に体育会系のノリではなく、どちらかというと文化部系です。
  さらにつっこめば、家庭科系ともいえるかもしれません。
  自転車で暮らしを豊かに、人と人とが出会い、楽しくつながっていきましょう!
  顧問:石川良男(墨田聖書教会)
  部長:土谷享(KOSUGE1-16)
  隠れ部員多数 (部員、常時募集中! !)



★「墨東まち見世96日目のふりかえりトーク」も同日開催
 「墨東まち見世2009」を、アーティスト、事務局、
  東京アートポイントスタッフ三者三様の視点で振り返ります。

 12月5日(土) 17:00〜19:00 会場: 墨田聖書教会 入場無料(予約不要)



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

e0165236_22224286.jpg

日曜日、教会のみんなでツリーを飾った。
みんな、というのは正しくなくて、今回は男性たちにお願いしてみた。
難しいなぁとかなんとか言いながらも楽しそうに見える。
中には、人生で初めて年中行事に参加するという人もいた。
こちらはそばで応援しているつもりだったが、
ガラスの白鳥のオーナメントをぱりんと割ってしまった。

飾り終わった後で、「玉ノ井まち歩き」の参加者が
ルートコースに含まれているこの会堂にも見学にやってきた。
玉ノ井なんて何にもないと思っていたら、
墨田区外から40人近くもの申し込みがあったらしい。
まち歩きブームの底力を見たような気がする。
続々と会堂に入ってくるみなさんに、こちらも少しだけ慌てて
ようこそ、とあいさつをする。
建物の説明や、このまちのキリスト教会史などを思いつくままに説明させていただく。
おいで下さった感謝を込めて、キャンディケーンをひとつずつプレゼント。
毎年クリスマスになると、ひと箱は買ってしまう。
味はともかく、羊飼いの杖の形と赤白ストライプがかわいくて。
年輩のみなさんをお相手に、ちょっと教会学校のようだったかしらん。

「墨東まち見世2009」の100日間のアートイベントは、
今週でほぼひと区切り。
「自転車カフェ」を開くのは何年ぶりのことか。
次の土曜日、どうぞ遊びにおいでください。
以前のカフェの模様は昔のブログで読めます。(↓ここをクリック)

[PR]
by Annes_Tea | 2009-11-29 22:35 | お知らせ(イベント他)
クリスマスざんまい、アートざんまい


e0165236_22561842.jpg



明日からアドベントに入る。
1年ぶりに燭台を出して、キャンドルを4本立てた。
クリスマス礼拝まで一週ごとに、明かりを一本ずつ灯していく。
お花屋さんからはリースが届いた。
会堂の玄関に飾り、一歩下がって眺めてみる。
ガーデングリーンのドアに赤と金がよく映えて悦に入る。
ついでに届けてもらったやわら杉を細かく切り、
サンキライズや松かさと取り合わせてあちらこちらに飾っていく。
やわら杉が一本あれば、クリスマスの飾りはこと足りる。

昨日は、仕事の合間に見つけた雑貨屋で、赤いテーブルランナーを買った。
細身の布幅、ざっくりした風合い、先についた小さな丸いたくさんの飾り。
いいな、これ。一目見て気に入った。値段も手頃だ。
燭台を乗せる台に使おうと思ってレジに行くと、
「これはクリスマスの後はお正月にも使えますよ」と店員さんに言われた。
ああ、あれだ。
クリスマスリースの飾りを換えて、お正月のお飾りにもなりますよ、というあれ。
最近のリース教室なんかで、この手のうたい文句をよく見かける。
ほんと、日本人というのはアレンジ好きだ。
でも、リースを飾ることを単なるスタイルにはしたくない。
何のため?
もちろん、イエスさまのバースデーを祝うためだ。
結婚当初は準備の多さに圧倒されたけれど、今は少し違う。
年々、クリスマスの嬉しさが増しているように感じる。

その昔、イエスさま抜きのクリスマスを
いったいどんな気持ちで過ごしていたんだろう?
何かが足りない。そう思っていたのは確かだ。
彼氏? いえ、違います。答えはイエスさまだったのですね。ふふ。

e0165236_2257122.jpg←写真の方は、アートざんまい。午後、写真家の中里和人さんのワークショップが会堂で開かれました。この界隈をまち歩きしながら、幼児目線というか、犬目線の低い位置で撮った写真の講評会です。初めてお会いする方ばかりでしたが、作品から人となりがほの見えて面白かったです。竹ぼうきで庭掃除をするわたしが映っていてぎょっとしましたけど。しかもエプロンしてました。


e0165236_22575513.jpge0165236_225861.jpg

↑夜はアーティストのtaroさんと、缶詰制作。詳しくは、ここをクリック→
わがやの味として、夫のキーマカレーを入れました。このキーマカレーは、12月5日の「自転車カフェ」で食べられますよ。詳しくは、近々ブログでお知らせします。

[PR]
by Annes_Tea | 2009-11-28 23:01 | クリスマス
「声なき者たちの声」がラジオ番組に(お知らせ)

