下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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五島列島教会をめぐる旅(下五島♯8 旧五輪教会)
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「五島市教会巡りハンドブック」によると、下五島の教会は全部で21あります。いちばん大きい福江島の教会だけであれば、一日でまわれます。じっくりひとつのところを訪れたいのか、とにかく数を重視するのか、旅のスタイルで必要な時間が変わってくると思います。私たちはひと通りはまわりましたが、車から外観を見るだけにとどめた教会もいくつかあり、数を絞って見学しました。ただ、久賀島、奈留島という離島には世界遺産暫定リスト入りの教会があるので、こちらも訪れたい場合にはもう少し時間が必要です。交通手段である船の便が少なく、ツアー利用には予約が必要なため、前もって計画することをおすすめします。数年前に旅した方にうかがうと、久賀島に渡るだけでもひと苦労したそうですが、世界遺産登録に向けて、以前よりは交通手段が充実してきているようです。それでも時間の限られた旅人ゆえ、木口汽船の教会巡礼コースという定期観光を利用しました。実際に参加してみると、このような地道なツアーを続けこられた方々の尽力の積み重ねが、世界遺産登録への動きにつながったのではないかと感じました。案内してくださった方には、大変親切にしていただきました。前日までに電話で予約が必要です。私たちは上五島に渡る日でしたが、このツアーを利用すると、半日はかかるため、上五島には夕方着の船しか選べません。船と船との時間調整の難しさが、島旅ならではの味。ゆとりを持って組まないと、うまくいかないのが五島列島教会めぐりの旅です。

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半潜水式グラスボートのシーガルに乗って久賀島へ渡りました。

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これが久賀島の港です。向こうに見える緑の奥は、椿の原生林や段々畑で有名です。

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途中までは道もよく整備されています。ツアー参加者は全部で4名。港から車に乗り換えて出発。

*迫害の史実を伝えるべく、島オリジナルの聖歌があることを、今回の旅で知りました。五島の教会が背負ってきたもの、またその信仰をとてもよく伝えていると思いますのでそれぞれの教会ごとに紹介します。

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●浜脇教会
久賀島の残酷な迫害を乗り越えた信徒たちによって1881年に最初の会堂が建立されました。和洋ミックスの稀にみる教会建築で、これが現在の旧五輪教会の会堂です。浜脇教会は、1931年、台風にそなえた堅牢さを考慮し、五島初の鉄筋コンクリート造りの教会に建て替えられました。その際、資材を処分せず、五輪地区に教会をとの願いを受けて現在の地に移築され五輪教会となりました。その後、隣接した土地に五輪教会の新会堂が建てられました。恵みのリサイクルですね。浜脇教会では、信徒の高齢化が進んでいるとはいえ、日曜日の礼拝後は、みんなでランチやゲートボールをして、一日をゆっくり共に過ごす豊かさがあります。
 
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久賀島教会讃歌、詩中山利喜太郎、曲フランス聖歌
1.   浜脇教会。瀬戸の流れに、姿浮かべ。山を背負いて、立てる聖堂。神の住いと、民は集い。実り豊けき、いける信仰


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●牢屋の窄殉教記念教会
この場所で、キリシタン迫害史のなかでも際立って残虐な行為が行われました。1868年、明治元年になってなお、このような野蛮な行為が行われたことに日本人の恐ろしさを感じました。自らをクリスチャンだと信仰表明したばかりに、12畳ほどの狭い部屋に200人ほどが8か月の長きにわたって押し込められました。子どもたちは圧死し、あるいは餓死し、結局42名の信徒が命を落としました。案内の方が、その詳細を語って下さいましたが、気分が悪くなるほどの内容でした。五島の迫害の凄まじさについては、旅する長崎学というサイトによくまとめられていますので、リンクを貼っておきます。この非人道的な事件は世界の知るところとなり、外圧によってようやく禁じられるようになりました。フランクルの『夜と霧』を思い出しますが、人間というのは化けの皮を剥いでみると、本当に恐ろしい罪を抱えた哀れなものだとつくづく。私ももちろんその人間のひとりだという自戒を込めて。この迫害を子どものころに経験した方がまだ存命です。憲法九条も危うい今、つい最近まで日本とはこのような国だったことを私たちは忘れてはならないと思います。

