下町すみだ      築70年の牧師館暮らし。犬と庭と日々の糧。              
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん

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ヨコハマの友だち
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シャンプー中のメルは耳がぺちゃんこになって、ボーダーからポインターに変身。
久しぶりに、つやつや王子さまになりました。


仕事で横浜まで行ったので、
「ヨコハマの友だち」に会いたくなった。
ケータイさんの出番である。
家で留守番ばかりさせていたケータイだったが、
連絡が取れたためしがないと言われたり、
電車が遅れて無断で遅刻になりそうなところを助けられたりしているうちに、
ようやく持ち歩くようになった。遅いデビューである。
いつ登録したのかも思い出せないが、
ちゃんと友だちのメールアドレスだけは入っていた。
彼女へ初メールをしてから小一時間後には、
東横線沿線の駅で落ち会えたのだから、
ケータイさんの働きぶりはたいしたものだ。
1年ぶりの再会は、
お互いに夕飯の支度を控えたほんのひと時だけである。
近況から、家族のこと、自分のこと、
人間関係の方法論だとか、
人生すべて益とされるとかなんとか。
話題の締めくくりは、献立の相談とレシピの交換になった。
わたしは彼女にレンズ豆の便利さを力説する。
「水でもどす必要はないし、15分で煮えるし、あとね、葉酸がたっぷり。
いいよ、おすすめ、ぜったい」
彼女が教えてくれたのは、タコスの皮に具を入れて焼くピザだった。
速攻ながらフルコースで硬軟取り混ぜて語り合えるのは、
学生時代の友ならでは。
手を振って「またね」と言ったときには、お互いさっぱりした気持ちになっていた。

わたしは中央線沿線に生まれ育ったので、
大学に入るまで東横線沿線の友だちがいなかった。
東京の鉄道はタテのラインに詰めが甘い。
近くて遠いヨコハマだったのだ。
彼女は、大学1年生のときに初めてできた「ヨコハマの友だち」である。
中華街の歩き方も、
チャーミングセールの楽しみ方も、
みんな彼女から教わった。
彼女が結婚をして東京の北の方で暮らし始めたとき、
友だち一同で、なんかへん、と言ったものだ。
結局、すぐにヨコハマ住まいに戻って子育てを始め、
以来ずっと、「ヨコハマの友だち」を続けている。

知らない町に、ひとりでも知り合いができれば、
知っている町に変わる。
実際に歩いたわけでもないのに、
心の距離が縮まるだけで、親しさが沸く。
ニュースでその地名を耳にすれば、
素通りできなくなったりもする。
今年もひとつ、ふたつ、と知り合いの町が増えてきた。
さて、どんな地図が心の中にできあがるのやら。



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by Annes_Tea | 2010-01-21 19:31 | 牧師館で暮らす
器と再会する
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九十九里浜の海岸は漂流物が少なくて、
犬との散歩にうってつけでした。

教会の働きに続いて、わたしの外仕事も始まった。
年末に積み残した仕事の諸々が、締切り目前。
新年早々、肩こりになりそうな予感がする。
でもその前に、少しだけ日常から離れたくて
休みの最後の日、海まで車を走らせた。
と言っても、走らせてくれたのは夫の方で、
わたしとメルはちんまりと座っているだけ。すみません。

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海を見ると元気になる。
それはもう、単純なほど、すかっとする。
牧師館は絶望的な日当りなので、
ときどき自分を海風に当てて、
気持ちをふかふかにしてあげるのだ。
布団も心も虫干しが長持ちする秘訣なのよね、
なんてうそぶきながら。

お正月だから少々奮発をして美味しいお魚でも
という目論みは外れた。
寿司組合の協定とやらで、
その日はお寿司屋さんの定休日だった。
観光案内所の人が、申し訳なさそうに教えてくれる。
たぶん連動しているのだろう。
前々から気になっていたカフェもほとんどがお休みだった。
思いつきの行動だから、つめが甘かった。

