下町すみだ牧師館暮らし文筆家、宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
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宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


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「大人のための子どもの本の読書会」
墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
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『モモ』、時間泥棒に奪われた日曜日の朝
e0165236_2346503.jpg震災時の物不足のときに、とりあえずにと買った薄力粉と強力粉。そろそろ使わねばと思い立ち、ケンタ風のホットピスケットを焼きました。素朴な焼き上がり。


日曜日の朝、聖餐式のジュースが足りないことに気付き、
朝一番で近くのスーパーまで行った。
朝は礼拝があるので、これはめったにないこと。

すでに駐車場には自転車がびっしりと並んでいた。
え、こんな朝早くから?
理由は、日曜恒例朝市のためのようだ。
朝市といっても、産直野菜が来るわけではなく、
いわゆるタイムサービス。安売り。
たまごコーナーには列ができており(一人一個)、
黙々と忙しげにカートを押す人たちの顔は一様に必死。
文字通り殺気立った雰囲気なのだ。

なんと、なんと。
日曜日の朝のご近所は、こんなことになっていたのか。
レジにも列。
いちばん少ないところを選んで並んだ瞬間、
横から猛烈な勢いで女性が割り込んできた。
あまりのことに、
思わず「うわあ」と声を上げてしまったわたし。
女性はもちろん何食わぬ顔でわたしの前に並ぶ。
なんだか悲しくなって、
わたしは隣の列に並びかえた。
結局、わたしのレジの方が進みが早く、
その女性よりも先に会計を済ませることができた。
だからといって、嬉しい気持ちにはなれない。
別世界に来たようだった。

教会に戻ると、落ち着いた静けさに満ちていた。
どちらが現実なのか。

こんなことを強く感じたのは、
時間泥棒から奪われた時間を取り戻す女の子の話
『モモ』を読んだばかりだったからかもしれない。

都会には知らないうちに灰色の男が入り込み、
人々は自分の持ち時間を奪われ、
子どもまでもが日々忙しく過ごすようになっていく。
著者のエンデが書きたかったことを
これから読書会までにじっくり考えてみようと思っている。

この日は、入院されている方が一時帰宅中とかで、
礼拝の途中に現れるという嬉しいサプライズ。
聖餐式が終わると、
みな、その人が来られたことに喜びを感じているのがわかる。
ことばをかけたり、
肩をたたいたり、
何かを紙に書いて手渡す人もいる。
みな自分なりに優しさを表しているのを見ると、
あ、教会の交わりっていいな、とあらためて思う。
わたしにできることは?
車で送ってくださる方のご奉仕が終わるまで、
その方が入院しながら考えたあれこれの話をひたすら聞かせていただいた。
これもモモの影響か?

その方はまた病院に戻られたけれど、
帰り際、「本当に教会があってよかった」と言って笑った。

日曜日の朝、こんな光景もあるのだと、
まちの人たちに知ってもらいたいな。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

ミヒャエル・エンデ / 岩波書店


10月の読書会のお知らせはここ↓
e0165236_23495533.jpg

10月22日の「ふるほん日和」では、向島こひつじ書房の屋号でこすみ図書さんと一緒に紙芝居を読んだり、ブックツリーというプロジェクトもやりますよ。遊びにおいで下さい。スカイツリーのすぐそば。

そうそう。もうひとつ。
同じ日には、わたしも関わらせていただいている一箱本送り隊で塩竈にて被災地支援のブックイベントが開かれます。こちらはバスツアーも出ますのでご興味あればぜひ。わたしは残念ながら向島にいますので参加できません。
↓一箱本送り隊・塩竈ブックエイド

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by Annes_Tea | 2011-10-02 23:53 | 向島こひつじ書房の本棚 | Comments(9)
Commented by ミルトス at 2011-10-03 10:58 x
『モモ』、楽しみですね。
朝は悲しい体験をされましたね。でも、入院中の信者さんさんが礼拝に来られたのは嬉しい出来事でしたね。
うちの教会でも、先日の台風で床上浸水されたお家の方達が昨日の礼拝でようやく揃いました。中には今回、自分の家が被害を受けたことを「神さまが(私を)怒られた」と受け止める方もいて、「そんな風に考えない方がいいよ」と背中を撫でるしかできませんでしたが、でも、皆が神さまの元に戻って来れて本当に良かったと思いました。
子ども達の目線の高さに十字架の形の窓!とっても素敵ですね。
Commented by Annes_Tea at 2011-10-03 17:51
ミルトスさん、いつもありがとうございます。そちらの教会の方々、やはり大変な中にいらしたのですね。台風の時、和歌山のことが気になって祈りました。でも、みなさんが戻って来られたとのこと、何よりも嬉しいことですよね。