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独特な雰囲気の場所でした。たくさんの人がとりなして祈ってきたのを感じました。静謐です。
久賀島教会讃歌、詩中山利喜太郎、曲フランス聖歌
2.   牢屋の窄殉教。茨の谷に、悪しき誘い。おそいくるとも、たじろぎなし。道のしるべと、仰ぎまつり。語り継がなん、猛き信仰


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車でどんどん山道に分け入っていきます。舗装された道路が途切れ、大丈夫だろうかというような細い道も,くねくね坂も、果敢に運転して行きます。乗っていた私たちの言葉数も少なくなっていきました。こんなところに教会や集落があるのだろうか、と思っていたら山の中で停止しました。ここから先は徒歩です。

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山道を下り、だんだんと海に近付いていきます。なんという透明度。熱帯魚が。

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●旧五輪教会
今回、いちばん行きたかった教会です。外観は和式建築、内部は三廊式、板張りリブ・ヴォートル天井、ゴシック風祭壇といった本格的な教会建築様式です。国の重要文化財に指定されています。知り合いの牧師は、バイクを積んで船旅し、この会堂に何時間も佇んで祈ったと教えてくれました。そういう気持ちになる教会です。

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久賀島教会讃歌、詩中山利喜太郎、曲フランス聖歌
3.   五輪教会。浜辺にそびえ、百歳(ももとせ)経て。思いで尽きず、恵み溢れ。先祖(みおや)の功徳、今も偲び。幾千代(いくちよ)までも、香る信仰


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これは現在使われている五輪教会です。1985年に建立。五島で最も新しい会堂です。旧五輪教会のすぐ隣に位置しています。
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目の前は、静かな港です。いったいどうやって礼拝に来るのかと案じていましたら、車以外に、漁船や海上タクシーを利用するのだそうです。礼拝に漁船で行くというのは、この島では日常的なことなのですね。

●以下、関連リンクです。
五島の迫害と殉教の歴史についてまとめられています。
旅する長崎学

教会めぐりの旅で役立ったサイトの紹介
ながさき旅ネット・教会めぐり
木口汽船(久賀島巡礼コース)
九州商船
ジェットフォイルがなければ島の旅は始まりません。ただし、台風には弱く、当日の朝にならないと欠航かどうかわからないので、余裕のある日程が必要だと感じました。私たちはまさに台風を逃げながら守られた旅で、天候に関しては奇跡の連続でした。フェリーはジェットフォイルよりは欠航になることが少ないようです。時間は何倍もかかりますが。
長崎巡礼センター

ここでひとまず、下五島の教会めぐりはおしまいです。上五島にはもっとたくさんの教会があるため、まだまだ旅は続きました。いずれ時間のあるときにまとめてみようと思います。来春に出す新しい本の準備と、秋のイベント、さらにはクリスマスの準備と、忙しい季節に向けて走り出すため、ブログの更新は滞りそうな気がします。五島の旅におつきあいいただきありがとうございました。

Newsその1 
私が案内するまちあるきはこちら。11月2日の13:00〜。2年ぶり、一回きりですのでこの機会にぜひ。

まちみてさんぽ「知られざる墨東キリシタン史」のご案内はこちら。Bコースです。

こころのごはん~日々をささえる聖書のことば30~

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by Annes_Tea | 2013-10-21 20:56 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯7 福江教会)
●福江教会
福江港から歩いて行けるところにあります。1910年ごろ、公立病院の病棟をそのまま購入し、教会にリノベしたのが始まりです。1962年、現在の会堂が建てられました。私たちが訪ねたときには、敷地内にある大きな家屋のようなものを取り壊している最中でした。(あるいはリノベかもしれませんが)。工事の方たちの休憩時間だったようで、たくさんの男性たちが座っていました。私たちが会堂内に入ろうかどうしようかと逡巡していると、「ここは普通の教会だよ」と声をかけられました。観光するほどでもない、という意味でしょうか。確かに、東京にもありそうないわゆるカトリック教会という感じだったので、入るのをためらっていたのですが。外観の写真はこれ一枚きりです。ここは、下五島の中心的な教会として、最も大規模な礼拝が捧げられているそうです。