それでも、ちゃんと出会えたのだ。
今年のカフェ初めにふさわしく、好みの空間に。
場所は九十九里浜で、喫茶KUSAという名前だ。
運ばれてきたカップに見覚えがあると思ったら、
益子の陶芸家・石川若彦さんのものだった。
あら、再会しましたね。
益子で見かけて、いいなぁ、連れて帰りたいなぁ、
と思った器だったからだ。
わたしのカップのふちにだけ、
銀色の小さな小さな涙型の模様がついている。
これ、飾りかなぁ、それとも金継ならぬ銀色の継かなぁ。
(そんなものがあるかどうかわかりませんが)
これまたうっとりするようなケーキプレートが運ばれてくると、
今度は夫の方のプレートのふちが5、6カ所ほどぽこんと欠けている。
それがいいのだ。
やはり意匠のように見えてしまうから不思議だ。
土ものが好きだけど、
ぽこぽこと欠けのある器が家にいくつもあって、
どうしたものかと思っていたが、
なんだ、こうやって当たり前に使えばいいんだな、と思う。
欠けた部分も暮らしの歴史だものね。

この陶芸家さんは、
もともとグラフィックデザインをしていたこともあってか、
形のよさに共感して、夫もひと目ぼれしたようだった。
帰り際、棚に陳列してある売り物のカフェオレボウルを指して、
これ、下さい、と店の人に言う。
ごくまれに、本当にごくまれなのだけど、
こんな風に突然、器を買うことがあって驚く。
後で聞くと、少しひねりのあるこの器で、
抹茶を飲むのが楽しみなのだとか。
昨年、キリシタン大名たちの侘び茶について学んだ影響かな。
でも、わたしは煎茶派なので、
わがやには茶筅はないんだよ。どうする?
(そのうち、器の写真を撮ってみます)
いちばんの問題は、食器棚のどこにしまうかだ。

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このカフェの一枚窓から見える庭のその先は、なんとhi-b-aのキャンプ場でした。(何それ、という人はここをクリックしてみてください↓)庭先から行き来できるような具合で、正真正銘のおとなり。せっかくなので、挨拶に行くと、高校生たちがちょうどレクに出かけるところでした。記念にキャンプファイヤー場(右)を撮影。ありがとうございました。

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by Annes_Tea | 2010-01-07 21:07 | まちを歩く
柿、あと少し

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「渋柿を干せば甘い干し柿ができるよ」
と教えてあげると、
近所の子どもたちが試してみると言って、
年末に1個ずつ持って帰った。
まだ彼らの実験は続いているようだ。
願い通りの干し柿ができるかな?

通りがかりの大人たちは、
この柿を見るともったいながるけれど、
渋柿だと聞くとそのまま行ってしまう。
教会の私たちにとっては毎年見る風景なので、
取って食べようとはだれも言い出さず、
甘くなったら鳥に食べてもらうものだと思っている。


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毎朝、庭に出てみると、柿バクダンがどさどさと落ちている。
30〜40個はあるかな?
鳥たちの食べ残しを掃除をするのがわたしの日課になっている。
この下町で柿の掃除ができる幸せを感謝しよう、
と決意する朝はあるものの、
たいていは、あーあ、なんてため息をついてしまう。
今朝の日曜礼拝の最中もヒヨドリが食べに来ていて、
それはそれは窓の外がにぎやかだった。
バクダンの掃除に追われる朝も、あと少しかな。


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ついでに、今日のメル。走りました。
まだまだ荒川土手はお正月で、
凧揚げする人たちの姿が目立っていた。
見知らぬ犬もどっと繰り出してくるので気が抜けない。
昨日は、河川敷の片隅に野外生活者の方々が集まって宴会をしていた。
お正月ですものね。
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by Annes_Tea | 2010-01-03 17:16 | 日々の庭と花
新しい年、集う朝
一年のごあいさつ&年末年始の過ごし方

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元旦の朝。
初詣のメッカとも言える下町で、
道行く人たちが、教会の中にも人が集まっているのを見て、
あれ、という顔をして通り過ぎていった。
道行く人たちは、何に祈るのかな?