↓三連休が始まって、「墨東まち見世2009」も土曜日から新たな展示が続々スタート。
鳩の街までバイクでびゅん、と行ってみましたが、
なんと、各地でオープニングに作品が間に合わないという事態が発生していました。
ゆるいですね、向島。
これは、鳩の街商店街から一本入った風景です。


e0165236_1194588.jpg


今日はお知らせです。(なので、です、ます調)
10月22日に教会で開かれたイベント「声なき者たちの声を聴く」の一部が、
神山みささんのラジオ番組で放送されるそうです。
放送されるのは、朗読と歌のパフォーマンス部分です。
(イベントについての過去記事はコチラ↓)

役者のまい子さんとみささんとのコラボは、
これが初めてとは思えないほど二人の息がよく合っていました。

そういえば、講師のスージさんは、みささんが歌っている間、
司会席にいたわたしと目を合わせては、「ビュゥゥーティフル ! 」と何度も言っていましたったけ。
「beautiful」というのは、あんな風に使うことばなのですね。素敵です。

プロのシンガーに言うのもおかしいのですが、
みささんのギターと歌は、ウマイのです。
料理の先生でも、本当においしい人とそうでない人がいるように、
作家でも、本当に文章が上手な人とそうでない人がいるように、
シンガーでもそういうことです。みささんはウマイ。

みささんの歌を初めて聴いたのは数年前、
友人の家で開かれた大人数のクリスマス・パーティでのことでした。
夜遅く、確かライブ帰りからそのまま駆けつけたみささんが、
集まっていたわたしたちのために、一曲を披露してくれました。
突然、みささんがギターをかき鳴らし始めると、
おしゃべりに興じていたみなが一瞬にして口をつぐみました。
あとで、CDデビューしてもなお、路上で歌うことを続けてきたと知り、
みささんの歌に流れている凛とした強さのわけが、
ほんの少しだけわかったように思いました。
そのときも、それから後も、個人的にことばを交わすチャンスはなかったのですが、
今回、役者のまい子さんからみささんの名前があがったとき、
ぜひぜひ、とお願いした次第です。

「声なき者たちの声」の放送は11月26日(木)です。
遅い時間ですけれど、チェックしてみてくださいね。

FM FUJI SPACE TRIAL ON FUJI「神山みさのドリーム☆ナイト」
毎週木曜日25時頃から放送。

周波数 83.0MHz(山梨)、78.6MHz(東京)、80.5MHz(身延)
サービスエリア :山梨県全域、一部を除く東京、静岡県、長野県、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県の一部

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


e0165236_1195871.jpg

鳩の街商店街は向島の中でも先駆けて、
まちづくりとアートとのよい関係を模索し続けています。
ここも玉ノ井と同じレッドゾーンの過去あり。がんばれ、玉ノ井 !
[PR]
by Annes_Tea | 2009-11-22 01:45 | お知らせ(イベント他)
昼の向島を撮るフォトワークショップのお知らせ

↓いちばん最近デジカメで撮ったものといえば、これですかね。
すっかりご無沙汰のメル、元気です。
一眼レフが欲しいと思うこのごろ。OLYMPUS PENはよさそうですよね。クリスマスプレゼント? うーん、それはないでしょう。

e0165236_20555738.jpg



「墨東まち見世2009」
特別開催!フォトワークショップ「610 Dayseeing」

プロの写真家と一緒にまちを歩きながら、撮影してみませんか?
一眼レフの貸し出しもあります。詳細は下記にお問い合わせ下さい。


◎講師/中里和人(写真家/造形大学教授)


610ミリの高さから昼の向島を撮るワークショップです。
開催日:11月28日(土)※小雨開催
時間:10:00-16:30
集合場所・時間:当日9:45に東武伊勢崎線東向島駅前に集合。
定員:15名 ※予約制 / 11月26日締切り
参加費:2000円
必要なもの:デジタルカメラをご持参ください。
講評会会場:墨田聖書教会 墨田区墨田3-19-4
(撮影後、プロジェクターで自作を上映して、講評し合います。)

フォトワークショップのお問い合わせとご予約
メール:sana1956@w8.dion.ne.jp 中里
電話・FAX:03-5630-3216  現代美術製作所・曽我


昼間、牧師館を出ると、
5、6人ほどの人たちが、会堂の窓から熱心に中をのぞいていた。
何かな? と思ったら、
29日に行なわれる「玉ノ井まち歩き」の下見らしい。
やあやあ、よろしく、とお互いに挨拶を交わす。
教会が協力するのは、
11月28日、写真のワークショップ、
11月29日、玉ノ井界隈のまち歩き、
12月5日、アートとまちづくりのシンポジウム。
それに加えて、
個人的にはEAT&ART TAROさんの「向島缶詰アーカイブ」にも参加することになっている。
これはアーティストのTAROさんが実際に我が家に来て、
いっしょに夕食をいただきながらそれを缶詰にするという食の記録作り。
いつもの、というのがポイントらしいので、
気張らない、気取らないでいくつもりだ。