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行って福音を伝えよう! 五島の信仰魂に敬服します。
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この教会には、大きなドラマがあります。1962年、新しい会堂が献堂されて5か月後に、福江大火が起こりました。市街地の大半を焼失するという、長崎県内では戦後最大の大火災でしたが、この教会だけは奇跡的に焼失を免れました。この話を、福江元気館というまちの商品販売や展示をしている施設で知りました。ここでは、福江大火以前のまち並みを再現した旧福江市街地の模型が見られます。壁には大火で焼失したまちの様子を記録した写真も展示されていました。何もない焼け跡に、十字架がそびえるこの教会だけが建っている。どこかでこんな写真を見たことがあると思ったら、阪神淡路大震災で被害を受けた神戸市長田区の当時の写真でした。私たちと同じグループの神戸栄光キリスト教会だけが焼け残り、震災支援の拠点となりました。震災直後、夫はバイクに飛び乗って、この教会まで走り、支援を手伝ったと聞いています。結婚前に聞いて、あら頼もしい、と思ったことを思い出しました。

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近くにある公設市場。残念ながらすでに店じまいでした。台風の影響で、一日早く長崎に帰ることにしたため、福江市内で過ごす時間ができて、まちをのんびりと歩きました。「福江をさくる」というまち歩きのマップが役立ちました。港の観光協会でもらえます。武家屋敷通りがあり、お城の門をくぐると高校という不思議世界。スーバーに入ると、魚があんまり新鮮で安くてびっくり。五島は水と魚がとにかく美味しい。知らない土地の日常を、少しだけ見せてもらえるぶらぶら歩きは楽しいです。

Newsその1 
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by Annes_Tea | 2013-10-19 23:28 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯6 楠原教会)
日課のように更新していますが、じつはてんてこまいの日々でして。それでも片付けてしまわないとすっきりしないので、できるところまでは続けてみます。そういえば、11月2日には、自分のまちで、「知られざる墨東キリシタン史」まちあるきガイドを2年ぶりにします。東京文化発信プロジェクト、墨東まち見世2013のいっかんです。昔の教会の物語を今につなげてその光を手渡していくのは、ひとつの使命かしら、などと大げさに言えば。NHKの大河ドラマも、日本の近代化とキリシタンとのつながりを放映中なようですので、ちょうどよいタイミングかもしれません(あまり見ていませんが人づてに)。日本のキリシタンの歴史には迫害がつきものですから、いつも光と影がワンセットです。
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●楠原教会
1912年に建てられた、鉄川与助の設計・施行による会堂です。五島に現存する教会としては、堂崎教会に次いで2番目に古い洋風建築の教会です。
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堂崎教会に通じるこれまた堂々たるゴシック様式レンガ造り。会堂のそばに休憩所が併設されてあり、壁には設立当時の写真などが展示されています。歴史的価値のある記録なのでぜひ見てほしいと思います。日中は自分達で岩を切り出して運んでは少しずつ教会を建て上げ、夜は生業として漁に出る。教会を建てるために日々の暮らしがある。どうやらそんな時代の信徒たちが、この教会を建て上げたようです。五島の教会は、文字通り、自分たちの手によって造ったという教会が多いことに感動しきりでした。

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似たような写真ばかりですが、この教会は写真でとらえるのが難しくて。周りの風景や建っている場所のせいでしょうか。さて。見下ろせば海と断崖。そんな場所にあります。

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by Annes_Tea | 2013-10-18 23:49 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯5 水ノ浦教会)
●水ノ浦教会
日本の教会建築の第一人者と言われてきた鉄川与助が設計・施行に関わった美しい木造の教会です。鉄川与助の業績については、近年関心が高まっているようです。最後に関連リンクを貼っておきます。お孫さんの作ったサイトもありました。下五島の高い空、明るい緑、鮮やかな海の色に、白亜の教会がよく映えます。教会のようにボリュームのある建物は、周りの景色や色合いとの調和がより大切ですね。

