下町すみだ牧師館暮らし文筆家、宮葉子のブログ             
by Annes_Tea
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
宮 葉子 yoko miya
文筆家+牧師の奥さん


参加者常時募集中!
「大人のための子どもの本の読書会」
墨田区のふたつの拠点を中心に、子どもの本のロングセラーを読むゆるやかなサードプレイス。幅広い年代が参加されています。


つながる・祈る・分かち合う「pray&hopeプロジェクト」を主宰。月に一度、女性たちの集まりをもっています。
○詳細はここから



055.gif
メールは以下のアドレスに★を@に変えてお送りください。

booksheepbook☆
gmail.com


牧師館の住人たち
(profile)


   わたし

 ゴエモン先生

   メル

墨田聖書教会Blog








文章・画像・イラストの無断転載は禁止です。引用の際には必ずご連絡ください。
外部リンク
検索
お手製ぶどうジュース


e0165236_2335718.jpg
                ↑さて、これは何でしょう?


ある日、食卓の上に大きな広口ビンが、存在感たっぷりにのっていた。試しに持ってみると、重いのなんの。力をこめてふたを開ける。果実の甘酸っぱい香りが、鼻をついた。ぶどうだ。でも、いったいだれが、何のために?

夫が帰ってきてなぞが解けた。近くに住むOさんが持ってきてくれたという。Oさんは、数年前、韓国から来日し、家族で韓国料理店を営んでいる。ふだんは韓国人教会に通っているが、近所のよしみで、お店のおかずを持って訪ねてくれることがある。Oさんのサムゲタンは、やさしくて滋味に溢れ、寒い季節には恋しくなる味だ。

これもお店の特製なんとかドリンクかと思ったら、教会の聖餐式で使うぶどうジュースなのだという。韓国の教会では、ぶどうを砂糖につけて発酵させ、こんな風に保存ビンに入れて何年も使い続けるところが多いという。このぶどうジュースは3年もの。どうりで、一瞬、くらりとしたはずだ。ジュースというより、かぎりなくビネガーに近い香りだ。それにしても、いったいどこに置いたらいいのだろう。わがやのシンク下しか置き場所が見つからない。いやあ、嬉しいけれどかさばる・・・。

e0165236_2361668.jpg



今日は礼拝の後、月に一度の聖餐式だったので、Oさんのぶどうジュースの出番となった。多くのプロテスタントの教会では、礼拝の中で儀式的なことはしないが、唯一、聖餐式だけは、聖書に記述のある通りに行なわれる。ひとかけらのパンをいただくのは、キリストが十字架でさかれた肉体を思い、ぶどう酒(普通はジュースで代用)をいただくのは十字架でわたしたちのために流された血を思ってのこと。聖餐式は、洗礼を受けていれば基本的にはだれでも参加できる。以前、パリ郊外の日本人教会で、旅人に過ぎないわたしも快く参加させていただき、感激したことがあった。外国の教会で受ける聖餐式はより非日常的なせいか、へんに高揚してしまい、涙があふれてしかたなかった。

Oさんのジュースは、水とのブレンドが難しい。ぶどうの原液なので、そのままでは舌がどうにかなりそうなほど甘い。薄めすぎると不評だ。水を控え過ぎて失敗したこともある。ご両親の里帰りでうちの教会の聖餐式に出席した小学生が、「ママ、これってお酒?」とびっくりしたように隣の母親にささやいているのを聞いてしまった。

原液と水の割合を2対1くらいにすると落ち着いた味になることが、最近ようやくわかってきた。今日のお味は? うん、大丈夫。用意したジュースを、教会の若い女性が人数分だけ小さなガラスの杯に注ぎ分けてくれる。食パンの白い部分を使って真四角のかけらに切ってきてくれるのは、この働きを20年近くもしてくださっている別の女性だ。教会のバックヤードはいつも女性たちで支えられている。

Oさんのジュースが届くまでは、たいていトロピカーナの100パーセントジュースを使っていた。ジュースそのものに意味があるわけではないので、どこのどんなジュースでもかまわない。洗礼を受けて初めて聖餐式に参加した女性に感想をきくと、「おいしいものなんですね」と言う。その日にかぎって、ウェルチの100パーセントジュースだったのだ。わたしもウェルチが好きだ。これはメルの散歩の通り道にある自動販売機で売っている。ジュースを買い忘れた時、何度かこの販売機に助けられた。Oさんのおかげで、少なくとも1年くらいは、ジュースを買いにいかずにすみそうだ。よかった、よかった。



e0165236_2351733.jpg

                ↑ほんとに重いんです、これ。
[PR]
by Annes_Tea | 2008-12-07 23:18 | お茶と料理、ときどきカフェ | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 少しずつ、少しずつクリスマス リノベーション日記 会津編 >>


ライフログ
カテゴリ
画像一覧
記事ランキング
タグ
最新の記事
以前の記事
その他のジャンル