さて、アート、アートとばかりも言ってられない。
今年は11月中からアドベントが始まるのだ。
昨日、ようやくお花屋さんに出向いてリースを頼んだ。
リースの次は、ツリー、そしてキャンドル。準備は続く。
でも、どうしてだかリースが届かないと、準備に勢いがつかないのだ。
早く来い、来い、と願いつつ、
その前にしておくべきことは、目に見えないところの準備だ。
結婚するとき、母教会の牧師夫人から大きな包みを渡された。
風呂敷をほどいてみると、
すでに召天されたご主人の全著作だった。先々代の牧師になる。
毎年、クリスマス前になると、
その中の一冊『馬小屋にひれ伏して』(憩のみぎわ社)を読むことにしている。
古風な日本語だから飛ばし読みはままならず、
少しずつことばのエッセンスを染みわたらせていく。
当たり前の読書とは違い、
まるで小さな光の粒を内側に注いでいくような作業なのだ。

きらり、きらり。
光の方へと、よりいっそう心が向かう季節が来た。
忙しいけれど、やっぱり嬉しいね、クリスマス。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


[PR]
by Annes_Tea | 2009-11-19 21:02 | お知らせ(イベント他)
ふたつの向島
アートな秋の楽しみ方!

↓「玉ノ井プロジェクト・その1」は11月30日までです。
 牛久工務店の1階に作られた「玉ノ井ひと休み書庫」、ほっとひと息つけます。


e0165236_20581874.jpg

引き続き、今回もアートの話。

この夏、もうひとつの向島に行った。それもたまたま。
墨田区の向島と違って、本物の「島」である。
倉敷から電車とバスを乗り継いでアートな直島に行くつもりが、
急きょ、尾道に方向転換したのだ。

人生二度目の尾道は、海沿いの道を選んで歩いた。
曇り。瀬戸内海でもこんな日は鉛色の空になるんだ。
海の向こうはすぐに島。渡船の表示を見て、あ、と思う。
行き先が向島なのだ。
ムコウジマではなくて、ムカイシマ。
以前、墨田区と尾道にある「ふたつの向島」それぞれのまちで、
こぐまカフェを営む劇団トリのマークが、
「さかなおとこ」を探すというアートなまち歩きを開いた。
だれに頼まれたのだったか。
墨田区の向島で(ややこしい)「さかなおとこ」を探して歩く参加者たちに、
私は自転車部のかき氷自転車で、かき氷の販売をしたんだっけ。


e0165236_13361050.jpg向こうに見えるのが尾道の向島



尾道の向島まで、渡船料は100円、3分もあれば着く。
迷うほどもない距離、いざとなれば泳いで戻れそうだ。
夫と二人で船に乗り込む。
島を周遊するバスはすでに終わっていて、
港の周りをとぼとぼ歩くしかなかった。
出会ったのは、人ではなくネコばかり。
後で、ネコの島として知られていることを知った。
古い建物を再生したようなアートらしき場は、
徒歩では見つかりそうにない。
海に近づいて潮の匂いを確かめ、
あまりしないね、と夫と顔を見合わす。
ムカイシマに住む人の気持ちを想像して、島の方から尾道の写真を撮る。
ムカイシマの人にとっては、尾道の方がムカイにあるシマだ。

e0165236_211454.jpg向島から見た尾道はこんな感じ。

e0165236_2105157.jpge0165236_2111379.jpge0165236_2112665.jpg

墨田区の向島は、海ではなく、川のムコウである。
結婚するときに、
「川向こうに行っちゃうんだね」とやや年輩者に言われた。
島ではないのにシマと言われる土地柄に、一抹の不安はあった。
だいたい、川向こうなんて言い方、ちょっと見下してない?
「行っちゃうんだね」というその人の口ぶりが妙にひっかかった。

実際に暮らしてみると、
「行っちゃうんだね」の意味がうっすらわかる。
川泥をさらって埋め立て地にしたといういきさつ通り、
まちは全体的にじめじめしている。
庭は小さなカタツムリの宝庫だ。
向島の端っこのこちらは、花街ならぬ
レッドゾーン、つまり売春街の過去を持つ。
その過去をいやがって、玉ノ井という地名は、戦後、東向島に変更された。
その玉ノ井という地名に、
新しいイメージを掘り起こそうとしているのが、
今、近くで行なわれているアートな企画、「玉ノ井プロジェクト」である。
4代続く地元民のMさんに、このプロジェクトを教えてあげると、
「今さら玉ノ井だなんて、意味わかってるのかしら」と怪訝な顔をされた。
あ、マトモな反応だ。
うん、こうくるだろうな、とも思う。
でも、過去になされた愚かなことも含めて、
もう一度、まちの古きを知る中で、
きっとよいものも発掘されるはずだ。
新しい読み解きから新たなイメージが玉ノ井という地名に加えられていくとき、
何かがちょっとだけ始まるかもしれない。