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最初の会堂は1880年に建てられました。水の浦湾を一望する小高い丘の上にあるため、潮風で老朽化し、1938年に現在の会堂が建立されました。雲仙に建てるはずの教会が取りやめとなり、その資材を買い受けて工事が進められたそうです。

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中に入るとわかるステンドグラスの優美な光。こちらもお見せできませんが。

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裏山には十字架の道行きを体験できる場所がありました。こういう体験学習的な仕掛けもカトリックの面白いところですね。

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キリストの復活のシンボル、白百合です。でも、カトリックですとマリアの象徴なのでしょうか。

鉄川与助の教会建築 (LIXIL BOOKLET)

林 一馬 / LIXIL出版


写真集も出ています。
鉄川与助建築関連サイト1
鉄川与助建築関連サイト2
鉄川与助のお孫さんのサイト


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by Annes_Tea | 2013-10-17 11:46 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯4 三井楽教会)
●三井楽教会
1880年、ゴシック様式の木造の教会が建設され、90年もの間、大修理を重ねて大切に使われてきました。シロアリ被害によって解体を余儀なくされ、1971年に建て直されたのがこの会堂です。木造の教会は、どうしても湿気とシロアリにやられてしまうのが悩みどころです。

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陶器で描かれたモザイク聖画です。会堂内のステンドグラスは、地元のボランティアグループによって何年もかけて制作され、2005年に完成しました。

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日本一美しい砂浜と言われる高浜ビーチです。曇っていたために、写真はいまひとつですが。

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by Annes_Tea | 2013-10-16 23:47 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯3 貝津教会)
●貝津教会
1924年に建てられた素朴な木造の教会です。1952年の大改築で、三角屋根の尖塔が付け加えられました。下五島の教会の中で、私が特に好きになった教会です。会堂に足を踏み入れると、あっと声を上げるほど美しい光の彩り。ステンドグラスを通して、赤や青や緑のやわらかな光が、時間を重ねた長椅子や床の上で揺らめいていました。思わずカメラを構えたくなりましたが、やはり撮影禁止とありましたので、心に刻むにとどめました。

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私たちが見学をしていると、カトリックの巡礼らしい一群が入って来られました。代表の方が祈り、続いてみなさんで主の祈りを告白、他にも定型の祈りのことばのようなものを声を合わせて告白して終わりました。私たちとは違ったスタイルが新鮮でした。そういえば、「巡礼」ということばも、私たちは使いません。

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外からですと、ステンドグラスの美しさがわかりません。教会という場は、中に入ってこそ、本当の美しさを知ることができます。

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by Annes_Tea | 2013-10-15 21:25 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯2 井持浦教会)
下五島は平坦な島なので、海沿いの道を楽々と車で一周することができます。木々の色は明るく、視界も広く、窓から見える景色は穏やかでした。鬱蒼としたイメージを勝手に抱いていましたので、これは軽い驚きでした。上五島は自然が荒々しいので、下の島にゆっくり滞在した方がよいと地元の方に言われました。互いの島民感情に何かがあるような口ぶりでした。気になりつつも、旅人は静かに頷くだけにしておきました。

堂崎教会から福江港に戻り、時計周りに教会をめぐっていきました。
●井持浦教会
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明治初期、五島のキリシタン迫害がいっそう厳しさを増しました。その際に、唯一迫害を逃れた地域である玉之浦に建つ教会です。1897年、フランス人宣教師ペルー師の指導により建築。その後、1987年に台風の甚大な被害を受けたために取り壊され、翌年建てられたのが現在の会堂です。

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1899年、五島各地から珍しい岩石が集められ、ルルドが作られました。ペルー師は母国フランスから、ルルドの奇跡の泉水を取り寄せて注ぎ入れました。ルルドというものは、プロテスタントにはない慣習なので、私としてはありがたい気持ちにはなりませんでした。この教会は新しいこともあり、ひと通り見るにとどまりました。

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井持浦教会からしばらく車で上って行くと、こんな絶景に出会いました。