元旦礼拝はしめやかに、
その後のお雑煮タイムはなごやかに過ぎた。
ひとしきりおしゃべりをした後で、
それぞれの家庭に戻るべく解散。
今朝は人数も小粒なので、
ひと家族の車にみんなで乗り込んで、送ってもらったようだ。
帰り際、
ひとり暮らしの方には、
前夜に煮た筑前煮に、厚切りの玉子焼きと
ついでにおいなりさんも添えて、はい、と手渡す。
ひとり身の○○さんは来なかったなぁ、とちょっと心配になりながら。

血のつながった家族でも、
集う、ということには難しさを感じることがあるけれど、
まして教会の家族となればなおさら。
でも、こうして集いを続けてきて、
みんなずいぶんと楽しく交わることが上手になってきたな、と思う。

午後、わたしたちはメルざんまい。
荒川河川敷はまさにボーダーコリー日和で、
快晴、そして強風。
メルはずっと笑っていた。
今年はカレンダーの具合で、旅はなし。
でも、やけにリフレッシュしていると思ったら、
めずらしく年賀状を書き終わっていたのでした。
(いつも、1月に入って書いているもので・・・)

明日はカレーかなぁ。


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元旦に荒川から見えた東京タワー。どんどん育ってます。
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by Annes_Tea | 2010-01-01 23:25 | 牧師館で暮らす
紅玉の季節の終わりに

カフェで、「紅玉のレアチーズケーキ」って何? と思ったら、
りんごを品よく煮たものが、下敷きになって出てきました。
紅玉とレアチーズケーキをつなぐ「の」に、まんまとやられました。
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あれもこれもと引き受けてしまって、自分で自分の首をしめている。
でも、クリスマスの季節とは、そういうものである。
そんな中で、ブログのことを考える。
どうしようかな、書こうかな、休もうかな。
ブログに書く作業は、
流れていく日々に、ほんのひととき足を止めるようなもの。
とっちらかった思いのかけらを、
角を揃えてとんとん、と四角くまとめる。
すると、不思議なように心が落ち着いてくる。
忙しいからこそ、とんとん、が必要なのだとも思う。

よその教会の前を通ると、
すっかりクリスマスの飾り付けになっている。
小さなわが教会はぼちぼち。
ツリーはみんなで飾るが、
それ以外は、わたしが家事や仕事の合間をぬって、
少しずつ飾り足していくという原始的な仕組みになっている。
昨日は、仕事の出先で見つけたホームセンターに飛び込むと、
寄せ植え用の苗を10個も買い、
バスと電車を乗り継いで帰ってきた。重かった。

そのホームセンターで物色していると、
店の奥からワン、と聞こえた。切羽詰まった声だ。
ペットコーナーに走る。
「1歳4か月、13万円」という札のかかったボーダーコリーが、
ケージの中でぐるぐる回って吠えていた。
バターになったトラだよ、これでは。
1歳をはるかに過ぎたボーダーが、
平日の夕方のホームセンターで売れるわけがない。
せつないなぁ。狭いなぁ。連れて行きたいなぁ。かわいそうだなぁ。
でも、実際には、ボーダーではなくて、
連れて帰ってきたのは、ガーデンシクラメンなのだけど。ごめんね。

夜、クリスマスの布を縫う。
去年使ったものをどこにしまったのか、どうしても思い出せないのだ。
あ、いやだ。
ミシンをかたかたした途端、思い出したのは別のこと。
冷蔵庫に紅玉が入ったままだ。
アップルパイを作ろうと思って買っておいたのだっけ。
中がすかすかになっちゃったかなぁ。
今週の生協のちらしから、紅玉が消えていた。
大好きな紅玉で、りんごのお菓子をいろいろ試したかったのに。
結局、作ったのは、
いちょう切りしたりんごを加えて混ぜただけのケーキを2回だけ。

季節は移る。出盛りだった紅玉も終わる。

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紅葉もそろそろ終わりですかね。
中禅寺湖の金谷ホテルの裏庭に、
メルとそおっと入り込んでみました。

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by Annes_Tea | 2009-11-26 19:57 | お茶と料理、ときどきカフェ
ドッグカフェ見つけた

メルのカフェデビューの写真。もう4年くらい前かな?