通りすがりの私には、
尾道の向島で起きていることは直接見えなかったけれど、
「あの中で、けっこう面白いことを発信している若い人たちがいるんですよ」と、
まちとアートを結ぶ働きをしている人から最近聞いた。
何にもないけれど、何かはある。
古いまちが醸し出す、こんな匂いはしていたもの。
目に見えるところまで育つには、どこも時間がかかるのだ。
墨田区の向島の端っこの地・玉ノ井にも、
今度はよい種が撒かれるといいな。

e0165236_2172813.jpge0165236_2175645.jpge0165236_21111282.jpg←墨田区の向島を気に入って、新しく移り住んできたという若いアーティストのアトリエに行きました。アトリエの名前は、「スタジオ・シェッラハル」。説明書きによると、ムーミンの作者・トーベ・ヤンソンのアトリエのある小さな島「クルーヴハル」への憧れから、フィンランド語で「シェッラ=むこう」「ハル=島」、つまり向島という意味でつけたそうです。確かヤンソンは、生まれながらの島暮らしでしたよね。『島暮らしの記録』という自伝、気になったままでした。読もうかな。
[PR]
by Annes_Tea | 2009-11-15 21:31 | まちを歩く
まちとアートをつなぐもの
                          
          

e0165236_22282568.jpg八広にある元ソース工場を再利用したSource Factoryでは、中里和人さんと教え子であるゼミ生たちの写真展が開かれています。たまたま居合せた大家さんに、二階部分まで見せていただきました。5人のアーティストの共同アトリエになっています。
 

e0165236_22285014.jpg
e0165236_2229133.jpg


11月は個人的にはアート月間である。
9月に始まった「墨東まち見世2009」も、今月が山場になるらしい。
(過去記事こちら→)

教会は3つのイベントに場を提供する予定だ。
ひとつはまち歩きの写真ワークショップの講評会場として、
もうひとつは、まちとアートをテーマにしたシンポジウム会場として、
そして、久しぶりに「自転車部」主催で自転車カフェを開く。
(イベントスケジュール詳細はこちら→)

「墨東まち見世2009」とは東京都発のプロジェクトである。
墨東という広いエリアを、「アート」でつなぎ、
まちを元気にしたいという趣旨があるようだ。
やはり、スカイツリー(わかります? 第二東京タワー です)建設に向かって、
都会の過疎ともいえるへこんだ地域を、
なんとか活性化したいというのが真意だろう。

この手のプロジェクトは、
盛り上がっているのはおもに外部の人たち、
地元住人はイベント自体を知らないというのがパターンだが、
ここ数年で、少しずつ変化しているのを感じる。
「向島」という古びたまちを、
「アート」で新しく読み解こうとする動きは、
わたしが墨田の住人になる少し前から始まった。
そのときはまだ、
「外からきた得体の知れない人たち」が一時的に集まって、
地元の人が知らないうちにさっさと終わっているか、
あるいは、後は野となれ山となれとばかりに、
騒ぐだけ騒いで(たいていは学生の場合)、
イベントが終わると、
何ひとつまちによいものを残さずに立ち去ってしまうか。
とまあ、けっこう手厳しく書いたのは、
関わった結果、嘆くことになった人たちの思いを何度か耳にしたことがあったし、
実を言うと、わたしたち教会も、好意で場所を提供したものの、
後味の悪い思いをした経験があるからだ。

「アート」を携えてまちに入り込むときに大切なのは、
まち、建物、そして暮らす人々への敬意ではないかと思う。
敬意というと大仰ならば、リスペクトとでも言おうか。
この数年で、向島でアートとまちが少しずつ寄り添ってきたのには、
その手のリスペクトをわきまえながら、
向島のよさを新たに引き出すような試みを続けてきたアート周りの人たち、
そして、
向島界隈を好み、
自ら選んで移り住んできたアーティストたちの存在が大きいのではないか
と感じている。
一過性のお祭りではなく、
根ざすことも大切にしていく気持ち。
その方向の違いを、地元住民は敏感に嗅ぎ取るものだ。
何もこれは、アートに限らず、
商業施設でも、もちろん教会にも言えることだろうけれど。

先週の土曜日は、
教会から歩いて数分のところに、「玉ノ井ひと休み書庫」がオープンした。
これは、「玉ノ井」の魅力を新たに作り上げていくことを目指し、
いろは商店街が主体的に関わったプロジェクトの初めの一歩である。
この書庫は、11月いっぱいまでの開催だが、
その後も、商店街の活性化のために、
長期的に何かしらの活動がされていく予定だ。
教会も、その仲間に加えていただいている。
墨東エリアで言えば、地図にちょうど切れてしまうこの辺りにも、
ようやく「アート」がやってきたわけだ。
お待ちしてました。
でも、リスペクトだけは、決して忘れないでね。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ



e0165236_2240544.jpg
「墨東まち見世2009」の開会式では、地元京島の商店街で買い集めたお惣菜がパーティ料理として用いられていました。こういうの、いいですよね。しかも、お店の写真とマップ付き。この時とばかりに、餃子の食べ比べしちゃいました。

e0165236_22402627.jpg
屋台制作も、これまた地元の工務店の若だんな。
(あ、写真の男性ではありません)
[PR]
by Annes_Tea | 2009-11-08 22:53 | まちを歩く
続・教会カフェ

9月に入ってから、
「墨東まち見世」という100日間のアートイベントが始まった。
100日もの間、アーティストが地域に浸透しつつ、
制作過程を見せるという企画らしい。
土曜日の夕方、
キラキラ橘商店街の一角で行われた開会式をのぞきに行った。