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日本最後の夕陽が見える大瀬崎灯台です。映画『悪人』のロケ地だとかで、ずいぶん看板が建っていました。地元ではちょっとした騒ぎだったのかもしれませんね。福江港から車でここまで1時間です。

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by Annes_Tea | 2013-10-14 21:37 | まちを歩く
五島列島教会をめぐる旅(下五島♯1 堂崎教会)
連日の暑さに夏の気分でいましたが、すでに10月の半ば。
夏の宿題を積み残したままでしたので、
とにかく旅の順にたどりつつ写真だけはアップしようと思います。


●堂崎教会
長崎港から福江港へ九州商船のジェットフォイルで渡り、港近くに宿をとりました。個人経営のレンタカーを借り、まずは堂崎教会へ。

1873年(明治6年)、キリシタン禁制の高札が撤去され、260年にわたるキリシタン禁教弾圧の歴史が終わりました。五島における信仰復活の拠点として初期の任務を果たしたのが、この赤レンガ、ゴシック様式の堂々たる教会です。

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1908年、五島初めての洋風建造物として落成しました。教会の人たちの喜びと、島の人々の驚きを思いめぐらしてのしばし時間旅行。

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会堂の内部は、堂崎天主堂キリシタン資料館となっています。かくれキリシタン時代の資料や、長崎指定文化財の聖教木版画など歴史的価値のあるものを多数見られます。五島列島はすべてカトリック教会で、プロテスタント教会はひとつもありません。カトリックは昔から、視覚教材に優れ、礼拝を通して神さまを体感する方法に長けているように思います。プロテスタントは、それ比べると、聖書のことばを一人一人が自分のものとしていくことに心を注いできた歴史があります。数日滞在しただけの旅人の視点に過ぎませんが、五島の教会は、そのどちらのよい点をも持ち合わせているように感じました。今も生きている教会というのは、そこに入った瞬間にわかります。不思議なものですね。

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目の前は五島の海です。今となれば、素晴らしいロケーションですが、当時は、地の果てのような感じだったのではないでしょうか。車も道もないその昔、日曜日になると教会の人たちは、小舟で海から乗り付け、礼拝を行っていたそうです。

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海も空も色が違います。

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途中までは車で行けますが、ここから先は海沿いを歩いていきます。会堂の中はどこも撮影禁止です。丁寧にお願いとしてポスターやパンフレットに書いてありますが、それでも撮影している人たちがいました。資料館には係が駐在しているため、注意されていましたが、他の教会では平日の昼間、とくに監視はありません。ブログやFBなどで内部の写真を公表することももちろん禁止です。教会はそこに集う人たちのホームですから、無人の時でさえ、外部に自由に公開してくださるだけでもすごいこと。訪れる方たちのマナーが守られるように、私たちキリスト者でお祈りして支えていきたいと思います。

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by Annes_Tea | 2013-10-14 00:15 | まちを歩く
五島列島、教会めぐりへ(プロローグ)
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今年の夏旅は五島列島へ行った。
かねてから念願の教会めぐりである。
これまで見たどの海よりも透明度が高く、美しい島だった。

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ネットでどれだけ情報を集めてみても、
現地に赴いてはじめて、
迫害を逃れ逃れてきた重みが実感できる。
こんなところに? と思うような険しい場所に教会が建っている。
崖の上、眼前の海、そして椿の茂る山中。
礼拝にはみんなが小舟で乗り付けた時代が長かった教会も多いという。
それはなお、日常として続いている。

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旅を導いてくれるのは、十字架である。
上五島と下五島をあわせて55もの教会があるという。
キリスト教が伝えられてから450年。
一時は過酷な迫害によって、根絶やしにされたと思いきや、
信仰の種は地下深く根を張り、命を持ち続けてきた土地である。
長崎の教会群は、ユネスコの世界遺産の候補に挙がっている。

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小さな船で行くしか方法のない離島にある五輪教会は、
世界遺産の候補のひとつである。
今はそのすぐ隣に、新会堂が建ち、
教会員の方たちが、旧会堂をも大切に保存している。