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メルのドッグカフェデビューは、数年前の夏、軽井沢だった。
そのころ、犬の飼い主初心者のわたしは、
犬のことをもっと知りたくて、犬にまつわるエッセイばかり読んでいた。
その前は、犬のしつけに関する本を読み漁っていたのだが、
読めば読むほど理想と現実とのギャップに滅入るので、
ブルース・フォーグル博士の「新! ドックトレーニングマニュアル」(これは優秀 !)を最後に、
読むのを止めてしまった。

本の中の犬を探し始めると、きりがない。
古いところでは、中野孝次の「ハラスのいた日々」を引っ張り出して、
散歩の途中でオス同士をケンカさせて社会を学ばせる、
なんてエピソードに、時代が違うなぁとつぶやいたり、
カレル・チャペックの「ダーシェンカ」が何年も本棚に寝かせたままだったのを思い出したり、
江國香織の「雨はコーラがのめない」という不思議なタイトルは、
「雨」という名前の犬の話だといまさら知ったり、
とまあ、そんな風に読書する女を続けていた。

そんなころの話である。
車にメルを乗せて軽井沢の町中を走っていると、「スリードッグベーカリー」の看板を見つけた。
ちょうど、創業者であるダンとマークがカンザスシティーに開いた
自然素材のドッグベーカリーの話を読んだところだったので、
これはこれは、と嬉しくなって店内に入った。
もちろんメルを連れて。
メルにとっては初めてのドッグカフェである。
ところが、すぐ後に、よく吠える小型犬が入ってきた。
メルは滅多なことでは吠えない。
そして、吠えられることが何よりも嫌いだ。
小型犬が吠える度に、メルは胸をううっと持ち上げ、わたしたちは気が気でない。
優雅なお茶の時間どころではなかった。

わたしたちがリラックスできたのは、
その翌日に偶然見つけた中軽井沢の「チェルシーズガーデンカフェ」である。
「スリードッグベーカリー」や「ドッグデプト」のような
チェーン展開のお店のつるんとした感じは、個人的にはあまり好みではない。
その点ここは、カフェマニアのセンサーがぴぴっと働いて、
引き寄せられるように入って行った場所である。
チェルシーというぐらいだから、イギリスでよく見かける一軒家風、
私の中の紅茶好きのセンサーも、ぴこぴこと動いた。
外のテラスは、木立に囲まれて、小鳥のさえずりが耳に優しい。
でも、
これこれ、こういうのを求めていたのよね、と喜んでいるのはわたしだけだ。
結局のところ、犬にカフェは必要ないし、
人間だって気を張りつめながらお茶を飲むよりは、
のんびり軽井沢の自然の中を犬と散歩する方が楽しいはずだ。
それでも、メルは生まれて初めて目にする「犬用のケーキ」は相当気に入ったようだった。
素材はおもに野菜で、甘みはもちろん入っていない。
とにかく、ぺろり、と食べてしまった。
ただ、上に乗っていた飾り切りのにんじんだけは、
つついているだけでとうとう残してしまったけれど。

先日、山谷にある宣教師事務所に行ったときに、
浅草の言問橋近くに、教会が営むカフェができて、それがいい雰囲気だ、という話を聞いた。
ちょうど車で来ていたので、寄り道して訪ねてみた。
元は何かの事務所か工場だったらしく、
1階の倉庫をカフェに改装して、2階を会堂として利用しているようだった。
家具は持ち寄り風、細部までおしゃれというわけではないけれど、
全体のざっくりした雰囲気が心地よい。
倉庫だったということで、天井がそこそこに高く、がらんとした特有の抜け感がある。
あ、いいねぇ。しかも、有機コーヒーが一杯250円。
カップ持参だと割り引きもあるらしい。
ご近所住まいらしいスタッフの女性に、
早速、自己紹介をして、カフェ開業の顛末なんかを教えてもらう。
オープン時に配ったというチラシを見せてもらうと、
やや、箱の中に黒いレトリバーが入っているではないか。
「犬もいいんですか?」とわたし。
「もちろんです」と彼女。犬の飼い主さんでもあるらしい。
「どんな大きさでも?」と念を押す。本当はボーダーコリーでもいいですか、と聞きたいところだったけど。
「もちろんです」と彼女。

浅草にドックカフェを見つけた。しかも教会カフェ。うれしい。
お休みの日、白髭橋から隅田川沿いをメルと歩いて、ここに来たら楽しいだろうな。
でも、実際に行くことはたぶんないだろう。
軽井沢以来、カフェに行きたいのは人間だけで、
メルは行きたくないのだと知っているから。
それでも、近くにメルと行けるカフェがあると思うだけで、
犬の飼い主としてはなんだか心強いのである。

