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下町すみだ牧師館暮らし牧師の奥さん&文筆家・宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


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「大人のための子どもの本の読書会」
墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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美容師さんとうまくつきあうには?
美容師さんとうまくつきあうには?_e0165236_023995.jpg

かかりつけの動物病院では、
シャンプー台をセルフで貸し出ししているので、
風呂場が古くて問題ありの我が家では助かっています。
シャンプーとなると、いつも固まってしまうメル。
まずはよくブラシをかけてから、全身をぬらします。


昨年、美容院を変えた。
3回目のおつきあいになった時、
「今日からは会員価格になりますよ」と鏡越しに美容師さんが言う。
1000円近くも安くなるのだから、かなりお得だ。
2回目の時には、
ヘッドスパのサービスをしてくれた。
30分かけて頭皮のすみずみまで電動ブラシで洗っていく。
きっとわたし、
メルが日なたでブラシをかけてもらっている時のあの顔をしてるに違いない。
お腹を見せて、ああ、至福っていう。
同じ美容院で働いていた仲間たちと立ち上げた店だけあって、
リピーターになってもらうための小さなサービスがよく考えられている。

「3回」というところに興味をひかれた。
「やはり、3回目が勝負ですか?」
「そうなんです」
新規のお客さんでも、2回目まではたいてい来てくれるそうだ。
でも、3回目につながらなかった時、
その原因を思い巡らしては、反省したり、落ち込んだり。
「満足していただけなかったのはどうしてだろうって」と彼女。
「結局は、相性だったりますよね」とわたし。
結婚して、地元で美容院を探し始めた時、
なるべく続けて同じ店に行きたいと思ってきたのだが、
ここ何年も、ほぼ2年サイクルで移動している。
そう。結局、相性というか、出会いというか。

もうこんなざっくばらんな話ができるのは、
前回、簡単な自己紹介をお互いに済ませたからだ。
彼女の実家にいる犬のこと、こちらはメルのこと。
互いの家族のこと、仕事のこと。
そうしてわたしが牧師の奥さんであることも。
ちょうどクリスマスの忙しさが始まる前だったので、
教会のクリスマスイベントの話もした。
たぶん、彼女とはこれから長い付き合いになると感じたから。
美容師さんと客として、また人と人として。

美容師さんとうまくつきあうには?_e0165236_02509.jpg


洗う時は、手とブラシを使って、
すみずみまでごしごし。

地元で美容院探しをする中で、
わたしは話の内容を慎重に選ぶようになった。
仕事を聞かれたり、家族構成を聞かれたり、
何度か通ううちに、そんなことが起きるわけだが、
さて、どの「わたし」でいこうか、と考えてしまう。
牧師の奥さん、教える仕事と書く仕事、
途中には3年間の学生生活も送ってきた主婦である。
比重はその都度、くるくる変わる。
ふだんは、聞かれたらそのまんま、ざっくばらんに話す方なのだが、
牧師の奥さんと言うべきかどうか、特に迷う。
ひとつには、
この店に通わなくなったら、
教会のことまで印象を悪くされるかも、
なんて考え過ぎの心理が働いてしまうせいだ。
もうひとつは、
美容院は日常を脱出して過ごす時間だから、
「ノーネーム」になってリフレッシュしたいと思うからだ。
できれば、おしゃべりなし。
寡黙な人となって椅子に座り込んでぼんやりしていたい。
新しく出会った美容師さんは、
沈黙とやりとりのさじ加減がほどよい。
日ごろの疲れがほろほろ解けるうちに、
鏡の中でしぼんで見えたわたしが少しずつ整えられていく。

美容師さんとうまくつきあうには?_e0165236_0312.jpg


洗い流し方が下手だと、
途中でブルブルっとやられてこちらもびしょ濡れ。


おもしろいことに、
3回目のこの日も、わたしの鏡の前には、
雑誌の「Domani」が置かれた。
「女性自身」なんかが置かれるよりはずっと嬉しいのだけど、
この手のファッション誌は、すっかり卒業している。
ぱらぱらめくるとまぶしくて目眩がしそうだ。
以前通っていた美容院では、
毎回、宝島社から出しているような、
ストリートっぽいファッション誌が置かれた。
おへそを出したり、エクステをつけたり、山盛りのマスカラテクなど、
こちらはもっと読まない。
だいいち、世代が違い過ぎるでしょう。
なぜかな?
ううむ。考えられるのは、わたしのファッションだ。
以前の美容院では、家仕事の合間に、
ジーンズで行くことが多かったが、
新しい美容院は、先生稼業のスーツで行くことが続いたので
少しだけ「Domani」が入っていたのかもしれない。
見てるんですね、美容師さんは洋服を。
そうして、微妙な年齢の客には、
実年齢より若目の雑誌を選ぶのがテクニックだったりして。
でもね、奥さんとしては、
「オレンジページ」かなんかでレシピのアイデアを仕入れたいのが本音である。
あ、でも、これでは日常を離れてリフレッシュとはいかないか。
気分としては、「天然生活」や「日々」あたりで寛ぎたい。
それならカフェに行けば? という話であるが。

ついでながら、
一度だけ、初回で「散歩の達人」を置かれたことがある。
初対面で、まち歩き好きなことを見抜かれたのならすごいけど。


美容師さんとうまくつきあうには?_e0165236_031016.jpg


最後は顔をやさしくタオルで洗います。
あとは流せばおしまい。お疲れさま。



by Annes_Tea | 2010-02-01 00:17 | 牧師館で暮らす
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