今も生きている教会。
五島で訪れたどの教会にも感じたことだ。
平日の日中、だれもいない会堂に一歩入っただけで、
今も日常的に大切に使われていることがわかる。
建築として保存されているだけの教会ではなく、
礼拝と祈りの場であるという意味だ。
自分たちの祈りの家を、
見ず知らずの観光客にも扉を開く。
この寛容さに感服する。
わたしにできるだろうか。
都会の教会では、
防犯や掃除やそんなことを考えると、
無人で扉を開く気持ちになれるかどうか。

教会は楽しい方がいいとは思うけれど、
サロンではない。
礼拝し、祈る場であることが第一である。
いつもこれだけはぶれずに生きていきたいと思っている。
そして、五島の教会たちは、
建物に訪れる人たちに、
無言でそのことを教えてくれる場所だった。
会堂の椅子に座るだけで、
涙があふれてくる教会もあった。
ギンガムチェックの手作りのカバーのかかった賛美集に、
教会の人たちの温かな交わりを感じる教会もあった。

五島の教会めぐりの写真を少しずつアップしていければ。

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by Annes_Tea | 2013-09-08 22:41 | まちを歩く
雑司ヶ谷宣教師館を訪ねる
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雑司ヶ谷旧宣教師館に行った。
休日、ハーレーの後ろに乗って、ひゅんと飛んでいった。
と言いたいところだけれど、
雑司ヶ谷の道はくねくねとして、少々迷いつつたどり着いた。
着いてみれば、標高31メートルもの高台にある。
宣教師館が建てられた明治40年、周りは田畑ばかりだったようなので、
この西洋建築はひと際、目立っていたに違いない。

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元はアメリカ人宣教師マッケーレブの居宅である。
受け付けにあったパンフレットによると、
19世紀後半アメリカ郊外住宅の特色を写した質素な木造洋風建築なのだとか。
これで質素?
せせこましい下町に暮らす身としては、ため息が出る。
豊かな陽光が差し込む廊下を見ては、
猫のように丸くなって昼寝をしてみたくなる。

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建物の裏に回ってみると、見よ、この窓の多さ。
よくよく見れば古びてはいるが、
建物も庭木も手入れが行き届いている。
マッケーレブが帰国し、
ある時は音響会社の事務所に使われるなどした後、無人となり、
マンション建設の話が出るにいたり、
住民たちからちょっと待った、と保存への声が上がったらしい。
歴史的にも価値のある明治建築として認められ、豊島区が取得した。
保存修理工事を経て、一般公開され、
1999年には、東京都有形文化財にも指定された。

こんな話を、何年も前の新聞で読んで以来、気になっていた建物だった。
わたしの暮らす鐘ケ淵には大正期のモダンな宣教師館があったのだが、
鐘ケ淵紡績、つまりカネボウの崩壊とともに、
あっさりと取り壊されたのを目の当たりにしていたせいだと思う。

東京スカイツリーが建ち、
壊されていくものが加速している。
でも、同時に、
古いものを見直して、活用しようという流れも生まれ、
その流れに合流しながら暮らしている面白さは、
記事を読んだ当時にはなかったことだ。

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この小さな部屋では、
おばあちゃんのおはなし会というものが定期的に開かれている。
雑司ヶ谷だもの。
夏目漱石だとか、文化人のまちである。
裕福な人たちが集まり暮らしていたまちである。
考えてみれば、雑司ヶ谷のエリアに含まれる場所で20代は仕事をしていた。
その空気感は確かに好きだった。
こちらの方が今でも気持ちはしっくりする。

それでも、墨田もね、歩けば歩くほど、
人に出会えば出会うほど面白いまちなんだよ、
と言えるぐらいには好きになっている。
よかった。つき合いはこれからも続くからね。

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e0165236_19471020.jpg宣教師館の庭のグランドカバープランツは、ツルニチニチソウ。じつは教会の花壇にも、ヒメツルニチニチソウを植えたばかりだったので、知り合いに出会ったような気分。こんなに育つとは。



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by Annes_Tea | 2013-05-12 00:12 | まちを歩く


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