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倉庫を改装したカフェ「ライトハウス」。
2階は教会として使っているそうです。
先生はガーナの人、インターナショナルチャーチだけあって、
ゴスペルや英会話教室が賑やかに開催されているそうです。楽しそう!
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by Annes_Tea | 2009-09-19 14:08 | まちを歩く
秋、新しくする


メルのガールフレンドが教会の庭まで遊びに来てくれました。人間たちは、ガーデンチェアに座って、お茶を飲みながら、ほっこり。念願のドッグカフェ開催と言えるのかな?
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ただいま、と言うのもおかしいのだけど、そんな気分なのである。
ようやくブログに戻ってきた。
暮らしの時間のねじをまき、
自己流のサマータイムで過ごした8月だった。
新しい月に入って、それも終わり。
今週から再びふだん通りの暮らしが始まった。
でも、夫の学校の仕事はこれからなので、
わがやにはまだ、夏休みの余韻がうっすらと漂っている。
みなさんは、いかがですか?

8月から始めたピラティスが、毎日続いている。
夜、体のすみずみまで動かしてから眠りにつく。
そのせいだろうか。寝覚めがいいのだ、このところ。
ゆるいのに、整っていく、この感じが合っているのかな。
と言っても、教室に通うほどの気概はなく、
DVDを見ながら行う「おうちピラティス」なんですけどね。
固まっていたからだのパーツが、少しずつほぐれて、
体の中心軸がしっかりしていくような感覚なのだ。
ピラティス用語では、「コア」を鍛えると言うらしい。
ヨガとは違って、
あくまで身体のトレーニングであるところも安心材料だ。
ただし、ダイエット効果のほどは、まだまだ。
目で見て結果がわかるまでには、しぱらく時間がかかりそうだ。

日増しに深まる秋の気配のせいか、
意図したわけでもないのに、
何かを始めたり、何かを変えてみたり、ということが続いている。
たとえば、美容院を変える。
10年使い続けてきた化粧品を変える。
クリーニング屋を変える(つもり)。
あるいは、新しい歯医者を見つけたり。
こんなささやかなことでも、
それぞれになんとなくしっくりしない思いが降り積もっていくと、
暮らしの「コア」がずれていくような不自由さがある。
なるべく地元の商店を応援したいと思ってはいる。
でも、いざ見つけようとすると難しい。
共感できる思いと信頼できる技術を求めてみると、
値段に問題があったりする。
なにより、続けられるものでなくては、どんなものでも結果は出ないわけだし。

そういえば、
聖書を読むときに使うデボーションのノートも新調した。
朝、聖書を楽しんで(これが大切)読み、
夜、ピラティスで締めくくる。(もちろんお祈りも!)
まずはこのサイクルを新たな気持ちで続けていき、
内外ともに「コア」を鍛えるのが課題となりそうな秋だ。
そうそう、メルの散歩にも真面目に行かないとね。


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この夏は、あちこちでカメに出会いました。カメと目が合う!
これはメアリー・ブレア展に行くついでに立ち寄った清澄白河庭園のカメです。以前行ったときよりも、カメがものすごく増えていたような。大丈夫かな?

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深川では案山子にも会いました。この秋、深川商店街にアートな案山子がずらりと並ぶそうですよ。

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こちらは倉敷のアイビースクエアに生息しているカメです。倉敷の美観地区に流れる時間のゆるさは、この夏のわたしの気分にしっくりきました。

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by Annes_Tea | 2009-09-02 12:19 | 牧師館で暮らす
たまには隅田川に犬の散歩へ
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いつもと違うルートを選んで、“ゆる散歩”に繰り出した。
夫がいないと、家事が楽になる。
部屋は汚れないし、洗濯物も減る。
食事はありあわせの野菜で済ませてしまう。
浮いた時間を使って、メルと少しだけ遠出をするというのは、
留守番の愉しみでもあるのだ。

たとえば荒川ならば、北千住方面へさらに進む。
河川敷の幅が広がって見通しがよくなり、日差しも明るい。
反対に小菅方面へ向かうと、少々暗い感じはするものの、
ビオトープがあって、トンボたちに出会う。
隅田川沿いを浅草まで歩くルートも楽しい。
ただし、道幅が狭いので、ボーダコリーには危険がいっぱいだ。
いつも以上に気を張って歩かなくてはならない。
同じボーダー仲間のひとりが、
「ボーダーコリーをここで飼えるのは、荒川河川敷があってこそ」
と言っていたが、その気持ちはわかる。
荒川があって、本当によかった。
そうでなければ、今ごろボーダーに必要な運動量の多さに、
日々、悩まされていたことだろう。