この教会もかろうじて墨東に入っているので、
地域に根ざしたひとつの場として、空間を提供する予定である。
具体的にはまだこれから。
アートディレクターの方々と、
今週中には話をしましょうということになっている。
個人的には、子ども向けのプログラムを開きたい。
でも、カフェイベントがいいのかなぁ。
毎度おなじみのような気もするが、
教会とカフェは相性がよいのだ、きっと。
e0165236_1303021.jpg
e0165236_1295414.jpg
商店街の空き店舗にアーティストが暮らして
コミュニティをつなぐという企画。
現在、滞在しているのは劇作家の岸井さん。
遊びに行くと、お茶でウエルカム! キラキラ名物のビッグかりんとうも。


母教会にいたころ、
「教会」は「病院」に近いイメージがあるよね、
と言われて、うん、確かにそうかもしれないと思っていた。
月曜日から土曜日まで社会の中でもみくちゃにされて、
日曜日にやっとの思いで教会にたどり着いては、
傷をいやして、魂のビタミンを補給する。
でも、自分が教会のバックヤードに関わるようになって、
病院? ううん,違うなぁ、と思い直した。
だいいち、日曜日ごとに病院へ通いたいと思う人がどれだけいるだろうか。
やっぱりカフェ、
ただ、理想としては、もっとダサイ感じがいいと思っている。
それは外見のことではなく、目に見えない部分での話だ。
自分の格好悪いところも見せられる場所。本当の意味で寛げる場所。
家庭のリビングだろう。
それも、大家族のお茶の間で、どんと構えたオカンがいるような場所。
いえ、別に牧師の奥さんがオカンということではなく、
たとえ、ですね。つまり。
e0165236_103950.jpg
この夏行った倉敷教会には、本物のカフェがあった。
カフェというよりは、喫茶店という雰囲気で、
きめきめでないところが、オカンぽくてほっとする。
ロイヤルミルクティーをいただいている間、
夏の教会学校についての打ち合わせが漏れ聞こえてくるので、
つい耳をそばだててしまった。
議題は、紙コップ。
子どもたちに使い捨てのものを使わせるかどうか。
環境教育は大切だけど、
洗い物に時間をとられるよりも、
限られた時間を有効に使う方が大切なのでは、とか、
もしかして素材がケナフなら筋が通るかも、とか、云々。
聞いていると、いずこも同じなのね、と微笑んでしまった。
わたしたちの教会でも、
紙コップ問題が浮上してマイカップ持参となったが、
洗う人が自然と定まってしまい、それがストレスにもなったりする。
結局、マイカップ派は、今のところ4人だけだ。

e0165236_113345.jpg
        登録有形文化財になっている倉敷教会の建物。


倉敷教会は100年もの歴史がある。
お茶を楽しんだ後、教会の女性が会堂を案内してくださった。
会堂に入って、あれ、と一瞬、デジャブを感じたのは、
会津若松で見た教会の内部とよく似ていたからだ。
西と東、場所は遠く離れていても、
それぞれに建築された時代を考えるとありえるか。
倉敷教会の設計は、お茶の水の文化学院を建築し、
自ら校長も務めた西村伊作。
ニシムライサク。聖書を読んでいればピンとくるだろう。
「イサク」という名前でわかるように、名付けた両親ともクリスチャンだ。

e0165236_121454.jpg
クラシカルでモダン。御茶ノ水の文化学院に通じます。
e0165236_122852.jpg
ぶどうのモチーフ。
e0165236_123820.jpg
カフェの人にお願いをしたら、快くご案内くださいました。
観光地にある教会は、私たちのような見学者がいて大変かと思います。
そして、旅人への応対で、その教会の持つ文化がわかります。
 当然、断られることもありますが、そのことよりも、
どんな言葉を使うかが大切だと学ばされます。
e0165236_124961.jpg
100年前の教会創設メンバーに、
倉敷の名士である大原孫三郎の名前を見つけた。
倉敷紡績、つまりクラボウの創設者だ。(いまやクラレ?)
倉敷に数日滞在しただけのよそ者であっても、
この孫三郎さんが、倉敷の町にどれだけ貢献し、
今なお愛されているのかを感じる場面に、何度も出会った。
器屋で店番をしていた大正生まれのおばあさんは、
孫三郎さんの素晴らしさについて、わたしたちに熱く熱く語ってくれた。
大原美術館を建て、世界中の一流の美術品を集めたことで、
戦中、倉敷は空襲を免れたという歴史がある。
「美観地区が今あるのも、みんな大原さんのおかげ」と言っていた。

わたしの暮らす鐘ケ淵のまちも、鐘ケ淵紡績、
つまりカネボウの城下町として栄えた時代があったはずなのに、
いまではカネボウは解体し、
そんな恩恵も人々の感謝も、まちにはみじんも残っていない。
「文化」だとか「まちへの貢献」というビジョンのあるなしで、
企業が結ぶ実はずいぶん違うものだ。