そうです! いよいよモモ。20年ぶりに読みました。あらすじはわかっていても、わくわくして一気読みでした。10月はどこも本のイベントが盛ん。いよいよ読書会の季節かなぁ、と新しい参加者が来られることを楽しみにしているところです。ぜひミルトスさんも、ブログで参加してくださいませ。
Commented by ミルトス at 2011-10-04 16:46 x
お祈りをありがとうございました。お陰様で私自身も教会もそれほど被害は受けませんでした。ただしばらく断水したのと、インターネットに繋がらなかったくらいで。教会員にも亡くなる方とかはいなかったので。
一番心配だったのは、一人暮らしのご婦人で心細さもあったとは思いますが、被害にあったのは神さまが私をお怒りになったためだと受け取られたことでした。それまで礼拝も水曜の祈り会もかかさず来られていた方でしたが来られなくなって。でも、祈りつつ待っていて良かったです。この前の日曜はご自分から来られましたから。
祈りは聴かれますね。
Commented by Annes_Tea at 2011-10-04 21:14
まったくその通りですよね。祈りは聴かれる!! 災害の多い年、祈れることの身を思い、しみじみと感謝に溢れます。
Commented by けろちゃん at 2011-10-05 14:38 x
あら!!ホットビスケットすてき!! いいな!! もしかして、こういう感じのを聖餐式に作られているのでしょうか? 

日曜の朝の大セール、それは大変でしたね!!
私は礼拝日以外だと、けっこうそういうのに参加しちゃう(笑)ほうなんですが、生活かかってる感満載の鬼気迫るお顔を連発で見ちゃうと、「ほんと、教会に来てのんびりせんかなあ」と思います。
教会はそういう意味でも、別世界的な部分があってよいのかも、とも。

ただ、そういう場所でもふと知り合いができたりするのも一興。笑。「あら!!教会の奥さんたら、生活かかってるわねえ!」と近所のおばちゃんと笑いあうとまた楽しい展開があるかもですよ~(*^_^*) ええと、たとえば「教会おばちゃん部」とか?かな。目が血走ってるおばちゃんも、なごめちゃう教会をお互い目指しましょうねえ!!
Commented by ふりーじあ at 2011-10-09 00:32 x
初めまして!「聖餐式・ぶどうジュース」で検索していたら、数年前のOさんのぶどう漬け?の記事にたどり着きました^^
。(私たちの教会で使っているブドウジュースの生産者さんが、この度の地震で亡くなられたようで、どこかいい所はないかと探していたのです…)
私も茨城県で牧師の妻をしてます。日曜は、ほぼ一日教会から出ることがないので、時々時間が空いて、スーパーとか行くと、人の多さにびっくりしたりします。
Commented by Annes_Tea at 2011-10-09 22:07
ふりーじあさん、はじめまして。ぶどうジュースを手作りされているのですね。記事に書いたいただきものは、大変重宝しましたが、発酵が進み、「お酒?」とびっくりした子どもがいました。今は市販のジュースを使っています。

せっかくおいで下さったので、私も今、ふりーじあさんのブログを訪ねてみました。同労とは、嬉しいです。最近、このコメント欄が、牧師の奥さんたちでにぎわっています♪ 茨城ですと、まだ何かと大変なこともあるかと思いますが、覚えてお祈りさせていただきますね。

ぜひまた遊びにおいでください。
Commented by ふりーじあ at 2011-10-12 01:23 x
お祈りありがとうございます!茨城のひたちなか市というところで、地震での人的被害はほとんどなかったのですが、教会も含め建物の被害は少なからずあって、今も教会の鐘を直しているところです^^
ちなみにブドウジュースは作ってないです~家庭の主婦としてご飯を作るだけでいっぱいいっぱいなので、色々と手作りできる方は尊敬です(笑)
牧師の奥様と会う機会はそんなにないのでうれしいです♪宜しくお願いします。
Commented by Annes_Tea at 2011-10-12 22:12
ふりーじあさん、手作りではないとうかがい、じつはほっ。知り合いの教会はみな手作りなので、手抜きでごめんね、と思っていたものでしたから。品種はベリーAがよいと聞いたことがありますが、本当ですかね。作ることより、置く場所がないのが大問題だったりするのですが。なにしろ大きい、重い・・・。

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