ありがとう、荒川。
でも、今回はゆる散歩が目的なので、
あまりに日常的な荒川を離れて、隅田川を歩くことにした。
目指すのは、浅草とは反対方面にある都立汐入公園である。
できたばかりのころはよく利用したのだが、
マンション暮らしの小型犬たちが続々と増えるにつれて、
すっかり足が遠のいてしまった。
おまけに、走れそうな芝生広場には、子どもの遊具もある。
つまり、どらちを向いても、
ボーダーの本能を引き出してしまう条件がそろっている。
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それでも、場所さえ選べば、メルとの散歩は快適にできる。
川面にいちばん近いコースは、たいてい無人なのである。
たとえそこを歩いている人がいたとしても、
日中に見かけるのは野外生活者のオジサンたち。
川沿いに住むのはルール違反だけど、ある意味では先住の人たちとも言えるのかしら?
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この公園を隅々まで歩いてみると、
地面に高低をつけて、特に人が憩うスペースからは、
対岸にあるブルーシートのおうちが、うまく見えない作りになっているのがわかる。
そこにたたずめば、広がる緑と空に囲まれるのだ。
マンションの向きや作りについても、
ベランダから見える景色をうまく選んでいるようである。

汐入公園から始まる隅田川の向こうのまちは、この先も開発が続くようだ。
ここに来る度に、東京のまちづくりって何かな、なんて少しだけ考えされられる。
まあ、こんな風にまちを再認識することこそ、旅の醍醐味なわけで、
ゆる散歩の目的は果たせたのかな。

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まち歩きのツアーを行うときには、隅田川をはさんで、墨田区と足立区をつなぐこの橋から両岸の風景を見てもらうことにしています。ブルーシートのおうちが立ち並ぶ墨田区側と、新しいマンション群の立ち並ぶ足立区側の対照的な風景に、今という時代が表れているように思うからです。

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こちらは墨田区側の景色。
対岸に汐入公園ができて、ブルーシートのおうちは強制撤去が続いたそうです。以前は、ここにびっしりと並んでいましたが、今はこの通り。まちの美化のためには、よいことだと思います。ただし、ここより下流になっていくと、再びおうちは増えていきます。ただの空間移動ですね、これでは。最近の傾向としては、家はさらに大きく、きれいな四角形になっており、こうなると「ホーム」が「レス」という言い方は合いません。東京都がホームレス支援で力を入れているのは、都営住宅に月3000円ほどの家賃で住居させる、というものだそうです。でも、実際には入りたがらない人が多いのが実情なのだと、NPOの職員さんが教えてくれました。

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こちらは汐入公園側です。隅田川に沿ってビオトープが設けられています。メルは葦の中を何度ものぞき込んでいました。何かいるのかな?



 
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でも、対岸のきれいな景色が見えるのは、川向こうと言われるわたしたちのまち側からなんですよね。整備された足立区側から見えるのは、昔ながらのすみだ。(左) 綾瀬橋のところには、こんな造船所がまだ残っています。この辺りには、馬を飼っている人がいるという話も聞いたことがあります。


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by Annes_Tea | 2009-08-15 23:16 | まちを歩く
犬の影踏み
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朝、メルの散歩に30分出遅れて、
荒川土手に着いたときにはすでにかんかん照りだった。
久しぶりの快晴なのだ。
シーツも枕も何もかも洗濯してから出かけようとしたのが敗因だ。
最初はご機嫌だったメルは、
ボール遊びで大周りを数回しただけで、
ぽろん、とボールを放してしまった。暑くてやっていられないのだ。
広い河川敷には、犬も人もだれもいない。
酔狂だよね、こんな暑い時間に、イギリスの犬と散歩に来るなんて。
それでも、ボーダーコリーには運動が必要だと思うものだから、
そのまま帰る気にもなれない。
せめていつもの木まで歩いてUターンしようと思っていたら、
メルは途中で、勝手にコースを外れて、階段へと向かった。
はいはい、帰りたいのね。
今週はメルと二人暮らし。
メル散歩を夫から託されたのに、ほんと、申し訳ない。