そして、孫三郎さんとともに、
倉敷を歩いているとよく目にする名前が、石井十次だ。
マツケン主演で、「石井のおとうさんありがとう」という映画が公開されて、
その業績が少しでも全国区で知られるようになったのは、うれしい。
石井十次は日本で最初の孤児院を開いた青年医師で、
真性の熱血クリスチャン。
大原孫三郎は、石井十次から精神的に多大な影響を受けたようだ。

残念ながら、教会創設に名前はあるものの、
孫三郎さんが信仰を最後まで持ち続けたかどうかは、
倉敷教会の人たちに聞いても、はっきりしなかった。
たまたま大原美術館で、彼の葬儀の映像を見たのだが、
教会で行われておらず、
戒名まで付けられていたところを見ると、違うだろうなぁ。
もし、石井十次がもう少し長生きしていれば、
何かが変わっていたのだろうか。

教会カフェの話が、
思わぬシリアスなところに行ってしまった。
終着点はどこかと言うと、
大原美術館の初期コレクション収集に尽力した画家の児島虎次郎だ。
虎次郎も、地元の人にとっては恩人になるようだ。
その虎次郎の妻は石井十次の娘である。
映画でその娘役を演じたのが、
10月に開くイベント「声なき者たちの声を聴く」で
朗読をしてくださる役者さんなのだ。
倉敷へ旅立つ前、その役者さんに、
映画のロケで行ったおすすめ場所を尋ねたところ、
大原美術館はもちろんのこと、
アイビースクエアと児島虎次郎美術館だと教えてくれた。
知らなかったら素通りしていたかもしれない。
うん、行けてよかった。

e0165236_133695.jpg
倉敷紡績の工場をリノベーションしたアイビースクエア。
ここに泊まりました。
やはりレトロできめきめではないけれど、
余分なものは何もなく、清潔でホスピタリティがあってよかったですよ。
しかも大浴場。倉敷の旅にはおすすめします。


倉敷教会を設計した西村伊作の言葉を、文化学院のサイトで見つけたので紹介します。こんな校長先生だったら、心強いですよね。
引用はここから→http://bunka.gakuin.ac.jp/about/souritsu.html

「自分の娘、息子のように、みんなのために祈る。
 どうかこの人の一生がよいものとなるように、
 静かな心、自分を正しく、
 ゆがめられずに、真っ直ぐにいくようにと。
 途中で去った人にも、いまどこかで私のまいた種の芽がはえ、
 この学院が一生心に残るだろう。
 私は祈る、天の恵みが、みんなの上にあるように」
                創立者 西村伊作の言葉より



[PR]
by Annes_Tea | 2009-09-21 01:20 | お茶と料理、ときどきカフェ
秋、新しくする


メルのガールフレンドが教会の庭まで遊びに来てくれました。人間たちは、ガーデンチェアに座って、お茶を飲みながら、ほっこり。念願のドッグカフェ開催と言えるのかな?
e0165236_11593348.jpg



ただいま、と言うのもおかしいのだけど、そんな気分なのである。
ようやくブログに戻ってきた。
暮らしの時間のねじをまき、
自己流のサマータイムで過ごした8月だった。
新しい月に入って、それも終わり。
今週から再びふだん通りの暮らしが始まった。
でも、夫の学校の仕事はこれからなので、
わがやにはまだ、夏休みの余韻がうっすらと漂っている。
みなさんは、いかがですか?

8月から始めたピラティスが、毎日続いている。
夜、体のすみずみまで動かしてから眠りにつく。
そのせいだろうか。寝覚めがいいのだ、このところ。
ゆるいのに、整っていく、この感じが合っているのかな。
と言っても、教室に通うほどの気概はなく、
DVDを見ながら行う「おうちピラティス」なんですけどね。
固まっていたからだのパーツが、少しずつほぐれて、
体の中心軸がしっかりしていくような感覚なのだ。
ピラティス用語では、「コア」を鍛えると言うらしい。
ヨガとは違って、
あくまで身体のトレーニングであるところも安心材料だ。
ただし、ダイエット効果のほどは、まだまだ。
目で見て結果がわかるまでには、しぱらく時間がかかりそうだ。

日増しに深まる秋の気配のせいか、
意図したわけでもないのに、
何かを始めたり、何かを変えてみたり、ということが続いている。
たとえば、美容院を変える。
10年使い続けてきた化粧品を変える。
クリーニング屋を変える(つもり)。
あるいは、新しい歯医者を見つけたり。
こんなささやかなことでも、
それぞれになんとなくしっくりしない思いが降り積もっていくと、
暮らしの「コア」がずれていくような不自由さがある。
なるべく地元の商店を応援したいと思ってはいる。
でも、いざ見つけようとすると難しい。
共感できる思いと信頼できる技術を求めてみると、
値段に問題があったりする。
なにより、続けられるものでなくては、どんなものでも結果は出ないわけだし。

そういえば、
聖書を読むときに使うデボーションのノートも新調した。
朝、聖書を楽しんで(これが大切)読み、
夜、ピラティスで締めくくる。(もちろんお祈りも!)
まずはこのサイクルを新たな気持ちで続けていき、
内外ともに「コア」を鍛えるのが課題となりそうな秋だ。
そうそう、メルの散歩にも真面目に行かないとね。


e0165236_11595047.jpg


この夏は、あちこちでカメに出会いました。カメと目が合う!
これはメアリー・ブレア展に行くついでに立ち寄った清澄白河庭園のカメです。以前行ったときよりも、カメがものすごく増えていたような。大丈夫かな?

