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下町すみだ牧師館暮らし牧師の奥さん&文筆家・宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


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墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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オリーブの木が実をつけた
オリーブの木が実をつけた_e0165236_2351415.jpg


オリーブの木が数年ぶりに実をつけた。
大きなテラコッタなので、動かしたくとも動かせず、
牧師館の窓の下に置きっぱなしの鉢植えだ。
窓の下には、大小2本のオリーブの木が並んでいる。
最初に買ったのは小さな方で、
花屋で苗木を見つけたときに、安い、ほしい、と大喜びして、ほとんど衝動的に買ってしまった。
実をつけるには、違った2種類の木が必要だと教えてもらい、
思いきって大きなオリーブの木を後から買い足した。
じつはこれ、わがやの記念樹である。
結婚1周年を迎えたときに、夫と二人で選んだのだ。

結婚して最初の1年は、
今思い出しても身震いするほどすさまじい日々だった。
なにしろ、当時の教会といえば、庭は荒れ放題、牧師館はほとんど物置と化し、
近隣の子どもたちから、「お化け屋敷」という不名誉なあだ名まで頂戴していた。
大げさではなく牧師館には、
わたし一人が入り込めるスペースもないような状態だったのだ。
結婚生活を始めるためには、とにかく脇目もふらずに片付け続けるしかなかった。

床の根太が腐り、これではあまりにも危険だとわかって、
結局はリフォームをすることになったものの、これも最初の話し合いのとろで何度も頓挫。
半年も通い婚を続けるわたしたちに、周りの人たちはさんざんやきもきしたらしい。
そんな新婚時代に身につけたのは、料理よりも掃除の腕である。
今思うと、きっと、記念樹でも買わずにはいられない心境だったのだ。

じつを言うと、この記念樹を枯らしてしまったことがある。
原因は水枯れか肥料不足かよくわからない。
ただ、手抜きをしていたのは確かだ。
教会の庭の手入れだけで手一杯で、
奥まった牧師館の庭は、通年、椎の木の枯れ葉と雑草で埋まっている。

記念樹、しかも聖書と深いつながりのあるオリーブの木が枯れるのは、
なんともいやな気分である。
ごめんね、オリーブくん。
とにかく、ふたまわり大きな鉢に、ふかふかの土を入れて植えかえ、
水やりを怠らずに世話を続けた。
3年ほど前、棒切れのようになっていた枝に、
小さな蕾が芽生え、少しずつ緑の葉をつけ始め、そうして息を吹き返した。

でも、オリーブの実を見つけたのは夫なのである。
毎朝水やりをしているのはわたしなのに、
ちゃんと見てなかったなぁ、とまたしても反省。
庭の草木にえこひいきはなしだよね。
ちゃんと会話しなくちゃ。

オリーブの木が実をつけた_e0165236_23515680.jpg

こちらは今日のいただきもの。有機栽培のにんじんは、まるで果物のような甘さ !

by Annes_Tea | 2009-08-12 00:02 | 日々の庭と花
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