帰り道は、アスファルトの照り返しが厳しくて、メルの肉球が心配になった。
最近、雨続きで、夏の本格的な暑さというものを忘れかけていたような気がする。
それとも、会堂のリフォームで新しくしたエアコンの性能があまりによくて、恵みボケしちゃったかなぁ。
そういえば、東京の夏は暑いのだっけ。
メルがいつになく、道路の際というか、
ほとんど人の家とも言えるようなところを選んで歩く。
何ごとかと思っていると、影踏みをしているのだった。
建物が作り出す日影に入ると、ほんの一瞬、ひんやりする。

気をつけて見てみると、下町の家屋はひさしの幅が狭い。
古い、昔ながらの木造家屋が、
おしるし程度の日影を、わたしたちに心ばかり提供してくれる。
簾をかけて中は見えないとはいえ、
玄関を開けっ放しにしている家が、
今の時代、東京という場所にいくらもあるのは、さすが下町だ。
開いた玄関からかすかにもれ聞こえる暮らしの音に、
気持ちだけはふと涼やかになる。

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by Annes_Tea | 2009-08-13 10:29 | ボーダーコリーのメル
花火見物、地元スタイル

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隅田川の花火を見た回数も、5本の指では足りなくなってきた。
下町育ちの夫は、見ても見なくてもという風だが、
わたしはせっかくなら見たいという気持ちの方がまだ強い。
ただ、混雑した浅草まで行こうとは思わなくなった。

自転車で見物に行くのが、わがやのスタイルだ。
たとえば、今戸。南千住はちょっとした穴場。向島もなかなかだ。
でも、今年はもっと手を抜いて、メルの散歩のついでに見物するつもりだった。

土曜日の夕方、会堂でピアノの練習をしていたら、
自転車に乗った人たちが教会の前を大勢通り過ぎていくのが見えた。
浴衣姿の人たちも、一人や二人ではない。
ああ、始まるのか。
どどーん。一発目の音がした。
メルの散歩に行く時間はもう過ぎている。
でも、今夜はあと少しだけ待つつもりだ。
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夜7時、待ちわびて気も狂わんばかりのメルにリードをつける。
水戸街道へ向かう人たちとは反対に、荒川土手へとルートをとる。
土手に着くと、先客が思い思いの場所にちらばっている。
ここからは、ビルとビルの谷間から見るしかない。
それでも土手のいちばん高いところならば、だいたいどこからでも大丈夫だ。

夫は土手の下まで降りて、メルと遊んでいると言う。
わたしひとり、ビュースポットを探す。
歩いていると、見慣れたボーダーさんを見つけた。
会えばおやつをあげる仲なので、
ボーダーさんが遠慮がちに近づいて、わたしの指先をじっと見つめる。
なあんだ、何にも持っていないのね。
と言わんばかりに、そのボーダーさんはすぐさま向きを変えて、
飼い主のところへ戻る。

ボーダーさんの飼い主も昔からの下町の人だから、
三、四発花火が打ち上げられると、
「もういいや、帰ろう」と言って立ち去った。
根っからの地元の人たちにとってみれば、
昔はどこからでもよく見えたのに、世知辛いなあ、ということかもしれない。
毎年、花火見物を売り文句にしたようなマンションが増え続けている。
さらに高く、もっと高く。
これはバベルの塔以来、人間の変わらない望みなのだ。
去年は家から見えたはずの花火が、
今年は見えないね、なんて話もよく聞く。
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30分は見ていただろうか。
気がつくと、夫とメルの姿がない。
携帯電話を忘れたので、真っ暗な土手の端から端まで歩いて探す。
あれかな、と思って、
メル、メル、メールー、と叫ぶと、
暗闇から、びゅんと元気なかたまりがすっ飛んで来た。

メルは花火を見ない。
メルが好きなのは、ボールとわたしたちだ。
ごめん、ごめん。しばし花火は忘れるから。
ボールを投げると、メルは大きくしっぽを揺らしてかぶりつく。
夜風が心地よい。
夏には夜の散歩もいいね、メル。

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by Annes_Tea | 2009-07-27 11:28 | まちを歩く


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