e0165236_1234933.jpg


深川では案山子にも会いました。この秋、深川商店街にアートな案山子がずらりと並ぶそうですよ。

e0165236_120612.jpg
こちらは倉敷のアイビースクエアに生息しているカメです。倉敷の美観地区に流れる時間のゆるさは、この夏のわたしの気分にしっくりきました。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ






[PR]
by Annes_Tea | 2009-09-02 12:19 | 牧師館で暮らす
「扉をたたく人」になってみる
e0165236_2374226.jpg


コンサートが終わってみると、看板に思わぬお客さんがいました。


土曜日のコンサートが終わり、
お客さん続きの7月から新しい月へと変わった。

8月はいつもと生活時間を少し変えて、
準備してきたインタビューや学びを集中して行う予定でいる。
でも、走り出すにしては、やや疲れぎみなのだ。
まずはからだもこころものびをしてからかなぁ。
そんなぐうたらした気持ちでいたら、
音楽療法士の先生と話す機会に恵まれた。
おしゃべりだけのつもりだったのに、
先生の仕事道具であるアフリカンなドラムに目がとまり、
「たたいてみたい」
というわたしのつぶやきまで聞き入れていただいた。
その場にいたもうひとりの女性を巻き込んでの、ドラムセッションである。
あぐらをかき、ドラムを抱えて膝に固定する。
抱えてみると、ほかの二人とはドラムの向きが逆になっている。
子どものころに直された左利きの構えだ。

パ、パ、パン。パ、パ、パン。
先生が軽快な3拍子をたたき、わたしたちも真似をする。
わたしは、左手でパ、パ、右手でパン。
みんなは、右手でパ、パ、左手でパン。
パ、パ、パン。パ、パ、パン。

ふだんドラムをたたくなんて、もちろんない。
たたくといえば、手だ。
教会で礼拝をするようになってから、
とにかく手拍子だけは日常的にたたいている。
そのせいだろうか。
それとも、日ごろ小学生との付き合いが多く、
オーバーアクションになれているせいだろうか。
たたくことには何の照れもなく、すぐにその気になってしまう。

先生の音に合わせたり、追いかけたり、逃げてみたり。
だんだん頭で拍子を考えるのやめていく。
自分以外の人がたたく音を聞いていると、
手が勝手に動いてくれる。
自分の音を聞くと、とたんに自分のリズムが崩れる。
なんでだろう?
クレッシェンドでさんざん高揚した後、
何の合図もないのに音は終息に向かい、
最後はドラムの表面を指先でなでるようにとんとんとん、
そして、ストン、と突然終わった。

これがいわゆるミュージックセラピーのひとつらしい。
ほんの数分のことだったけれど、
頭が冴えて、からだのこりもほぐれてような。
ストレスを発散したという感想ではなくて、
昼下がりのセミの合唱さながら、
その場に腰を据えてたたき、共鳴し合った気持ちよさだ。

そもそもドラムをたたくことになったのは、
先生が最近観た映画、『扉をたたく人』の話をしてくれたからだ。
妻を失い惰性の日々を送る大学教授が、
移民の青年とアフリカン・ドラムを通して交流を深め、
自らの心のトビラを開いていく、というような物語らしい。
たたいて、開く。この関係は、
聖書の中にもよく出てくるので、気になったのだ。

岩渕さんがコンサートの中で、こんな話をしてくれた。
昔から内省的で暗かったのだが、
ミュージシャンの小坂忠さん(今は牧師でもある)たちと音楽を通して交流を深めていく中で、
心のトビラが開かれたという。
あるコンサートで歌っていたときに、
うわ、神さまは生きておられるんだと、突然わかったのだ。
うれしくて、うれしくて、
思わず奥さんに電話をして、びっくりされたそうである。
そうして得たものは、
自分が地球の真ん中にしっかり立っているという確信だった。
由美子さんいわく、
「暗かった夫が、ふと笑顔を見せたり、目の奥がきらりと光っていたり、
 外から見てもその変化がわかった」のだとか。

なんだか、わかる。
わたしも聖書を読むようになってから、
自分がどこに向かって歩んでいるのかということを、
はっきりとつかむようになったひとりである。
久しぶりに行った吉祥寺の紅茶屋さんで、
「あれ、なにか感じが変わりましたね」
と言われてびっくりしたこともある。

岩渕さんは、クリスチャンになってからも大きなチャレンジに何度か遭っている。
7歳の娘さんを脳腫瘍で天国へと先に送り、数年前には由美子さんが大病をした。
当然、悩み苦しむのだけど、
その中で、不思議と新しい音楽が生まれてきたという。
『父の涙』は聴く人の心を動かす名曲だ。
父とは、十字架にひとり子イエスを架けた父、創造主なる神さま。
その父の涙である。
娘さんを天に送った体験を通してこの曲も生まれた。

たたくと開かれる。
これはまさに体験学習なのだ。
もっと正確に言えば、たたき続けるということかな。
いつものようにごねごね考えているうちに、すっかり元気がわいてきた。
さて、始めよう。

e0165236_238775.jpg

セミの夕べが、続いてます。
毎夜、脱皮する場所を求めて、あちこちよじ登ってます。

読んでくださったら、応援のクリックをお願いします ! 
        ↓ ↓ ↓
e0165236_07939.jpg人気ブログランキングへ


[PR]
by Annes_Tea | 2009-08-05 23:20 | 牧師館で暮らす
バナナブレッドの日々
e0165236_2145635.jpg


このところ、バナナブレッドをよく作る。
夏にどうかなぁ、とも思うのだけど、
かんたん、おいしい、お安いとくれば、
人が集まる場には欠かせないのだ、これが。
海の日のグッドニュースカフェでも、バナナブレッドを焼いた。
夏らしく、ブルーと白のストライプのクロスにしたので、
あとは黄色がほしいと考えていたらバナナが浮かんだ。
でも、皮をむいたら白い姿、
それに粉と合わせて焼いてしまったら跡形もない。
だから、カボチャのムースも作った。
これでめでたくブルー×黄色(パンプキンカラー)のスタイリングの出来上がり。

今朝、またもやバナナブレッドを焼いたのは、
土曜日に教会のコンサートがあるからだ。
このバナナブレッドはお客さん用ではなくて、
出演者の岩渕まことさんご夫妻に差し入れのつもり。
出演前に口にするとは思えないけれど、
バナナブレッドがあれば、万が一、だれかがお腹を空かしていたとしても、
とにかくどうにかはなるはずだ。

ゴスペルシンガーの岩渕まことさんと夫とは、古い友だちだ。
正確に言えば、ギターの師匠になるらしい。
結婚をしたとき、夫の友だちがいっぺんに自分の知り合いにもなったので、
だれがだれで、どうつながっているのやら、
何が何だかさっぱりわからないほどだった。
クリスチャン3年生で牧師と結婚したわたしは、
それまで教会以外にクリスチャンの友人はあまりいなかった。
夫の人間関係に加えてもらいながら、
絆とでも言うのかな、
わたしが体験してきた友人関係とはまた別の、
目に見えない不思議な安心感がそこにはあった。
そしてもうひとつ、
新しい人間関係が広がる中で、
夫の友だちはいつから自分の友だちにもなるのかしら、などと考えた。
「友だち」というくくりはおかしいかもしれない。
ただ、どのくらい距離を縮めていいものか、
なんて最初のころは思ったりもしたのだ。

それぞれに時があって、話をして、
ああこういう温かい人たちと夫は友だちなんだな、とだんだん実感して、
やがて祈り合ったりもして、うれしくなるのだ。

e0165236_211922100.jpg

岩渕家とわがやをつなぐものは、いまや「犬」である。
お互いに(とくに男性群)、かなりの犬バカ(失礼)をやっているようだ。
岩渕家のブギーは、ボストンテリアとパグのミックスだったはず。
狭山にある通称ハイドパークで、メルと対面させたこともある。
オスとオス、しかもあまりのサイズ違い、
ちらりと互いを意識する程度で終わり、
仲良しになるまでにいはいたらなかった。

一方、人間と言えば、さんざん食べて、おしゃべりをしてリラックス。
食後に、広い公園の隅々までメルと散歩して戻ってみると、
男性たちがギターやらブルースハープやらサックスやら、
弾いて歌って、どんひゃらどんひゃらを繰り広げていた。
犬がいて、音楽があれば、
友だちづきあいはより楽しい。そんな一日でした。

*岩渕さんの最新エッセイ『気分は各駅停車』(いのちのことば社・フォレストブック)には、ブギーのことも少し出ています。文章もまた、いいんです。

○ etude for goodnews cafe
e0165236_2164247.jpge0165236_216535.jpg
e0165236_2161148.jpg
e0165236_2162953.jpg


音楽つながりの話で、海の日のサウンドパフォーマンスのシーンを少しだけ紹介します。当日はワークショップ形式で、参加者一同、新しい音を体験しました。目で見て触れるだけではなく、わたしたちも吹きました! 何だと思いますか? なんと、ストローなんです。mamoruのストロー歴は長く、今回オーストリアに招かれることになったのも、ストローの音を使ったインスタレーションがきっかけだったとか。おそるべし、ストローパワー。

ゆったりとした時間でした。耳を澄ませ、味わったり、転がしたり、つまんで投げ入れてみたり・・・パフォーマンスに一貫して流れているのは、「samll things」だったように感じました。
当たり前過ぎて目にとめられないようなもの、捨てられてしまうようなもの、暮らしの中で触れる声なきものたちの声を聴く、そんな体験でした。説明してしまうと、大切なものを失いそうなので、お話はここまで。




[PR]
by Annes_Tea | 2009-07-31 21:28 | お知らせ(イベント他)


ライフログ
カテゴリ
画像一覧
記事ランキング
タグ
最新の記事
以前の記事
その他のジャンル